【順天堂大学】千葉ロッテマリーンズへのサポートを拡充! アスリートを支える順天堂のスポーツ医科学
【JUNTENDO UNIVERSITY】
入団2年目以降の選手も体力測定をスタート
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2023年度からは、入団時の“初期値”がある2年目以降の選手の体力測定もスタート。毎年シーズン終了後のタイミングで測定を行い、変化を追跡していく計画を進めています。「測定したデータは、選手のパフォーマンスの評価はもちろん、育成やスカウティングにも有益な情報になるのではないかと、球団も期待しています」(青木教授)
マリーンズ・スポーツパフォーマンスディレクターの楠貴彦氏と話す青木和浩教授 【JUNTENDO UNIVERSITY】
「選手が普段のプレーで何を感じているか、それが筋力のデータにも表れているのか、いないのか。そういった、選手の主観的評価と客観的なデータの一致やズレについて、選手と球団のトレーニングスタッフ、僕の3人で話すのですが、会話の中にたくさんヒントがあるし、とても勉強になっています」(窪田准教授)
選手のフィードバックする窪田敦之准教授。 【JUNTENDO UNIVERSITY】
マリーンズでは卒業生トレーナーも活躍
植原さんは、スポーツ健康科学部を卒業後、順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科博士前期課程を修了し、パーソナルトレーナー、早稲田大学スポーツ科学学術院の助手を経て、2023年2月からマリーンズの1軍ストレングストレーナーを務めています。
マリーンズの1軍ストレングストレーナー・植原典子氏(大学院スポーツ健康科学研究科2019年修了) 【千葉ロッテマリーンズ】
「チームでの体力測定には限界があり、特に体の中で起きていることをデータで見ることができるのは、大学での測定の良さだと思います。実際、選手たちのトレーニングの結果がそのままデータに表れていると感じましたし、同時にウィークポイントも明確になりました。それを踏まえて、次にどう取り組むのかを選手とトレーナーで考えるわけですが、客観的なデータがあるので、『今回こういう結果が出てすごく良かった。でも、ここがまだ不足しているから潰していこうね』と根拠を示しながら話ができる。それは選手にもトレーナーにもプラスになると思います」
【千葉ロッテマリーンズ】
球団との定期ミーティングで課題共有と情報提供
ミーティングでは、球団側の課題に対して、大学側が野球以外のスポーツの知見を使って提案をすることも珍しくないといいます。
「新しい問題のように見えて、実はほかの競技では昔からの問題だった、ということは結構あるんです。そういう時、順天堂にさまざまな競技の研究をしている先生がいるので、他競技の知見を使ってすぐに解決策を提案できる。そういうところも、球団からの評価に繋がっているかもしれませんね」と窪田准教授。青木教授も「マリーンズのみなさんも、さまざまな競技から知見を得ることにとても前向きで、かなり視野が広がっているようです」と、長年多様なスポーツの研究やサポートをしてきた順天堂だからこそのサポートに手応えを感じています。
領域を超えた知見が集まる「スポーツ医学研究室」
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スポーツ医学研究室・髙澤祐治教授と和氣秀文研究科長と千葉ロッテマリーンズの選手たち。 【JUNTENDO UNIVERSITY】
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そして、植原さんのように、現場で活躍する多くの卒業生の存在も「スポーツ医学に長年取り組んできた順天堂大学が持つ強み」と窪田准教授は言います。「プロから子どもまで、どのカテゴリにも活躍している順天堂の卒業生がいらっしゃる。そのネットワークが、研究のフィールドを広げる上での助けになっています」
セカンドキャリアや「支える側」へのサポートも
測定の様子を見守る和氣秀文研究科長。スポーツ健康科学部が持つ知見を生かしてサポートしていきたいと考えています。 【JUNTENDO UNIVERSITY】
プロ野球選手をはじめ、アスリートのパフォーマンスをサポートしながら、研究をあらゆる人の健康に貢献する知見として還元する。順天堂大学のスポーツ医科学の学びは、広く深く進化を続けています。
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