【ラグビー/NTTリーグワン】夢の舞台に立つために。 圧倒的存在への成長を期す<浦安D-Rocks>

【©ジャパンラグビーリーグワン】

浦安D-Rocksの開幕戦は、NECグリーンロケッツ東葛とのビジターゲーム。柏の葉公園総合競技場に乗り込み、ディビジョン1からの降格チームと相対することになった。

この秋、フランスで行われたラグビーワールドカップ2023で日本代表は2大会連続でのベスト8進出を逃した。その戦いぶりの感想を問うと、本気であの舞台を目指していたからこその素直な感想が飯沼蓮から返ってきた。

「今回のワールドカップは出たいと思っていたので、ファンとして応援するような感じではなかったです。自分がその場にいなかったので悔しいという感覚でもなかったですし、正直、負けてしまったなというくらいです。ただ、もっと頑張ってほしかったとは思います。選ばれた選手たちがいるということは、選ばれなかった選手もいるということですから」

日本で開催された2019年のラグビーワールドカップのときは明治大学の2年生。「シンプルにファンとして応援していた」。あの舞台はまだ夢の場所だった。その考えがこの4年間で激変した。プロの舞台に飛び込み、ラグビーワールドカップが夢から目標に変わったのだ。「小学生のころから日の丸を背負ってワールドカップに出るのが夢」である男は、27年大会のピッチに立つと心に決めている。

「27年と31年の大会には絶対に出たいです。自分が中心選手としてやっていきたいと思っています」

そのために大事になるのは今季の自身のプレーであり、チームとしての成績であるのは言うまでもない。昨季に引き続き今季もキャプテンを務める23歳のスクラムハーフは、「プレーで引っ張り、チームのスタンダードを落とさないこと」と自らに役割を課し、言葉に力を込める。

「いまの代表選手と比べても個人のプレーは負けていないと思うけど、もっと見てもらうためにはD1に昇格しないといけない。圧倒的なパフォーマンスを披露して、今年ないし来年には日本代表に選ばれないといけないと思っています。キックをうまく使ったゲームコントロールを伸ばしていきたいです」

勝負の2年目。飯沼蓮は開幕戦から圧倒的な存在感と輝きを放ち続ける。

(須賀大輔)
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著者プロフィール

ジャパンラグビー リーグワンは、「あなたの街から、世界最高をつくろう」をビジョンに掲げ、前身であるジャパンラグビー トップリーグを受け継ぐ形で、2022年1月に開幕した日本国内最高峰のラグビー大会です。ラグビーワールドカップ2023を控え、セカンドシーズンとなるリーグワン全23チームの熱戦をご期待ください。

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