【大学ゴルフ】全国女子大学ゴルフ対抗戦 9年ぶり13回目の優勝

日本大学SPORTS
チーム・協会
 大学日本一を決める大会の1つである第61回全国大学ゴルフ対抗戦と第47回全国女子大学ゴルフ対抗戦が6月19日~21日まで苫小牧ゴルフリゾート72エミナゴルフクラブにて行われた。日本大学ゴルフ部女子は初日を2位で終えると、2日目全体トップのスコアで12打差を4打差まで一気に縮め、最終日にその差を逆転。9年ぶり13回目の優勝を掴んだ。最優秀選手に初日からチームを牽引した、ルーキーの倉持凪(国際関係学部1年/開志国際)が選ばれた。
 また、連覇がかかる男子は初日3位から巻き返しを狙うも、スコアを伸ばせず3位で大会を終えた。

【日本大学ゴルフ部】

 近年、各大学のレベルが上がり男女共に群雄割拠の大学ゴルフ界。男子は昨年この大会で8年ぶり36回目の優勝を上げるも、女子は団体での全国大会優勝は4年間遠ざかっている状況であった。春先に行われた関東女子大学春季Aブロック対抗戦ではライバルの東北福祉大に及ばず2位、それでも市村杏(国際関係学部3年/佐久長聖)が最優秀選手となるなど全国優勝に向け機運が高まっていた。

 本大会は6人エントリーの内5人の出場で、上位4名のトータルスコアで順位が決定され、全国の予選を勝ち抜いた10大学がエントリー。(男子は16大学)
 日本大学から市村選手、櫻井梨央選手(国際関係学部3年/明秀日立)、永谷優選手(国際関係学部2年/日大一)、山本瑠奈選手(国際関係学部2年/津田学園)、倉持選手、西澤香那選手(国際関係学部1年/日大櫻丘)の6名がエントリー。
 初日は市村選手、櫻井選手、永谷選手、山本選手、倉持選手の5人が出場した。

 初日を終えトップは素晴らしいスタートを切った東北福祉大、日本大学は2位スタートとなるものの12打差という大きな差をつけられてしまう。
 巻き返しがかかる二日目、永谷選手に代わって1年生の西澤選手が出場。ハーフを終え10打差まで差を縮めると、後半もスコアを伸ばしこの日チームトップのスコア276。櫻井選手が驚異のスコア66を記録するなどチームを牽引、トップと4打差まで一気に縮めることに成功。最終日での逆転優勝に向け射程圏内にいれた。

諦めない気持ちが呼び込んだ逆転優勝

 迎えた最終日、昨日と同じメンバーが出場した日本大学。
 ライバル校のスコアが伸び悩む中、安定したプレーを見せた日本大学チーム。ハーフを終えた時点でチームスコア708。この時点でトップの東北福祉大をかわし、6打差をつけ単独トップにたつと、後半も崩れることなく6打差をキープ。最終的にチームスコア853とし、逆転で9年ぶり13回目の優勝を掴んだ。
 最優秀選手には初日から安定して好スコアを刻んだ倉持選手が選ばれた。

 日本大学ゴルフ部女子の全国大会団体優勝は5年ぶり(2019年の信夫杯以来)、最後まで諦めない気持ちが実を結び、“常勝軍団”の歴史に新たな1ページが刻まれた。

選手のコメント

女子副主将 市村杏選手
- 逆転優勝となった今大会を振り返っていかがでしょうか
「メンバー1人1人が逆転優勝できることを信じて、仲間を信じ、最後まで諦めずにプレーしたことが今回の優勝に繋がったと思います。最高のチームワークだったと思います。
- 5年ぶりとなる団体での全国優勝となったお気持ちはいかがでしょうか
「私が入学してから2年間、全国大会は準優勝、3位で悔しい思いをしてきましたが、今回全国優勝をすることができてとても嬉しく思います。いつもお世話になっている、監督、コーチ、OB会の方々、スポンサーの皆様に全国優勝の報告ができることが1番嬉しいです。」

女子副主将 櫻井梨央選手
- 初日、トップに12打差をつけられましたが、二日目に臨むにあたってチーム内でどのようなお話をされたのでしょうか
「緊張やプレッシャーで一人一人自分のゴルフができていなかったので、改めて自分のベストを尽くすようにみんなで話し合って、2日目に臨みました。」
- 今大会を振り返っていかがでしょうか
「今大会ではあまり納得のいくプレーは出来ませんでしたが、団体としては優勝出来たので本当に嬉しかったです。また、12打差をひっくり返しての優勝だったので、自信になりました。」

最優秀選手に輝いた、ルーキーの倉持凪選手
- 最優秀選手賞おめでとうございます、今大会を振り返っていかがでしょうか
「ありがとうございます。この大会では3日間出場させてもらえて、すごく緊張もプレッシャーも感じていたのですが、先輩たちが頼っていいよと声をかけてくれたおかげで、気楽にプレーすることができました。一打でもチームに貢献できたことがとても嬉しかったです。」
- 今後の目標を教えてください
「どんな試合でもアンダーで回れるような技術と体力を身につけて、常に上位にいれるような選手になりたいです。」
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著者プロフィール

日本大学は「日本大学競技スポーツ宣言」を競技部活動の根幹に据え,競技部に関わる者が行動規範を遵守し,活動を通じた人間形成の場を提供してきました。 今後も引き続き,日本オリンピック委員会を始めとする各中央競技団体と連携を図り,学生アスリートとともに本学の競技スポーツの発展に向けて積極的なコミュニケーションおよび情報共有,指導体制の見直しおよび向上を目的とした研修会の実施,学生の生活・健康・就学面のサポート強化,地域やスポーツ界等の社会への貢献を行っていきます

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