チーム力の底上げ進むボッチャ"火ノ玉JAPAN" BC1女子・遠藤裕美が個人戦でのメダル獲得に挑む
【日本ボッチャ協会】
東京大会金メダルの杉村が準々決勝敗退でも終わらない、火ノ玉JAPANのチーム力
それでも今大会の火ノ玉JAPANのチーム力は確実に上がっている。
前回大会では個人戦でノックアウトラウンドに進出したのは、金メダルを獲得した杉村ただ一人。一方、今大会では4名の選手が準々決勝に駒を進めた。ボッチャ競技では今大会から性別ごとのクラスに分かれ、パリの地で初代女王が決定するが、火ノ玉JAPANではその女子選手たちの勝負強さが目立ち、BC1の遠藤裕美、藤井友里子、BC3の一戸彩音がそれぞれグループラウンドを突破した。
杉村は個人でのパラリンピック連覇こそ逃したがチーム戦での金メダルを目指す 【日本ボッチャ協会】
初代女王が決まるパリ大会で躍動する火ノ玉JAPAN女子選手たち
男子も杉村と共に火ノ玉JAPANの顔として君臨してきたBC2の廣瀬隆喜に加え、22歳でパラリンピック初出場ながら主将を務める内田峻介、電動車椅子サッカーから2017年に転向し、妻でありランプオペレーターの千穂氏と二人三脚でパリへの切符を掴んだ有田正行とそれぞれ実力者が揃い、充実した選手層で世界最高峰の舞台での戦いに挑んだ。内田のパリは個人戦で終了となったが、廣瀬はBC1/2チーム戦、有田はBC3ペア戦にそれぞれ出場予定であり、そちらでの戦いに期待したい。
BC1/2チーム戦では経験豊富な杉村、廣瀬の両選手と悲願の金メダルを狙う 【日本ボッチャ協会】
BC1女子・遠藤裕美がメダル獲得に挑む
特にコートを広く使った「ロングエリア」での勝負を得意とし、自信を持っている遠藤。是非この戦い方にもご注目いただきたい。大会前のインタビューでは「メダル」について明言は避けたものの、虎視眈々と表彰台を狙いパリ入りした遠藤のメダルを賭けた戦いがこのあと始まる。
BC1女子個人戦の3位決定戦は、このあとパリ現地時間の9/1(日)17:00(日本時間24:00)より行われる。
IPCが運営するYouTube「Paralympic Games」(https://www.youtube.com/@paralympics/streams)にてライブ配信予定。
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