沖縄市に朝から強く降っていた雨は夕方には止み、ピッチコンディションも良好に。一方で、雨上がり特有の蒸し暑さにも包まれた中で始まった一戦は、立ち上がり、風上に立ったセレッソが攻勢をかける。2分、奥田のパスから裏を取った上門知樹がゴールに迫ると、5分にも、背後を取った山田寛人、阪田澪哉が連続してシュート。ともにDFにブロックされたが、ここで得たCKからセレッソが先制に成功。清武のキックをファーで待ち構えた平野が頭で合わせた。準備段階から「狙っていた」(平野)形でセレッソが幸先の良いスタートを切った。試合前、「長短のパスを織り交ぜて攻撃してくる琉球に対し、私たちはいかに、いい守備でボールを奪って攻撃につなげるか」をポイントに挙げていた小菊昭雄監督だが、9分、高い位置で為田大貴がボールを奪い、ショートカウンター。山田がドリブルで持ち込み、GKと1対1の場面を作り出したが、決め切れず。直後に琉球の白井陽斗に抜け出されてピンチも招いたが、ここはGKヤン ハンビンが好セーブ。こぼれたところも山下がカバーし、事なきを得た。良い入りを見せたセレッソだったが、17分にアクシデント。背後に抜けた白井をジャスティン ハブナーが倒して1発退場。早い時間で数的不利を余儀なくされた。