ミラノ・コルティナ2026パラリンピックまで1年! 出場をかけて戦う車いすカーリングにエール
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横連携で生まれた選手同士のつながり
「決してメジャーとはいえない9団体が、横の連携、共助の精神で一緒にマネジメントや広報活動をやりましょうという素晴らしい活動。ぜひ成功してもらいたい」
「他競技の選手と交流することで、その競技に興味が湧いたり、より深く知ってみたくなったりする。最初は競技のルールから入り、普段どんなトレーニングしてるんですかとか、どう過ごされてるんですか、といった意見交換をする重要な機会になっている」
「海外遠征の荷物の話を(稲葉、加納の)2人とした。飛行機に搭乗する際、私はそんなに荷物がないが、車いすフェンシング選手の多くは日常用と競技用の2台預けるとか、稲葉選手は国内のパートナーの馬は海外に連れて行かないとか。テレビを通してではわからない、実際の選手の声を聞くことができるのも横のつながりのいいところ」
パリ2024パラリンピックに車いすフェンシングで出場した加納慎太郎によると、P.UNITEDの選手間同士でLINEのグループがあるという。
チームジャパンで車いすカーリングを応援
「周りからは、戸本はパリに行けるのかという声をいただいていたが、僕はいたって冷静。普段やってきたことを繰り返すだけという気持ちだった」(戸本)
「できることをやるしかないので、そこに集中していた」(稲葉)
「カーリングにおいて、メンタルは勝負を分ける要因。(試合では)いかに平常心で練習と同じように投げられるかが大事。最近はメンタルトレーナーをつけているチームが増えたのだが、私も現役時代メンタルトレーナーをつけて、いい香りやルーティンを探したりして、いかに自分がいつもの練習通りにできるかを模索し、プレーに臨んでいた」
「車いすカーリングは、4人制もしくはダブルス。チームの雰囲気が悪くなってしまうと結果に響く。常に笑っていればいいことがあると思い、苦しい場面こそ笑うように心がけて、楽しんで試合をしている」
加納はパリパラリンピックの1年前は、“ガクブル”と震えていたそう。
「1年前ともなると、練習以外のことでストレスを受けたりとかしてたので、一日一日の練習、その日その日をベスト尽くすように心がけていた。(チーム中島も)そういうふうに過ごしていただければと思うし、みんなで応援できたらと思う」
市川も“チーム中島”にエールを送る。
「車いすカーリングは、健常のカーリングと違ってスイープがないのが難しいところでもあり、見どころ。また、個人競技の部分が多い反面、作戦はチームで考えたりもするため、この作戦はどう考えていくのかといったところも見どころになると思う。実はオリンピックもまだ男女ともに出場権を獲得していない。カーリング界も一丸となり、チームジャパンとして(チーム中島を)応援していきたい」
photo by Hiroaki Yoda
※本記事はパラサポWEBに2025年3月に掲載されたものです。
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