ゲルぴよ Presents RCD マヨルカ サッカークリニック in JAPAN Supported by 清水エスパルス

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ゲルぴよ Presents RCD マヨルカ サッカークリニック in JAPAN Supported by 清水エスパルス

【🄫S-PULSE】

 『ゲルぴよPresents RCD マヨルカ サッカークリニック in JAPAN Supported by 清水エスパルス』が8月11日、エスパルスのホームIAIスタジアム日本平で開催された。
 
 清水エスパルスはRCDマヨルカと2022年12月に業務提携を結び、今年6月にさらに2年契約延長を発表している。これまで 昨年は森重陽介がマヨルカBチーム、エスパルスユースから矢田龍之介がマヨルカU-19、今年は郡司璃来がマヨルカのBチームへ練習参加するなど、両クラブ間で交流が行われてきた。
 業務提携のきっかけとなったのは、両チームをスポンサードしている、株式会社タイカ。同社が清水区のスタジアムほど近い場所で創業したことから、清水で生まれ育ち、サッカー経験もある現社長鈴木大登氏が清水エスパルスや静岡のため何かしたいという想いから、清水エスパルスと2017年よりパートナー契約を結んでおり、2021年8月よりRCDマヨルカのグローバルメインスポンサーとなっている。2クラブ間の業務提携は、鈴木社長の熱い気持ちで実現した。イベントの冠となっている「ゲルぴよ」は、同社開発のαGELという衝撃を吸収する素材を使ったひよこのキャラクターで、今季よりエスパルスのユニフォームパンツ前面に掲出され、イベントブース出展時はスタジアムでも販売され、人気を博している。

【🄫S-PULSE】

夏休みということで、サッカー経験のある小学生4年生~6年生を対象としたクリニックは応募総数が200名を超え、抽選で選ばれた80名が参加。40名ずつ午前・午後の2回開催された。

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講師は、RCD マヨルカのメソット部ダイレクターのジョアン ロドリゲス氏とU12 ヘッドコーチのマーク タベルナー氏と、エスパルスサッカースクールのコーチ陣。
まずは座学でその日のトレーニング内容であるスクエアパスやロンド(鳥かご)などのやり方を説明し、最後のゲーム形式の時に意識することを解説した。「常に今何が起きているのか、考えながらやって欲しい。何をやらなければいけないのか?その答えはみなさんそれぞれの中にあり、プレーしながら答えを出していくしかありません。ただ、大切なのはルールに従うことより、自分ができるプレーをすること、少しずつでいいから楽しむ努力をしましょう」と呼びかけた。

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実際にピッチでのクリニックが始まっても、大声で指示するのではなく、時折トレーニングを止めて、選手を座らせ、目線を合わせながら、選手たちに「何でパスが通らなかったと思う?理由は?」など、質問を投げかける。最初は緊張してなかなか言葉が出ない子供たちを、粘り強く待ち、対話していた。最後のゲーム形式では選手たちに「ゴールを決めたいから、みんなが前へ前へ行ってしまっている。それも重要だけれど、同じやり方、同じスピードではゴールは奪えないよ。スペースを広げてから前へ行くことも考えてみよう」と楽しむことを目的としながらも、考えてプレーするよう選手へ呼びかけている姿が印象に残った。

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最後に終了証を講師2人が選手全員へ授与し、それぞれのコーチが印象に残った選手2人を選出。RCDマヨルカ選手のサイン入りユニフォームがプレゼントされた。ジョアン氏は「今日は楽しくできました。みなさんに感謝しています。うまくやろうとすること、ミスを恐れることを少しだけ無くすといいと思います。私たちも学ぶことができました。エスパルスとも今後素晴らしい関係が続くことを願っています」と選手へ呼びかけた。

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参加した石上木陽くんは「(いつか)スペインのチームでサッカーがしたくて参加した。超楽しかった」と笑顔を見せた。


初開催となったクリニック開催の理由と今後の展開を強化部の高木純平さんに聞くと「子供たちにスペインの本場の指導を経験してもらいたいとの思いで開催した。今回のクリニックではスペインへつながる出口戦略を設定することは出来ませんでしたが、継続開催できるよう努力しブラッシュアップし、将来クリニック参加者の中から、マヨルカやエスパルスでプレーする選手が出てくることにも期待したい」と語った。クリニック以外にもエスパルスでは育成年代を指導するコーチ陣との交流も実施され、スペインの育成年代における手法や考え方に触れることは、クリニック参加者のみならず、エスパルスとしても大きな学びの場となったようだ。

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著者プロフィール

チーム名の「S-PULSE」は、「サッカー・清水・静岡」の頭文字Sと、サッカーを愛する県民、市民の胸の高鳴りとスピリットを表現するため、英語で「心臓の鼓動」を意味するPULSEを組み合わせて名付けられました。 1993年に「オリジナル10」の一つとしてJリーグ開幕を迎え、クラブの歴史がスタートしました。 こちらのサイトではチームや試合、イベントなど様々な情報をお届けいたします

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