【BOATRACE】びわこG3イースタンヤング 豊田健士郎が冷や汗のVゴール 今年6Vと調子は絶好

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 ボートレースびわこの「G3第11回イースタンヤング」(優勝賞金215万円)は最終日の21日、向かい風1メートルのコンディションで優勝戦を行い、豊田健士郎(三重出身・三重支部28歳)【写真4枚】が、1コースから先に回り、1周2マークで内を差してきた澤田尚也、さらに道中猛烈な追い上げを見せた関浩哉をギリギリ振り切って優勝した。

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 豊田はこれが通算21回目の優勝。今年は優出7回、優勝6回の高確状態で年間優勝回数の単独トップに立った。びわこは初V。激しいレース展開とは裏腹に、2着が同期の関、3着が地元の澤田で3連単1-4-5は1190円の3番人気で決着。勝ちタイムは1分50秒2。2着のタイムも1分50秒3と僅差だった。

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 優勝戦の進入は枠なりながら、3号艇の前田篤哉が3コースカドに引いた。それでも、豊田はさすが絶好調男、慌てず騒がず落ち着いて、1コースからコンマ11のトップスタートを決めて1マークを先に回った。その後ろに握った関、差した澤田が並んで追走の隊形。ただ、2マークで豊田のターンが甘くなった隙を見逃さず、澤田が内々を回って艇を合わせかけた。豊田危うし…と思われたが、パワーで伸び切り、2周1マークを先取り。そこから関が全速ターン連発で澤田と競り合ううちに、先頭を走る豊田との差もなくなり、最終ターンをまたもフル全速で回った関が、外から豊田に並びかけたところでゴール。

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 壮絶バトルを制した豊田はレース後、安堵(あんど)のため息。「3周2マークまで競り合ったのは人生で初めてでした。1周2マークはターンミスです。幸い仕上がりはすごく良かった。地元の津で仕上がったプロペラが他場でも通用してくれています」と話した。5月の優勝で始まった新期の勝率は8.07に達し、全ボートレーサー中で9位の位置だ。唐津、多摩川、びわこと3節連続Vも達成。

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 豊田は次節の戸田一般戦を経て、7月10日からは地元の津でG2第6回全国ボートレース甲子園が待っている。実力者ぞろいの大会でも、今の勢いなら好勝負必至。“全国制覇”も夢ではない。9月18日から桐生で開催されるPG1ヤングダービーへの優先出場権も今節の優勝で手にした。

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