【横浜6位】「井上絢登」を知るにはまずこれを読め!
大学から数えて3度目の正直となった 【徳島インディゴソックス】
背番号:9
出身:福岡県
生年月日:2000/2/23
身長:178cm
体重:87kg
投/打:右/左
経歴:久留米商業高校ー福岡大学
強烈なパンチ力と飛距離で投手を打ち崩す大砲。高校では「久留米商のギータ」大学では「福大のギータ」とその高い打力で注目を集めた。福岡大学では通算10HRを放ち、ベストナイン(2回)・優秀選手・打点王のタイトルを獲得。昨年インディゴソックスに入団し、いきなり最多本塁打(13HR)最多打点(41打点)の2冠を獲得するなど活躍を見せた。調査書も複数枚届いたが、結果は指名漏れ。2年目の今季もチームの主軸打者として躍動し、2季連続で最多本塁打(14HR)最多打点(39打点)の2冠を獲得。今季のシーズン14本塁打は昨年自身が塗り替えた徳島球団のシーズン最多本塁打記録を更新する記録。
昨年はセンターやレフトでのスタメンがメインだったが、今季は後期からサードでの起用を増やしており、守備もそつなくこなしている。プレイヤータイプとしては内外野を守りながら高い打力を誇るという点でソフトバンクの栗原陵矢選手や阪神の佐藤輝明選手などをイメージ。
【スタメン出場 】
2022年
レフト26試合 センター31試合 ライト6試合 DH4試合
↓
2023年
レフト8試合 センター35試合 ライト4試合 DH1試合 サード19試合
成績&データ
データは独自集計 【徳島インディゴソックス】
昨年も12盗塁を決め、唯一の「2桁本塁打&2桁盗塁」だったが今年も14盗塁を決めており、記録継続。バッティングだけでなくスピードも武器の1つになる。
またバッティングではプルヒッターという特徴がある。今年の14本のホームランのうち13本がライト方向、昨年も13本のホームランのうち12本がライト方向。安打で見ても74本のうち36本がライト方向、昨年は62本のうち38本とかなりの割合で引っ張った打球を放っている。
ゾーン別打率(左右別)
データは独自集計 (投手目線) 【徳島インディゴソックス】
塁状況別打率
データは独自集計 【徳島インディゴソックス】
カウント別打率
データは独自集計 【徳島インディゴソックス】
月間成績
四国ILは6月途中に前期と後期に分かれる 【徳島インディゴソックス】
昨年2022年シーズン 【徳島インディゴソックス】
年度別成績
【徳島インディゴソックス】
2022 IsoP .218 IsoD .050
↓
2023 IsoP .258 IsoD .112
IsoP=長打率-打率 純粋な長打率を表す数値
IsoD=出塁率-打率 四死球での出塁を表す数値
簡単な指標を見ても昨年からの進化が見える。長打力を測る指標にIsoPがある。長打率から打率を引いたもので.220を超えると優秀、.280を超えると非常に優秀と言われる。今季の成績から計算すると井上のIsoPは「.258」だった。今年のヤクルトの村上宗隆選手のIsoPが「.244」でそれを上回るような数字を四国ILで残した。昨年と比較しても大きく数字を伸ばしている。
選球眼の良さを測る指標にIsoDがある。出塁率から打率を引いたもので、0.1を超えると優秀と言われる。今季の井上のIsoDは「.112」とこちらも優秀と呼ばれるラインを上回った。打力の高いバッターとして注目され続けてきたが、まだまだ打席でのレベルは上昇中だ。
野球を続けるために覚悟を決めて臨んだ1年間だった。昨年共に外野を守った茶野篤政選手や日隈モンテル選手はNPBへ駆け上がった。夢の舞台に立つためにバッティングは長打力だけでなく、確実性も向上させ、アピールし続けた。さらに外野だけでなく、サードにも取り組み選手としての起用の幅を大きく広げた。自身の可能性を高めるためにあらゆることに取り組んだ。「可動式大砲」として与えられた持ち場で求められるものに応える。誰しもが見惚れる彼にしか打てない放物線を1軍で描く日が今から楽しみで仕方ない。
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