SGの中のSGといわれる「第34回グランドチャンピオン」が、来週25日（火）にボートレース尼崎で開幕する。
ディフェンディングチャンピオンをはじめ、前年のグランプリ優出者、直前のボートレースオールスター覇者がシードされるが、出場権の基本は「過去1年間（前年4月～当年3月末）のSG優出完走者」と「当該期間におけるSG予選競走の得点上位者」。つまり、SG戦線で結果を出している者だけに与えられる権利なのだ。

戦いの舞台、ボートレース尼崎はスタンダードコース。上記大会冊子のデータにあるように、1コース1着率は56.1％と全国平均の54.7％とほぼ同等である。
ちなみに、各コースの1着率全国平均は以下のとおりだ。

1コース　54.7％
2コース　13.9％
3コース　12.8％
4コース　11.0％
5コース　 5.8％
6コース　 1.9％

となると、こうした平均的は動向を破るレーサーに注目したくなるのが人情。5コースや6コース成績で、突出した成績（2023年11月～2024年4月末）を記録しているレーサーをピックアップしてみた。

【5コース1着率上位者】
新開　　航　5コース1着率31.2％
宮之原輝紀　5コース1着率25.0％
馬場　貴也　5コース1着率23.8％
定松　勇樹　5コース1着率22.2％
山口　　剛　5コース1着率21.4％
前田　将太　5コース1着率20.8％

【6コース1着率上位者】
岡崎　恭裕　6コース1着率21.4％
土屋　智則　6コース1着率18.1％
稲田　浩二　6コース1着率13.3％
井口　佳典　6コース1着率12.5％
山田　康二　6コース1着率11.7％
関　　浩哉　6コース1着率11.7％

直前のG3第11回ウエスタンヤング(唐津)を6コースから制した新開航(福岡出身・福岡支部28歳)【写真2枚】の5コース戦は1着率31.2％と驚異的だ。同じ期間の全コース別成績を参考とし舟券作戦を構築するのも一興だろう。

1コース1着率　66.6％
2コース1着率　 6.2％
3コース1着率　23.5％
4コース1着率　25.0％
5コース1着率　31.2％
6コース1着率　 0.0％

新開航の予選道中で見落としてならないのは、得意な5コースと結果が出ていない2コースの時。5号艇と2号艇がカギだ。その結果がSGタイトル初奪取のカギとなるはず。あらかじめ把握しておきたいものだ。