東京2025世界陸上 大会ロゴが決定!

東京2025世界陸上財団
チーム・協会
 東京2025世界陸上選手権(東京2025世界陸上)の大会ロゴが決定しましたので、お知らせします。公益財団法人東京2025世界陸上財団では、大会ロゴの開発を一般公募により進め、368点の応募作品について、デザイン専門家、アスリート、公募により選ばれた委員で構成される選定委員会により最優秀作品を選定しました。

大会ロゴ

【東京2025世界陸上財団】

大会ロゴデザインについて

 デザインコンセプト
 世界-東京-つながる。をテーマとしたロゴをデザインしました。東京の都市コードであるTYOをモチーフとしてストライプで世界のアスリート、日本、東京が結びつく様子をイメージしました。ストライプは陸上トラックのレーンを表しています。スピード感や躍動感もありながら日本の伝統美も感じさせるロゴデザインです。

 カラーコンセプト
Tの黒はいろんな国のカラーを混ぜ合わせた調和、
Yのゴールドは一番を目指す尊さ、
Oの赤は日本の日の丸を表しています。

 デザイン制作者
中川 亮(なかがわ りょう) 

プロフィール
 在住都道府県:東京都
 生年:1962年
 職業:クリエイティブディレクター・デザイナー
 最終学歴:大阪芸術大学芸術学部デザイン学科卒業
 職歴:大手企業のCI(コーポレートアイデンティティ)、VI(ビジュアルアイデンティティ)、ロゴデザインに携わる。ブランドコンサルティング会社でのロゴデザイン制作、アスリートサポートプログラム・スポーツブランドを手掛ける会社の取締役として企業ブランディング等を担当。
1998ー2008、2023ー 個人で「DOT」の名称でCI,ロゴデザイン制作事業を行う。

東京2025世界陸上財団会長コメント

 尾縣 貢(おがた みつぎ) 東京2025世界陸上財団会長 
 デザインの一般公募、また、ロゴデザイン選定委員会にデザイン専門家、アスリート、そして公募により選ばれた委員の方々にご参加いただくなど、多くの方々にご参加をいただきながら開発した大会ロゴを発表することができ、とても嬉しく思います。このたび発表する大会ロゴが、出場するアスリートを鼓舞するとともに、国内外の多くの方々に親しまれることを期待しています。

選定委員コメント

(左から、住永委員、高井委員、福島委員、木村委員長、秋山委員、末續委員、ホー委員) 【東京2025世界陸上財団】

 委員長
木村 雅彦(きむら まさひこ)
株式会社GKグラフィックス 代表取締役社長 / 株式会社GKデザイン機構 取締役 /グラフィックデザイナー

 人々の心に届き記憶に残る大会ロゴを目指して、アスリート、オーディエンス、デザイナーが、それぞれの視点や経験、智恵を結集した審査を行えたことが大きな成果でした。三者が共に学び合うプロセスはとても有意義で、何より楽しいものだったことを記しておきたいと思います。私たちの選んだロゴが、大会の成功を支え、東京から世界に夢や感動、人間の可能性を伝える役割を担うことができればと願っています。

 委員
秋山 かおり(あきやま かおり)
STUDIO BYCOLOR Inc. 代表取締役 / デザイナー

 世界陸上に対する熱い思いがたくさんの応募作品から感じられました。アスリートの末續さん、福島さんを含め貴重な意見を交わしながら選定した最終案は、日本らしさが伝わりやすい配色、そして開催地東京の都市コードを明瞭且つ美しく扇のパターンとして落とし込んだデザインは多様な展開を想起させ、今回の大会を大いに盛り上げるロゴデザインだと期待できました。大会開催に向けた貴重な一歩に関わらせていただけたことに深く御礼を申し上げます。
ヘンリー ホー(Henry Ho)
株式会社GTDI 代表取締役 / グラフィックデザイナー

 私は海外のデザインを多く制作してきた経験を活かし、国際的な視点をどのように取り入れるかを考えながら楽しく審査させていただきました。今回はデザインのプロであるデザイナーと、スポーツに対する熱意と情熱を持つアスリート、そして観客であり一番ロゴを目にする一般の方々が一緒になってロゴを選びました。このような選定プロセスによって、互いの価値観や異なる角度からの視点を対話しながら進めることができ、評価軸が偏ることなく決定できたと思います。
末續 慎吾(すえつぐ しんご)
プロ陸上短距離選手 / 星槎大学特任准教授

 この度東京2025世界陸上ロゴ選定委員に就任させて頂きありがとうございました。今回、選定委員の皆様との熱い協議により選出されたロゴが今大会を通して世界に向けて発信される事に待ち遠しく心躍る気持ちでいます。そして、選出されたロゴが日本ならびに世界中の方の記憶に残り、東京2025世界陸上の成功と歴史に繋る事を心から祈っています。
福島 千里(ふくしま ちさと)
元陸上短距離選手 / 順天堂大学スポーツ健康科学部特任助教
 
 大会ロゴの選定に携わらせていただき大変光栄でした。今回参加させていただき、ロゴデザインの応募数の多さや選定に関係する方々の多さに驚きと感謝の気持ちでいっぱいになりました。ひとつのロゴが出来上がる背景に触れ、そのプロセスは我々アスリートのパフォーマンスとして表現することと似ているのかなと感じ、とても感動しました。このロゴが選手のパフォーマンスと共に、みなさんの思い出に残り、東京2025世界陸上の記憶がいつまでもよみがえるようなきっかけとなることを期待しています。
住永 正(すみなが ただし)
公募により選ばれた委員 / 会社員

 東京2025世界陸上ロゴ選定の活動はとても刺激に溢れ、勉強になりました。選ばれたロゴは、将来、2025大会の熱戦の記憶と共に思い出されるような、陸上らしさと日本らしさを象徴する作品だと感じます。公募期間においても多くのロゴが寄せられました。ロゴ決定のプロセスに携わった全ての方に感謝しています。これからは本大会の一ファンとして大会を楽しみに待つと共に、大会が活力を人々に提供できることを祈っています。
高井 美希(たかい みき)
公募により選ばれた委員 / 会社員

 この度は東京2025世界陸上ロゴ選定委員に選んでいただき、ありがとうございました!
ただの陸上競技好きな私ですが、貴重な経験や学びを得、素敵なロゴを選べたのではないかと感じています。それは委員長をはじめ、選定委員の皆さんと有意義な時間を過ごせた事が一番大きな要因かと思います。
一日でも早く選ばれたロゴを通じて東京2025大会が陸上競技ファンのみならず、たくさんの人とワクワクを共有できたらうれしいです。

大会ロゴ開発プロセスについて

時期        プロセス
2023年11月30日 大会ロゴデザイン、公募委員の募集開始
2023年12月25日 公募委員応募締切(応募総数:29人)
2024年 1月15日 大会ロゴデザイン応募締切(応募総数:368点)
       要件確認(募集要項に反するデザインを除外)
2024年 1月29日 予備選定会(デザインの観点から絞り込み)
2024年 2月21日 一次選定委員会(上位作品を選定)
2024年 3月   WA承認→商標調査
2024年 3月22日 二次選定委員会(1作品を選定)

大会ロゴ開発方針について

 方針1:人々に親しまれ、多くの参画を得られる
→気運醸成や都民参画の機会とするため、デザイン案の一般公募を実施
→選定委員会の委員の一部を公募により選出
 方針2:未来を担う子供たちが、世界陸上に参加できる
→ジュニア陸上選手の「東京2025世界陸上への期待、陸上競技、東京開催への思い」を、募集のコンセプトに反映
 方針3:東京、日本の魅力を世界に向けて発信する
→開催地である東京、日本を象徴するデザイン(芸術、文化、建築等)を反映

未来を担う子供たちが世界陸上に参加する取組について

 当財団では、昨年11月の大会ロゴデザイン募集にあたり、ジュニア陸上選手へのインタビューを行いました。その声をご紹介します。

 東京2025世界陸上に期待すること
  日本や東京のすばらしさを世界に伝えられる大会
  できるだけ多くの国が参加し、多くの国の人に見てもらえる大会
  国境やジェンダーの垣根を越えて、人種差別のない、選手平等の大会
  様々なものが止まっていたコロナ禍からの再起動を示す大会
  高齢者の方や小さな子供を含めて幅広い層のお客さんに見てもらえて、見ている全員が応援、熱中できる大会
  見てくれた人が陸上に触れるきっかけ、興味を持ってもらえるきっかけになる大会
  立場関係なく協力しあい、一体感のある大会
  スポーツマンシップを大切に汗も涙も輝く大会

 大会ロゴに期待すること
 東京らしさや日本らしさが表現されたロゴ
 東京や日本の魅力、文化、伝統、風景、風土、季節などが表現されたロゴ
 日本らしさもあるけど世界の人たちにも受け入れられるロゴ
 陸上競技の情熱があふれるロゴ
 多様性が表現されたロゴ

  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

陸上競技の最高峰を東京で! 200以上の国・地域からトップアスリートが集まる世界陸上が2025年に東京で開催されます。自己の限界に挑戦するアスリートの姿により、人々の記憶に残る感動、興奮を届け、世界中に東京の魅力を伝えていきます。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント