芦屋マスターズリーグ開幕 ボートレース界のファンタジスタ宮迫暢彦が見せ場つくる

BOATRACE
チーム・協会

【(C)BOATRACE 宮迫暢彦】

ボートレース芦屋のG3マスターズリーグ第2戦が4日スタートした。戸田と住之江では68周年記念競走が開催された日だが、芦屋に参戦している45歳以上のメンバーも粒ぞろいだ。

ドリームレースは4号艇の中辻崇人が4カドからまくりを決め、1コースから逃げた前半2Rに続き連勝。「チルトを0.5度から0度に下げたことでかかりが良くなりました。伸びを中心にバランスもいいです」と気配の良さをアピールしている。

そのほか、連勝ゴールを決めたのは、1R(1コース逃げ)と10R(3コースまくり)で勝利した山一鉄也。「伸びる感じもありますし、かかりもあります。きょうはいい一日でした」と笑顔があふれていた。

逃げ 7本
まくり 3本
差し 1本
まくり差し 1本

初日の決まり手は上記のとおりとなったが、初日でただ1人まくり差しを決めたのが宮迫暢彦(大阪出身・大阪支部55歳)【写真2枚】。9Rは3コースから内2艇の間へ鮮やかなまくり差しで割って入り、勝利している。
サッカー界で、華麗に得点を決めるフォワードの称号「ファンタジスタ」に匹敵するレーサーぶりである。

「調整によって、前検日より良くなりましたが、もう少し余地があります」と勝者インタビューで語ると、「自分は手堅いタイプではないので、取ったり取られたりでいいと思っています」と話していた。

これは、応援するJ1のガンバ大阪が、17試合で17得点という極少の得点ながらリーグ3位につけている現状を意識しての発言。失点がリーグ最少の12と、守れるチームに成長したことに対する誇りにほかならない。

【(C)BOATRACE 宮迫暢彦】

しかし一方、ボートレーサーとしては「大量失点することがあっても、一気に得点を重ねるような選手」になりたいと考え、実行してきた過去がある。
言ってみれば「ピンロク勝負できるレーサー」として自らの存在意義を確立してきた過去があるのだ。リスクを怖れない勝負スタイルは時として脆(もろ)いが、勝ち方に華がありファンの共感が集まるのである。

今月10日には56歳になる65期生宮迫暢彦の芦屋2日目は、3R(5号艇)と12R(2号艇)。この2走で、どんなディフェンス突破をみせるのか注目したい。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

BOATRACEオフィシャルウェブは、ボートレースに関する数多くのお役立ち情報を提供しているポータルサイトです。 レースの開催日程をはじめ、速報性のあるNEWS情報、初心者にも分かりやすいボートレースの楽しみ方、 過去の記録をまとめたデータ集など初心者~既にファンの皆様までどなたにも活用していただけるウェブサイトとなっております。

新着記事

スポーツナビからのお知らせ

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント