日本が決勝でアメリカを下し、女子ソフトボール世界チャンピオンに輝く
【世界野球ソフトボール連盟】
アメリカの投手陣は、スーパーラウンドでは日本を完封したが、決勝戦では日本の打線がKelly Maxwell、Megan Faraimo、Ally Cardaを相手に11安打を放った。
宇津木ヘッドコーチは後藤希友を先発させ、5回を投げ終えたところでベテランの上野由岐子と交代させた。
「このような大事な試合の先発には若い投手が必要でしたが、プレッシャーを感じたり、疲れてしまうかもしれないと思っていました。上野が準備してくれたことで、後藤も私も、みんながリラックスできました。」
「いい準備ができるように、毎日厳しい練習をしています。試合が終わるたびに、最高のコンディションで次の試合に臨むためのルーティンを組んでいます。」とコメントした。
アメリカ打線は初回に後藤相手に1点を先制したが、その後4イニングは追加点を奪えなかった。
「最初の失点は悔やまれます。アウトを取ったとき、目標は1点に抑えることだと自分に言い聞かせました。コントロールとスピンが効いたと思います。」と後藤は勝利の最大の理由について語った。
2019年のWBSC U-19女子ソフトボールワールドカップでアメリカ相手に劇的な敗戦を喫した後藤だが、東京2020オリンピックで日本の優勝に貢献し、その後ワールドゲームズで日本を準優勝へと導いた。
「アメリカとの対戦はいつも特別です。大きな大会では必ず決勝で対戦することになります。今回のワールドカップ決勝戦で対戦することも予想していました。」
「緊張しましたが、ネガティブな意味ではなく、緊張感があって、それがエネルギーになりました。」
上野はアメリカ打線にヒットを許さず、3つの四球を与えただけだった。その結果について、
「それは嬉しいことですが、チームとして素晴らしい結果を残せたと思います。私の個人的なパフォーマンスは、チームワークへの貢献でしかない。チームメイトを一人ずつ祝福したい。」とコメントした。
日本が女子ソフトボール世界選手権優勝するのは2014年以来で、今大会で4度目でとなる。2016年と2018年のWBSC女子ソフトボールワールドカップ、そして2022年のワールドゲームズでは、アメリカに次いで2位だった。
「ソフトボールは2024年オリンピックのプログラムには含まれていません。」「私たちは2028年のロサンゼルス大会を目標としています。今回の勝利は、“日本の”ソフトボール界全体のさらなる努力を後押しするものです。日本には若い選手がたくさんいます。この世界タイトルは彼らに大きな自信を与えることになるでしょう。」宇津木はそう語った。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ