ラリーガ EA SPORTS 、最終節プレビュー

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2023/24シーズンのラリーガ EA SPORTS は、今週末の第38節をもって全日程を終了する。今季は第37節終了時点で優勝チーム、ヨーロッパのコンペティションへの出場チーム、そしてラリーガ HYPERMOTION へ降格する3チームが全て確定。これはリーグ史上3度目となる稀なケースながら、まだ個人賞争いの行方や所属クラブでのラストマッチを迎える選手たちなど、最終節を見るべき理由はいくつもある。

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5月24日(金)の現地時間21時に始まるジローナ対グラナダでは、トロフェオ・ピチチ(リーグ得点王)を争うアルテム・ドフビクのプレーに注目が集まる。ジローナの主砲は前節バレンシア戦で1ゴールを加えたものの、レアル・マドリー戦で4ゴールを量産したビジャレアルのアレクサンダー・ソルロートに2ゴール差を付けられた。再逆転の条件は3得点以上。簡単ではないが、チーム総出でウクライナ代表FWのハットトリック実現を後押しするはずだ。

5月25日(土)の現地時間14時には、最終節を前に得点ランキングの首位に躍り出たソルロートが登場。ビジャレアルは前節の引き分けによりヨーロッパ行きの望みが潰えただけに、こちらも総力を挙げてノルウェー代表FWの得点王獲得をサポートするはずだ。一方のオサスナにとって、今節は6シーズンチームを指揮したヤゴバ・アラサテ監督のラストマッチ。コパデルレイ準優勝などの功績を残した指揮官を勝利で送り出すべく、チームもファンも意欲を燃やしているはずだ。

ジローナが3位を確定させた前節バレンシア戦にて、ドフビクは今季21点目を挙げた。最終節でソルロートとの2点差を覆せるか 【(C)LaLiga】

4ー4で引き分けたレアル・マドリー戦にて、ソルロートはチームの全4ゴールを記録。最終節を前に得点ランキングの首位に躍り出た 【(C)LaLiga】

現地時間16時15分にキックオフを迎えるレアル・ソシエダ対アトレティコ・デ・マドリーでも、2選手が初の個人賞を目指してピッチに立つ。逆転でのトロフェオ・サモラ(最少失点率GK賞)を目指すレアル・ソシエダの守護神アレックス・レミロに対し、アトレティコのアルバロ・モラタは単独でのトロフェオ・サッラ(スペイン人得点王)獲得まであと1ゴールを必要としている。2人が揃って目標を成し遂げることは不可能なだけに、興味深いマッチアップだ。

トロフェオ・サモラ争いで首位に立つのは、初の受賞を目指すアスレティック・クルブのウナイ・シモン。前節セビージャ戦は現在の失点率を維持すべく出場を見送ったが、敵地でラージョ・バジェカーノに挑む最終節は逆転される可能性もあるため、さらに記録を伸ばすべくピッチに立つはずだ。この試合と同じ現地時間18時半には、共にラリーガ HYPERMOTION 降格が決まっているアルメリアとカディスによるアンダルシアダービーも行われる。

土曜の夜を締めくくるのはレアル・マドリー対ベティス。レアル・マドリーにとっては、一週間後に控えるチャンピオンズリーグ決勝に向けた最後のテストの場となる一戦。またカルロ・アンチェロッティ監督率いるチームはここまで全コンペティションのホームゲームで無敗を保っており、この一戦には1996/97シーズン以来となるシーズン通してのホーム無敗という大記録もかかっている。

好調のレミロは前節もPKストップを含め好セーブを連発。ベティスとの直接対決を制し、ヨーロッパリーグ出場を決める立役者となった 【(C)LaLiga】

モラタは前節オサスナ戦で約2ヶ月半ぶりのゴールを記録。負傷中のボルハ・マヨラルと15ゴールで並び、自身初のトロフェオ・サモラ獲得に手をかけた 【(C)LaLiga】

ウナイ・シモンは失点率0.94でトロフェオ・サモラ争いの首位に立つ。最終節を無失点で凌ぎ、初の受賞なるか 【(C)LaLiga】

残る4試合が組まれている5月26日(日)は、ラリーガ EA SPORTS の今季最終日となる。1戦目はヘタフェ対マジョルカ。前節アルメリア戦の引き分けにより残留を決めたマジョルカは、水曜にハビエル・アギーレ監督の退任を発表。2季連続の残留に加え、今季のコパデルレイで準優勝に導いた指揮官の采配もこれが最後になる。

同じく前節グラナダ戦の勝利により残留を決めたセルタは、ホームでバレンシアと対戦。同時刻には共にラリーガ EA SPORTS 昇格1年目で、目標である残留を決めたラスパルマスとアラベスによる一戦も行われる。ラスパルマスもフランシスコ・ハビエル・ガルシア・ピミエンタ監督の退任を発表しており、2シーズンを過ごした本拠地で最後の一戦に臨むことになる。

2023/24シーズンのラリーガ EA SPORTS を締めくくるのは、現地時間21時にキックオフを迎えるセビージャ対バルセロナ。バルセロナは24日にシャビ・エルナンデス監督の解任を決定。4月の続投発表から一転し、思わぬ形で最後の一戦を迎えることになった指揮官は、会見での発言も含めて一挙手一投足が注目されることになるだろう。

またウナイ・シモンがラージョ戦で失点した場合、トロフェオ・サモラ争いの行方はマルク=アンドレ・テアシュテーゲンの失点有無に左右される可能性が高い。初受賞を目指すウナイとレミロに対し、果たしてテアシュテーゲンは昨季手にした栄冠を守り抜けるか。

アギーレ監督やガルシア・ピミエンタ監督に加え、キケ・サンチェス・フローレス監督も今週末がセビージャを指揮する最後の一戦となる 【(C)LaLiga】

1ヶ月前の続投発表から一転し、解任が決まったシャビ監督。セビージャ戦がバルサを指揮する最後の試合となった 【(C)LaLiga】

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