ボッチャ・遠藤裕美が銅メダルを獲得 個人戦女子では日本人初のメダル

チーム・協会

【日本ボッチャ協会】

個人戦では東京大会の杉村に次ぐ2人目、新設の女子クラスでは日本人初となるメダル

フランス・パリにて8月28日に開幕したパリ2024パラリンピック競技大会において、個人戦BC1女子に出場した遠藤裕美選手(福島ボッチャ協会)が銅メダルを獲得しました。パラリンピック初出場の遠藤選手が獲得した銅メダルは、今大会ボッチャ競技では最初のメダルで、これまでのパラリンピックにおけるボッチャ日本代表のメダル獲得数では通算5つ目、個人戦でのメダル獲得は東京2020大会の杉村英孝選手に続き2人目となります。また、個人戦はこれまで男女混合で実施されてきましたが、今大会から男女それぞれのクラスでメダルが競われる形となり、女子クラスでは日本人初のメダル獲得となりました。

遠藤選手 銅メダルへの軌跡

12名の選手で争われたBC1女子個人戦は、3名の選手が4つのプールに分かれて予選グループラウンドが行われ、遠藤選手はプールCを2連勝で首位通過。現地時間8月31日に行われた準々決勝ではDora BASIC選手(クロアチア)に7-0で完勝し、準決勝に進出しました。迎えた9月1日の準決勝では世界ランク2位のYee Ting Jeralyn TAN選手(シンガポール)と対戦。強豪選手の前に1-5で敗れ、決勝進出は逃しましたが、同日行われる3位決定戦に回りました。

プールCに同居し、グループラウンドでは勝利したYushae Desilva-Andrade選手(バミューダ)との再戦となった3位決定戦では、互いに得意とするロングエリア中心での勝負となった戦いの末、遠藤選手の正確なショットが決まり、見事7-0で勝利し、銅メダルを獲得しました。

苦しい場面もあったが、最後まで諦めず

以下、遠藤選手と競技パートナーを務めた母・さとみさんのコメントです。

遠藤裕美選手のコメント
「予選リーグ初戦では逆転勝ちなど、苦しい場面もありましたが、最後まで諦めず、パリの地で試合が出来ました。皆さんの応援が力になりました。応援ありがとうございました。」

遠藤さとみ・競技パートナーのコメント
「初出場で緊張もあり、一戦一戦大事に試合に挑みました。応援が力になりました。ありがとうございました。」

遠藤選手(右)と競技パートナーとして支える母・さとみさん(左) 【日本ボッチャ協会】

ボッチャ競技は、本日9月2日まで個人戦が行われ、9月3日より団体戦が行われます。日本代表火ノ玉JAPANはBC1/2チーム(遠藤裕美・杉村英孝・廣瀬隆喜)、BC3ペア(一戸彩音・有田正行)が表彰台を目指して戦います。
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著者プロフィール

 日本ボッチャ協会は「一緒があたりまえの社会にする」を合言葉に、日本国内の肢体不自由児者を中心とした障がいのある方の競技力向上と、すべての障がいのある方、及び障害がない方に対しても、広く一般的にボッチャの振興と普及を図りボッチャを通じて障がいの有無関係が無いインクルーシブな社会を実現を目指します。更に、より密接に共生することのできるように様々な活動を通じて社会を創造します。  「パラリンピックにおける金メダルの獲得」。そして「ボッチャを国民的スポーツへ」。それが日本ボッチャ協会が掲げるビジョンです。

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