【BOATRACE】菊地孝平が異次元ハンドルで連勝 服部幸男も豪快まくり 鳴門マスターズチャンピオン

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 ボートレース鳴門のプレミアムG1「第25回マスターズチャンピオン」は17日、2日目を終了。初日はイン対3~5コースの白星が互角に近かったが、この日は1、2コースが5勝ずつ。ほかは5コースだけが2勝。内水域が主導権を握り、時折5コースが一発というケースが増えた。

 そんな中、菊地孝平(静岡支部45歳)【冒頭の写真】が怒濤(どとう)の連勝をマーク。前半3Rでは2コース差しから3艇での首位争いを競り勝った。さらに勢いを感じさせたのは後半8Rだ。5コースから素早いハンドルを入れ、鮮やかな航跡でまくり差した。

 菊地は「今節はいいスタートを切れていない」としながらも「原田幸哉さんに当たりそうでヒヤッとしたんですが、1マークはいいかかりをしていました」と、1マーク振り込みかけた原田を巧みに避けつつの異次元のまくり差しで抜け出した。見た目にも艇の正確な向きや回ってからの推進力は明らかにトップクラス。3日目は6R3号艇の出番。狭い鳴門水面を攻略するには十分な回り足を生かし、ポイントアップを狙う。

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 服部幸男(静岡支部53歳)【写真上】も2日目2Rでは5コースから05スタートで豪快にまくり、初日から2戦2勝と絶好調。直線気配の良さはなかなかのものだった。「外枠からの1着は大きい。調整する時間がなくて合ってなかったのでプロペラを煮詰めていきたい」と、さらなるパワーアップに余念がない。3日目は2、12Rの出番で調整時間はたっぷりある。

 待望のシリーズ初勝利を飾ったのは2日目12Rでインから逃げた濱野谷憲吾(東京支部50歳)【写真下】。「展示と見え方が似ていたのでそのままスタートしました。少し重いけれど行き足はいいですね」と、好走の鍵を握っているスリット近辺の仕上がりには自信をのぞかせた。これで得点率6位に浮上。3日目2、10Rも変幻自在なハンドルワークに期待できそうだ。

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 3日目に注目したいレースは11R。直線気配抜群の飯山泰が出走する。メンバーと2日目終了での得点率順位は次のとおり。

<鳴門 3日目 11R 予選>
1枠 寺田  祥(山口支部)18位タイ
2枠 田村 隆信(徳島支部) 9位タイ
3枠 太田 和美(大阪支部)26位
4枠 飯山  泰(東京支部)22位タイ
5枠 中澤 和志(埼玉支部)34位タイ
6枠 原田 幸哉(長崎支部)34位タイ

 イン寺田祥は回り足に関して水準以上。もちろん逃げる展開は十分あるのだが、注目は4コースカドになる飯山泰。未勝利ながら3走して2着2本。大敗した2日目11Rは大外で展開に恵まれなかった。ここはカド受け3コースの太田和美がフライング持ちということもあり、飯山のまくり一撃がありそう。

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