【BOATRACE】女子の新設PG1スピードクイーンメモリアルの選考 中田夕貴が1歩リード

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 ボートレース尼崎のヴィーナスシリーズ(12月13日~18日開催)は15日、3日目が終了した。寺田千恵(岡山)が1・1・1・6・1・1着で予選首位を快走。予選2位には高憧四季(大阪)、予選3位には魚谷香織(福岡)がつけている。

 さてシリーズ前半戦を終えた尼崎ヴィーナスシリーズだが、今節の見どころの1つに"レースタイム"がある。2025年2月に浜名湖での初開催が決まっている新設の女子レース「プレミアムG1スピードクイーンメモリアル」の選考期間(2023年12月1日~2024年11月30日)がスタートしている。

 同レースは各競走場で、最も速いレースタイムを記録した女子レーサー24名が優先出場で、ほかに各競走場から推薦された者24名、さらに当該施行者の希望する者4名から構成される。

 選考開始後に尼崎を女子レーサーが走るのは今節が初めて。誰がどんなタイムを出してくるのか注目が集まった。

 3日目を終えての今節の1着タイム上位は以下のとおり。

1位 中田 夕貴 1分47秒1 (2日目7R)
2位 魚谷 香織 1分47秒4 (2日目11R)
2位 浜田亜理沙 1分47秒4 (2日目9R)
4位 寺田 千恵 1分47秒9 (2日目6R)
5位 小野 生奈 1分48秒1 (2日目12R)
5位 黒澤めぐみ 1分48秒1 (初日8R)

 トップタイムは中田夕貴【冒頭の写真】が2日目7Rでイン逃げを決めて出した1分47秒1だ。中田は尼崎最近3節で2優出と当地好相性。今節もここまで5・2・1・2・3着で予選9位と上々の走りを見せており、4日目以降も目が離せない存在だ。

 ちなみに尼崎では昨年も12月にヴィーナスシリーズが開催されたが、そのときの節間トップタイムは平山智加の1分47秒5だった。それを考えると中田の1分47秒1はかなりの好タイムといえるだろう。

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 2位タイには魚谷香織【写真上】と浜田亜理沙が1分47秒4で並んでいる。魚谷は前節の下関ミッドナイト最終日の12月1日に節間女子最速タイムをマーク。スピードクイーンメモリアル選考の下関暫定1位に1分47秒5で名を残しており(12月14日時点)、今節も首位奪取を狙ってきそうだ。

 浜田は女子屈指のスピード巧者で、節間トップタイムを今年8回もマーク。これは渡邉優美の9回に次いで女子2位の数字だ。今節の浜田は初日にエンスト失格で減点5を喫したのが響き、3・エ・1・2・4着で予選27位と苦しい状況。予選突破へは4日目は2連勝に近い成績が必要となってくるだけに、勝負駆けでどんな走りを見せてどんなタイムを出してくるのか注目だ。

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