「大阪エヴェッサ」における“推し”の調査 上位に入った選手は?【B MY HERO!】
関西の伝統のクラブ、大阪エヴェッサについて考察 【(C) B.LEAGUE】
「大阪といえば」何と答えますか?
では、大阪でバスケットボールといえばどこのチームでしょうか。そう、大阪におけるB.LEAGUEのチームは「大阪エヴェッサ」です。
「大阪エヴェッサ」の現在と輝ける歴史
しかし、2枚看板を失いつつもレバンガ北海道から元得点王のショーン・ロング選手が加入、新規外国籍選手としてマティアス・フィッシャーHCと縁のあるアンジェロ・カロイアロ選手、イアン・ハマー選手を獲得。見事! 開幕7連勝を飾りました。中でもカロイアロ選手はいち早く日本のバスケットボールにフィットし、平均20点を超える得点力を発揮、開幕連勝クラブ新記録樹立の立役者となりました。
チームマスコットは「まいどくん」 【(C) B.LEAGUE】
大阪エヴェッサにおける“推し”の調査
大阪エヴェッサに“推し”がいると回答した人は55.5%、“推し”はいないと回答した人は42.2%でした。“推し”がいると回答した人が、どの選手を「推して」いるのか気になるところですが、上位4名が飛び抜けて多くの票を集めている結果となりました。
1位から順にご紹介させていただくと、大怪我を乗り越えエヴェッサの「顔」でもある橋本拓哉選手、長らく日本代表を背負ってきたビッグマン竹内譲次選手、チームのムードメーカーとしても人気の高い合田怜選手、 「小さな巨人」としてチームをリードするポイントガード鈴木達也選手です。
1位は橋本拓哉 【(C) B.LEAGUE】
2位は竹内譲次 【(C) B.LEAGUE】
興味深いところは、応援している“推し”の選手がいると回答した人の性別です。個人的には、女性が圧倒的に多いイメージを勝手に持っていましたが、結果を見ると男性48.7%、女性51.3%と男性の“推し”活ファンも意外と多いことがわかりました。
スポーツマネジメントの分野では、「女性には、鑑賞の動機(初歩的な)学習の動機が男性より有意に強くみられ、女性はかっこいい選手を鑑賞し、そこから(観戦スポーツを)学ぼうとしている。※参考:木佐貫(1996)ら」という研究結果があります。やはり、“推し”の世界では女性が圧倒的な影響力があると思うのですが、大阪では少し様子が違うようです。
3位は合田怜 【(C) B.LEAGUE】
4位は鈴木達也 【(C) B.LEAGUE】
彼は中学時代、カテゴリーが上の高校生と練習試合をしてボコボコに叩きのめされた時、見かねた対戦相手の先生から「Bチーム(控え選手)にレベル落とそうか?」と尋ねられた際、「それやったら帰ります! 強いチーム相手だからおもろいねん!」と言い放ったという逸話が残っているほど。非常に気持ちの強い選手でプレーも常にアグレッシブ! ガッツあふれるプレースタイル、観客を惹きつけるパワー、男らしさ…。ぜひとも、大阪エヴェッサの看板選手として、これからも「男性」ファン・ブースターのハートを鷲掴みにするプレーを期待したいです。
大阪御堂筋パレードで男泣きする日は近い
フィッシャーHCが、「アレ」と発言するところは想像できませんが、御堂筋に赤と黒のバスがゆうゆうと走る優勝パレードは想像ができます。その時、合田選手の活躍に男性ファン・ブースターのみならず皆さんが涙を流すことでしょう。
【参考文献】
・木佐貫久代・江刺正吾(1996)サッカーの観戦動機にみられる性差の検討. スポーツ社会学研究4: 106-114.
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鈴木慶太(B MY HERO!特派員)
【(C) 鈴木慶太】
高校(浜松西高)、大学(日本体育大)、実業団(松下電器)と13年間バスケットボール部のマネージャーを務める(この春、「(バスケ部)マネージャー養成講座」なる講座も開講)。
スポーツバー経営・大阪の中学校・高校教員を経て、大阪体育大学大学院も無事修了予定。B.LEAGUEコメンテーターをしながら、桃山学院教育大学女子バスケットボール部の監督とバスケ二刀流だが、家庭では4人の育児(全員男子)に追われる最高の毎日。
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