宇津木麗華ヘッドコーチ、WBSC女子ソフトボールワールドカップファイナルステージに向けて日本のスピードと守備を強調

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3度の世界大会優勝と2度のオリンピック金メダル獲得の実力をもつ世界ランキング3位の日本は、7月15日から20日までイタリアのカスティオン・ディ・ストラーダで開催されるWBSC 女子ソフトボールワールドカップ・ファイナルステージ 2024に、輝かしい実績を携えて出場する。そして、12度の世界大会優勝と3度のオリンピック金メダルを誇る世界ランキング1位のアメリカを筆頭とした世界最高峰のチームを前にして、宇津木麗華ヘッドコーチは、日本が2014年以来のタイトルを再び獲得できるよう若いメンバー構成を選択し、新しい才能の育成を目的とした戦略的な転換を図る。
「私たちの強みはスピードと守備です。」と宇津木はWBSCに語り、チームが決勝戦に進出できることを願っていると付け加えた。

アメリカと日本が決勝戦に進出する最有力候補だと予想されている。

「本当にそうなることを願っています。」「どの国も強くなってきているので、我々はベストを尽くすつのみです。」と宇津木はコメントした。
日本は7月15日に世界ランキング10位のオーストラリアと初戦を迎える。その後、7月16日にプエルトリコ(世界ランキング2位)、7月17日にオランダ(8位)と対戦し、スーパーラウンドに進めば宿敵アメリカと対決することになる。

投手陣は、レジェンド上野由岐子、新星の後藤希友、勝股美咲、三輪さくらが揃い堅実だ。捕手の炭谷遥香、切石結女、内野手の石川恭子、川畑瞳、工藤環奈、外野手の川村莉沙、中川彩音らは、 2023年のWBSC 女子ソフトボールワールドカップ・グループテージのグループCで、日本が5勝1敗、カナダにのみに敗れるという好成績を達成するのに貢献した。

2023年のグループCでは、日本は6試合で7本のホームランと14本の二塁打を放ち、打率.408を誇った。先発投手は三輪と後藤、ブルペンには上野と勝股がおり、チーム防御率1.65を記録した。
日本は、約5万人の登録選手を誇る女子ソフトボールの強豪国だ。選手たちは、学生スポーツ、生涯スポーツ(ゴム製のボールを使用)、競技スポーツ(黄色の革のボールを使用)の 3つのレベルでソフトボールを楽しんでいる。競技スポーツとしてのソフトボールには、大学ソフトボール、全日本総合女子ソフトボール選手権大会 (過去76大会開催)、および1968年創設の日本ソフトボールリーグの発展形として2022年に設立された16のプロチームから成るJDリーグが含まれる。

日本はアメリカとの日米対抗ソフトボール の3試合(7月4-8日)の後、カナダ(5位)との強化試合を実施し、第17回女子ソフトボールワールドカップ・ファイナルステージへ向けての準備を完了する。

宇津木ヘッドコーチは1963年に北京で生まれ、1996年に日本に帰化した。日本代表としてプレーし、シドニー2000オリンピック競技大会で銀メダル、アテネ2004で銅メダルを獲得した。2011年からヘッドコーチを務めている。

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著者プロフィール

世界野球ソフトボール連盟(WBSC)はオリンピック首都スイス・ローザンヌの近郊プーリーにに本部をおく野球、ソフトボール、ベースボール5の国際統括団体。6500万人以上にのぼるアスリート競技人口を支え、野球、ソフトボール、ベースボール5の普及・発展を推進している。 WBSCは各国の公式代表チームが出場する国際大会を主催しており、プレミア12、野球ワールドカップ、ソフトボールワールドカップ、ベースボール5、野球・ソフトボールオリンピック予選を世界各地で開催している。

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