【ラグビー/NTTリーグワン】D2優勝を懸けた今季のD2ラストマッチ。 経験豊富な33歳が浦安DRデビューへ<浦安D-Rocks>
浦安D-Rocks トム・パーソンズ選手 【©ジャパンラグビーリーグワン】
ディビジョン2 1~3位順位決定戦の最終節、浦安D-Rocks(以下、浦安DR)が首位突破を懸けてNECグリーンロケッツ東葛とセイホクパーク石巻(石巻市総合運動公園)石巻フットボール場で対戦する。両者の今季、リーグ戦での対戦成績は1勝1敗の五分。文字どおり、今季の決着をつける一戦となる。
真面目で寡黙なロックが準備を整えている。今年の2月に加入したトム・パーソンズは今節、初のメンバー入りを果たした。「チームが温かく迎えてくれてうれしかったので、その恩返しをしたいと考えていました。ようやくそのチャンスをつかめたので、しっかり準備して、チームに貢献して入替戦につなげていきたいです」。経験豊富な33歳は、時折柔和な笑顔を覗かせながらも落ち着いた様子で“浦安DRデビュー”に備えていた。
栗原徹コーチングコーディネーターが「ラグビーを知っている選手」と称賛するように、ラグビーの本場・ニュージーランド出身選手らしく特徴はラグビーIQの高さ。栗原コーチングコーディネーターの言葉を伝えると「プロの環境に長くいるので、試合を重ねるうちに経験も積んで知識も付いてきたという感じですね」と少し恥ずかしそうに言葉を並べたが、自身の特徴はしっかりと理解している。
「ピッチに立つ機会があれば、運動量とディテールの部分で自分の役割を全うすること、ラインアウトでしっかりと機能すること。その3つを重視しています。特に運動量に関してはタックル回数をできるだけ多くしたいと思っています」
ジャパンラグビー トップリーグ時代には東芝ブレイブルーパス(当時)に所属し、日本の文化や環境、人の優しさに大きな魅力を感じていた。「前回、日本でプレーしたときもいろいろな人に支えてもらいました。日本の文化をまた味わえる、経験できることが(今回加入した)決断の一つの理由になりました」。その表情と言葉から再来日を喜んでいることは十分に伝わってくる。
この順位決定戦を終えれば、残るは運命の入替戦の2試合のみ。浦安DRにとって今季のクライマックスがいよいよ訪れる。
「(D1に昇格して)古巣(東芝ブレイブルーパス東京)の仲間たちと対戦できる機会がくれば最高だけど、いまはとにかく自分たちの役割を全うして、来季、それを現実にできるようにするだけですね」
最高のフィナーレへ、“TP”(トム・パーソンズの愛称)が、D2優勝へとチームを導く。
(須賀大輔)
真面目で寡黙なロックが準備を整えている。今年の2月に加入したトム・パーソンズは今節、初のメンバー入りを果たした。「チームが温かく迎えてくれてうれしかったので、その恩返しをしたいと考えていました。ようやくそのチャンスをつかめたので、しっかり準備して、チームに貢献して入替戦につなげていきたいです」。経験豊富な33歳は、時折柔和な笑顔を覗かせながらも落ち着いた様子で“浦安DRデビュー”に備えていた。
栗原徹コーチングコーディネーターが「ラグビーを知っている選手」と称賛するように、ラグビーの本場・ニュージーランド出身選手らしく特徴はラグビーIQの高さ。栗原コーチングコーディネーターの言葉を伝えると「プロの環境に長くいるので、試合を重ねるうちに経験も積んで知識も付いてきたという感じですね」と少し恥ずかしそうに言葉を並べたが、自身の特徴はしっかりと理解している。
「ピッチに立つ機会があれば、運動量とディテールの部分で自分の役割を全うすること、ラインアウトでしっかりと機能すること。その3つを重視しています。特に運動量に関してはタックル回数をできるだけ多くしたいと思っています」
ジャパンラグビー トップリーグ時代には東芝ブレイブルーパス(当時)に所属し、日本の文化や環境、人の優しさに大きな魅力を感じていた。「前回、日本でプレーしたときもいろいろな人に支えてもらいました。日本の文化をまた味わえる、経験できることが(今回加入した)決断の一つの理由になりました」。その表情と言葉から再来日を喜んでいることは十分に伝わってくる。
この順位決定戦を終えれば、残るは運命の入替戦の2試合のみ。浦安DRにとって今季のクライマックスがいよいよ訪れる。
「(D1に昇格して)古巣(東芝ブレイブルーパス東京)の仲間たちと対戦できる機会がくれば最高だけど、いまはとにかく自分たちの役割を全うして、来季、それを現実にできるようにするだけですね」
最高のフィナーレへ、“TP”(トム・パーソンズの愛称)が、D2優勝へとチームを導く。
(須賀大輔)
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