【徳島ヴォルティス・プレビュー】天皇杯2回戦・仙台戦に向けて

徳島ヴォルティス
チーム・協会
6/8(土)におこなわれた明治安田J2リーグ 第19節横浜FC戦。リーグ前半戦最後の試合となった一戦、上位のチーム相手にボールを握りながら試合を進めたが、なかなかシュートまでは持ち込めない。
そんな中、43分に与えたフリーキックを直接決められ、失点を許す。前半アディショナルタイムには、連続攻撃からチャンスシーンを作るが、エウシーニョ選手のシュートはゴールライン上で相手DFに阻まれてしまう。
後半、攻撃的な選手を入れ替えながら相手ゴールへ攻めるも、1点が遠く、0-1で試合終了のホイッスルを迎えた。
「チャンスがなかったわけではないので、僕たちがもっとギアを上げて、トレーニングを含めて、もっともっとやっていこうということを話してきました」と増田監督は、もっと上にいくためにさらなる成長を誓った。

【ⓒTOKUSHIMA VORTIS】

そして連戦に突入する。中3日で天皇杯 2回戦・ベガルタ仙台と対戦。普段、出場機会の少ない選手にもチャンスはあるだろう。
横浜FC戦の翌日は、出場時間の長かった選手らはリカバリートレーニング、出場時間の短かった選手らはトレーニングに取り組んだ。雨の中おこなわれたが、選手たちはより一層、熱が入っていた。その後の2日間もいい緊張感で練習に取り組んだ。

【ⓒTOKUSHIMA VORTIS】

「(仙台は)組織的に戦ってくると思います。球際や執念、ゴール前で体を張ることなどは、植え付けられていると思う」と棚橋 尭士選手。U-15、U-16、U-17日本代表の時に、仙台の森山 佳郎監督の指導を受けている。
相手のメンバー選考もわからないが、一発勝負のトーナメント戦。負けるわけにいかない。また、リーグ戦とはレギュレーションが異なり、90分で決着がつかない場合、延長戦、PK戦へと移っていく。チーム力が試される。

【ⓒTOKUSHIMA VORTIS】

「ヴォルティスはメンバーに入っていなくても、やってやるという選手が多い」(中野 桂太選手)。いろんな思いをもって、この試合に選手たちは臨む。このチャンスを生かせば、リーグ戦へとつながるだろう。だからこそ、選手たちはまずは目の前の勝利に向かって、全力で立ち向かっていく。
試合当日は、テレビトクシマでも中継されます。平日ナイトゲームになりますが、スタジアムなど様々なスタイルで後押しをお願いします。
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著者プロフィール

1955年創設、2005年にJリーグに加盟。ヴォルティスはイタリア語で「渦」を意味する「VORTICE」から生まれた造語。鳴門の渦潮にあやかり、パワー、スピード、結束力を備え、観客を興奮の渦に巻き込む想いが込められている。2014年には四国初のJ1昇格。2020年にはJ2初優勝を果たした。

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