【徳島ヴォルティス・プレビュー】第20節・ジェフユナイテッド千葉戦に向けて

徳島ヴォルティス
チーム・協会
天皇杯2回戦、ベガルタ仙台戦の勝負を決めたのは後半アディショナルタイム・ストライカーの一振りだった。
71分に杉森 考起選手の交代で渡 大生選手がピッチへ。88分にはカイケ選手のクロスを渡選手が頭で合わすも、惜しくもゴールならず。迎えた後半アディショナルタイム、GK田中 颯選手のゴールキックから、ブラウン ノア 賢信選手が頭ですらし、渡選手へ。ドリブルで少し運び、右足を振り切ると、ボールはゴールへ突き刺さった。ストライカーの一振りで、天皇杯3回戦・ヴィッセル神戸戦へと駒を進めた。
「90分で決着をつけることができて良かったと思っています。」と試合後に渡選手は話した。続けて「(リーグ戦では)まだまだ順位は低いので、勝ち続けなければいけません。良いチームメイトがいるので、全員で切磋琢磨しながら進みたいです」と次を見据えていた。

【ⓒTOKUSHIMA VORTIS】

今シーズン公式戦2試合目となった田中颯選手の出場や、負傷の影響で開幕戦以来の出場となった内田航平選手など、リーグ戦での出場機会が少ない選手らがこのチャンスを逃すまいと奮起し、結果に繋がった。この勢いをもって、中3日で千葉戦に挑む。

【ⓒTOKUSHIMA VORTIS】

この千葉戦から後半戦に突入する。
前半戦では第9節にホームで対戦。開始早々にクロスボールを合わせられ失点。36分にチアゴアウベス選手がPKを獲得するが、相手GKにセーブされてしまう。その後は相手コートでプレーする時間が増え、攻撃的に戦ったが、0-1という結果に終わった。
「千葉は変わらないスタイル(オープンな試合展開)でやっていると思います。特にサイドにスピードのある選手が多いので、そこにボールを出させないことが大事だと思います。ただ、全部のボールには対応できないと思うので、逆に相手にスペースをオープンにしないようにしたいと思っています」と増田監督は千葉を分析し警戒する。相手のオープンなリズムに付き合わないように、そして攻撃ではシュートを打ち切ることなど、プレーをやりきることがポイントになりそうだ。この点に関しては、今週だけではなくこれまでのトレーニングでも、増田監督から「打ち切る」「やり切る」といった声かけは頻繁にされており、より意識しなければならない。

【ⓒTOKUSHIMA VORTIS】

千葉はクロスからの得点数がリーグ1位。GKのホセ アウレリオ スアレス選手はその対応について「まずはしっかりと体をぶつけることや、ポジションを取ることが大事です。ただ相手も点を取るためにしっかりとやるべきことをやってくると思います」と語った。もちろん、クロスを上げさせないために切り替えやしっかりとボールホルダーへ寄せていくこともなども必要だろう。
また今節は、キャプテンの永木 亮太選手が累積警告で出場停止。代わってピッチに立つ選手の活躍に期待したい。

「自分としてはどこが相手であろうと自分達のやっている事をしっかりやることが大事だと思っています。自分達にフォーカスしてやるべきだと思っています。」(ホセ選手)
準備期間が短かったからこそ、これまでの積み上げが発揮されるだろう。相手に惑わされることなく、自分たちのサッカーをして、勝ち点3を掴み取りましょう!
スタジアムやDAZN、それぞれのスタイルでの応援、よろしくお願いします。

【ⓒTOKUSHIMA VORTIS】

  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

1955年創設、2005年にJリーグに加盟。ヴォルティスはイタリア語で「渦」を意味する「VORTICE」から生まれた造語。鳴門の渦潮にあやかり、パワー、スピード、結束力を備え、観客を興奮の渦に巻き込む想いが込められている。2014年には四国初のJ1昇格。2020年にはJ2初優勝を果たした。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント