【JMCシリーズ 防府読売マラソン】優勝 川内優輝コメント:5年ぶり5回目の優勝でMGCの悔しさを晴らす

日本陸上競技連盟
チーム・協会

【JAAF】

2023年12月3日(日)山口県防府市の防府読売マラソンコースにて「ジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズ」「第54回防府読売マラソン大会」が開催されました。
この度、5年ぶり5回目の優勝に輝いた川内優輝選手(あいおいニッセイ同和損保)のコメントをお届けいたします。

【川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)コメント】

2時間8分32秒 優勝
今日は沿道の応援や、ボード・横断幕など掲示して下さった防府市民の方々に励まされました。ありがとうございました。防府(読売マラソン)は半世紀以上も続いている大会で、街にマラソンが根付いていますし、JMC(ジャパンマラソンチャンピオンシップ)のG1レースになって、五輪につながるレースにしようと、大会としても勢いがあるところが大好きなので、毎年走っています。福岡(国際マラソン)も好きな大会ですが、今の状態で2時間5分50秒を狙うのは、自分には速すぎると思いました。

ペースメーカーが外れてからセルオド・バトオチル(新日本住設)さんが出てくれて、竹内(竜真、NDソフト)選手も競り合いのなかで引っ張ってくれたので、竹内選手のペースが落ちてきたところで、これは自分が引っ張らないと、という思いで前に出ました。スパートをしかけたのは三田尻大橋(39km付近)からです。ちょうどホンダのコーチの方が足羽(純実)選手に『1回リラックスして』と声をかけているのが聞こえてきて、MGCで同じホンダの小山(直城)選手にこの展開で(自分が)負けたなというのが頭をよぎり、足羽選手がリラックスしたタイミングで一気にスパートをかけようと思っていました。スパートをかけて5秒ほど離れて、その5秒差を逃げ切ったというレースでした。私はキツイところでの足の動かし方が分かっているので、そのキャリアの差だけだったかな、と思います。

MGCでも最後は4人で競り合っていて、今回もバトオチル選手と竹内選手と足羽選手と私ということで、同じような展開だなと思いながら走っていました。これは気持ちで負けたら負けるな、と。そういった意味では、MGCの悔しさもこの防府で晴らせたのかなと思っています。
レース前は大会記録の更新を目標にしていて、そこには届かなかったのですが、防府では優勝から遠ざかっていたなか、5年ぶりに優勝できたという点で、とてもうれしいです。昨年はけがで過去最低順位、最低タイムでしたが、それでも私を応援して下さった防府の方々にも、優勝という形で恩返しができて良かったです。

今後ハーフマラソンなどでスピードを上げて、大阪(マラソン2024、MGCファイナルチャレンジ)では自己記録(2時間7分27秒)を更新できればと思っています。さらに1km(ラップ)3分のペースについていき、(2時間)6分台、5分台も狙っていきたいと思います。

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【JAAF】

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