【インタビュー:後編】 「試合順なんて何試合目でもいい。自分は全力でファンの喜んでいる顔が見たいだけ」 飯伏幸太が語る1.2有明アリーナ大会への想い!

プロレスリング・ノア
チーム・協会

【PRO-WRESTLING NOAH】

 2024年1月2日(火)有明アリーナ大会で丸藤正道選手とのシングルマッチが決定した飯伏幸太にインタビューを行った。

前編(https://www.noah.co.jp/news/5215/)ではその丸藤正道との戦いについて触れたが、後編では自身のプロレスへの考え方や現在の活動についても語った。プロレスファン待望のこの一戦、飯伏幸太の想いを聞く。

なお本インタビューはNOAH公式YouTubeに公開しておりますので、是非ご視聴下さい。



■公開動画

・タイトル: 揺れる試合順問題にも言及・・飯伏幸太が自身の引き際を語る。「この大会を成功させたい!僕はただファンの喜んでいる顔が見たいだけ」飯伏VS丸藤がついに実現!1.2有明チケット発売中&ABEMA無料生中継!

・視聴URL:https://youtu.be/QidRT2tq-gA

【飯伏幸太インタビュー:後編】※NOAH公式YouTubeより

——丸藤正道選手が引退を意識していることについて、飯伏選手はどう感じていますか?



飯伏幸太「そこに関してはね、自分もいつ終わってもおかしくないからね。僕は期間を自分で決めるタイプではないので、できる限りはやりたい。だけど…そうだね…できなくなったら、需要が無くなったら終わりだと思っているから。需要が無くなったら即切ってください、っていう。自分でわかったらそこで即辞めますっていうタイプなので。逆に言えば丸藤さんは決めるタイプ。あと5年。その中で自分が一つ役に立てればいいかなとは思っている。



(自分が引退を考えたのは)肩のケガが大きかったのかな、一番。昔みたいに、みんなが求めているように、動けない部分も出てきているから。そこは違うテクニックで。もちろんキャリアがある分、違う事で変えられるんだけど、“それを見たいんじゃない、俺たちは”って言われたらそこまでだから。そうなった時が自分の終わりの時だから。だから僕の場合は明日終わってもおかしくないし。次の試合で終わってもおかしくない。1年後かもしれないし10年後かもしれない。分からない。需要が無くなったら終わる」



——今、1.2有明アリーナ大会の試合順について非常に話題になっています。



飯伏幸太「自分の中では、配置、試合順とかは本当にどうでもよくて。第1試合でもいいし、第2試合でもいいし。どの試合順でも一番盛り上がったものがいいのかなって思うし、いわゆるこれってみんなが喜べばいい話であって、他の試合と対決するとかも思っていない。もっと大きく、興行で考えているから。このNOAHの1月2日を成功させたいなと。それは自分が参加するから。それはどの団体に出る時もそう思って出るし、いつも試合に関しては全力。場所なんかどこでもいい。試合順なんて何試合目でもいい。ただ自分は全力でファンの喜んでいる顔が見たい。ただそれだけ。



むしろ第1試合の方が爆発できると思う。絶対盛り上がるっていうのが、唯一あるくらいかな。逆にそこからみんな多分乗っかっていけると思う。自分も経験してきているから。東京ドームも11回出ているし。その中で東京ドームの第1試合というのがあった。しかも結構キャリア積んでいて。オスプレイと第1試合っていうのがあって。やっぱりそこ1発目で爆発したから、その後も盛り上がっていったのかなっていう。そういう経験もあるから第1試合でも全然問題ない。逆に聞きたい。何がメインイベントがいいですか。やりたい人がなった方がいいんじゃないですか。でもそこは会社が決めたことだから。そこは僕は逆らえない」



——現在の活動として、格闘技中継での解説者としても参加されています。



飯伏幸太「格闘技マニアだからね、僕は結構。意外とね。自分のその飯伏プロレス研究所というものが架空の、今この場所が架空の場所なんだけど、ここが飯伏プロレス研究所ですよね。ここに今4人、元K-1選手だったりムエタイ現役王者だったりがいて、ドンドンデビューしていっているし、(デビューして)いくし。格闘技からのオファーもたくさんいただいて。KNOCK OUTの解説だったりとか。格闘技にも何か自分は通ずるものがあるのかなって」



——BreakingDownの解説もされていましたが、それについて感じたことはありますか?



飯伏幸太「BreakingDownとかで、朝倉未来選手だったりを見て感じたことっていうのは、考えていることが先に行っているので。自分もわかる、と言ったら同じ部類に自分を持ち上げているわけじゃないけど、でも何かわかる。もう八手先くらい行ってるよね。一手二手くらいじゃなくてね。絶対成功する方法、やり方、生き延び方をわかっている。そういう部分が何かそっくりだなっていうのを感じた。ひとつじゃなくて、 “あ、これ失敗したらこうすればいいんじゃないの?”っていうのをもう何択か用意して、その中でも“これもこれもこれも失敗したら、これにすればいい”っていうのが4層くらいある。それが8層ぐらいあるのかな、あの人たち。そんな感じ。1層じゃない。それって1択でしょ?それ失敗したらどうするの?っていう。またゼロから始めるっていうのじゃなく、1個失敗した場合、3択くらい用意しておく。その3択から1個失敗した場合の3択、1個失敗した場合の3択、1個失敗した場合の3択、これ9ある。次は27あるみたいな。これでまだ3層だから。これが8層くらいあるね」



——飯伏選手の飯伏プロレス研究所の構想というのも、その“何層”かあるうちの一つという事でしょうか?



飯伏幸太「うん。自分はそこを本能でやっちゃっているかもしれない。考えてやっていなくても、どこかで考えているんだろうなっていう。だからミスはない、自分にとって。ミスったら選択肢がいっぱいあるから。その次の選択肢もあるし、2層目が失敗した場合もその次があるから。失敗も全部が成功なんだよね。どうやっても最終的には成功する方向に向かうから。どう逸れてもね」



——飯伏選手についてですが、X(旧Twitter)などでポストされていましたが、ジャンクフード好きであったり、いわゆるプライベートな部分が謎に包まれているイメージなのですが、そういった部分について教えて頂けますでしょうか?



飯伏幸太「(ジャンクフード好きに関して)それはね、自分の実験であって。まだ自分の体を実験、もう41歳ですよ?まだ自分の体を実験しきれていないわけ。身体とメンタルって繋がっていて。ずっと厳しい環境で人間は生きていけないはずなのよ。どっかで緩ませないといけない。そこだけをみんなピックアップするわけよ。だからハンバーガーばっかり食っているとか、ジャンク大好きだけどジャンクばっかり食べているとか。そう思われがちだけれど、それ以外はちゃんと真面目にやっているから。緩んでいる部分に目が行きがち、みんな。結構カチカチしているから、いつも。謎だと思われているような気はする」
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著者プロフィール

プロレスリング・ノアは、2000年8月5日に旗揚げしたプロレス団体。 創始者の三沢光晴は全日本プロレスから多くの選手&スタッフたちとともに独立、団体名が表すようにプロレス界の“方舟”となるべく航海を始めました。 旗揚げ以降日本プロレス、全日本プロレスと受け継がれてきた伝統を重んじながらも、旗印である「自由と信念」を投影した闘いで世代を超えて多くの人々を熱狂させてまいりました。 2020年、NOAHは新たにサイバーエージェントグループとなり、さらなる団体と業界の発展を発展を目指して、新たな試みを続けています。

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