【徳島ヴォルティス・プレビュー】四国ダービー 第25節愛媛FC戦に向けて

徳島ヴォルティス
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【©TOKUSHIMA VORTIS】

「良い内容と結果の両方が得られました」(永木 亮太選手)第24節仙台戦では、2-0の完勝。仙台は通常の4バックから3バックに変更し、対策をおこなってきたが、結果はもちろん、内容でも圧倒することができた。
ヴォルティスは6月27日に加入が発表された岩尾 憲選手が、復帰後初出場。
仙台は前線から激しくプレッシャーをかけてきたが、永木選手や岩尾選手らが状況判断しながら相手のプレッシャーをいなし、相手ゴール前に侵入していった。
27分、右コーナーキックの混戦から、最後は内田 航平選手が押し込み先制に成功。

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後半に入ると相手が4バックに変更するも、ヴォルティスが主導権を握りながら試合を進めていく。63分には待望の追加点。左サイドをパスワークで崩すと、柿谷 曜一朗選手の折り返しにエウシーニョ選手がマイナスで合わせ、追加点を奪う。
試合はそのまま終え、結果と内容に手応えを得て、約3週間のリーグ戦中断期間に突入した。
「8月は上位との試合が多く組まれています。中断期間にもっとトレーニングを積んで、今あるベースを高めることに集中するつもりです。そして愛媛とのダービーを含めて、しっかりと乗り切っていきたいです」と増田監督は試合後に言葉を残した。
中断期間中のテーマは「当たり前の基準を上げよう」。何か新しいことに取り組むのではなく、今まで積み上げてきたもののベースのレベルをアップさせようということだった。
梅雨も明け、気温35度を超えるような状況でトレーニングに励み、選手たちは暑さに慣れることもできただろう。
また、中断期間前に加入が発表されていた鈴木 輪太朗 イブラヒーム選手、ターレス選手もチームに馴染み、いい雰囲気でトレーニングに取り組むことができた。また、ジュビロ磐田からボランチやセンターバックを務めることができる鹿沼 直生選手が完全移籍で加入。新たな競争が生まれた。
一方で、これまで21試合出場1得点の橋本 健人選手がアルビレックス新潟へ完全移籍。玄 理吾選手が栃木SCへ、中野 桂太選手がヴァンラーレ八戸、後東 尚輝選手がY.S.C.C.横浜、棚橋 尭士選手がSC相模原、それぞれが期限付き移籍されることが発表された。

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リーグ戦、再開初戦は、愛媛FCとの意地とプライドをかけた四国ダービー。前回対戦はホームで戦い、0-0。ヴォルティスが試合の主導権をが握ったが、1点が遠くドロー決着となった。
そしてニンジニアスタジアムでのダービーは、2020シーズンの第2節以来。3-0で前半をリードしてハーフタイムを迎えるも、後半に4失点し逆転を許した非常に悔しい試合。「自分達にとってはすごく痛い敗戦になりましたが、あれがあったからこそ、あの後優勝までいったのでリンクしている部分が多分にありました。」と当時を岩尾選手が振り返ってくれた。
同じ轍は踏まない。ましてやダービー。負けるわけにはいかない。

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愛媛の現在の順位は勝ち点34で9位。ヴォルティスは勝ち点32位で10位。勝てば順位が入れ替わるだけに、このチャンスをものにしたい。愛媛は天皇杯3回戦でJ1のアビスパ福岡に勝利し、そのメンバーを中心に挑んだリーグ戦の藤枝MYFC戦でも勝ち点3を得て、中断期間に入った。増田監督も「逆に言えば誰が出てくるのか読みづらい部分があります。競争を促してチームとしての底上げをこの中断期間でしてきているんじゃないかというイメージです」と分析する。

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多くの方が、徳島からニンジニアスタジアムに駆け付けることが予想されている。キャプテン・永木選手は「たくさんのサポーターが来てくれると思うし、ダービーでは絶対に勝ちたいという意気込みだと思います。勝って帰ってきたいと思います」と意気込みを語ってくれた。

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ビジター席を埋め尽くそう。
そして、四国ダービー・ウィナーズ・フラッグを持ち帰ろう。

当日はスタジアムでは、グッズ販売やヴォルタくん・ティスちゃんの来場などイベントもたくさん。ぜひスタンドをクラブカラーのヴォルティス インディゴブルーで埋め尽くしましょう。
スタジアムでお越しになることが難しい方は、ぜひDAZNなどで応援をお願いします。

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著者プロフィール

1955年創設、2005年にJリーグに加盟。ヴォルティスはイタリア語で「渦」を意味する「VORTICE」から生まれた造語。鳴門の渦潮にあやかり、パワー、スピード、結束力を備え、観客を興奮の渦に巻き込む想いが込められている。2014年には四国初のJ1昇格。2020年にはJ2初優勝を果たした。

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