入社1年が経過した若手社員が躍動!~スポーツクラブで働く魅力とやりがい~
左から、百田全人さん、波多野響子さん、倉田颯さん 【ⒸS-PULSE】
入社の経緯や現在の部署、前職などを教えてください。
波多野 「前職は、幼稚園児から小学生に勉強や生きることの楽しさを教える塾の先生をやっていました。楽しくて楽しくて仕方なかったんですけど、目の前にいる子供たちだけを幸せにすることに満足できず、もっとたくさんの子供にアプローチしたいなって思ったとき、Jリーグのクラブに入りたいと思いました。でも他のクラブの求人は、営業とかマネジメントとかマーケティングとか、そうした専門色が強くて、まさか塾の先生をやってた人を募集しているクラブはなくて…。私には向かない世界なのかなって思っていたのですが、エスパルスが若手社員を募集しているのを見つけて応募しました。現在の所属部署は教育事業部で、サッカースクールとダンススクールの運営を主にやっています」
倉田 「もともとエスパルスが好きなこともありますが、街づくりや地域活性ということを仕事にしたいなと思っていたところ、エスパルスの求人を見つけて応募しました。現在の所属はファンマネジメント部です。チケットの販売・データ分析だったり、ホームゲームのイベントだったり、デジタル施策の企画・設計をしていたり。あとは新規案件の企画立案をしています。前職は通信キャリアでインターネット事業の事業企画とマーケティングに携わっていました」
実際に働いてみて、エスパルスに対してどのような印象を持ちましたか?
倉田 「僕たちは、エスパルス創設30周年のタイミングで入ったっていうのが大きかったですよね。チームとしては苦しい降格という結果になってしまいましたけど、記念の年で応援をしていただいて、やはりこのクラブがまだまだ盛り上がるぞっていう熱をコロナ禍でも感じることができました。今年31年目になっても、いろんな方が応援してくださるチームで、まだまだポテンシャルのあるクラブだと思っています」
波多野 「私は、そもそも静岡という街に来たことがなかったので、街全体がエスパルスを応援しているというのを1年通して感じていて、すごいことだなと思っています。例えば今日、このクラブハウスに来るまでも、たくさんのフラッグを見ましたし、選手ともすれ違いました。Jリーガーってもっと遠くにいるものなのかなって思っていましたが、その距離の近さに驚いています」
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エスパルスで働くことで、どんなやりがいを感じていますか?
波多野 「私はサッカースクールに来ている子どもたちを見ていますが、練習が終わるとエスパルスが何位になったよとか、カルリーニョス ジュニオが点決めたんだよって説明してくれるんです。エスパルスが何かもよく分かっていない子も多いですし、試合なんて見てないって子も多い中で。この風景を見たときに、すごいなって思って。6歳の男の子を、これだけ夢中にさせるコンテンツって何なんだろうって。そういう子たちを増やしたいし、もっといろんな経験をさせてあげたい。それが仕事にできるっていうのは日々わくわくしています」
倉田 「印象に残っているのは、去年、静岡で豪雨災害があった時です。その時は、選手たちも協力して水を配ったり、土砂の撤去作業をしたりとボランティア活動をしていました。特に水は生活や命にも関わるものじゃないですか。それをとにかく必要とされている方がいる。でも、そこにプラスアルファで『エスパルスの選手からもらった』ということで、大変な中だったとは思いますが笑顔になってくれたんです。その時に、サッカーとかスポーツを超えて、このクラブがこの街になければいけないなと思いました。普段はサッカーで勇気づけてくれている人たちが、こういうときには、地域の方々に親身になって寄り添ってくれるヒーローなんですよね。そこに携われていることがやりがいです」
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入社して1年、思い出に残っている仕事はありますか?
百田 「6月18日のルヴァンカップ浦和戦で、貸倉庫の「爆速BOX」さんにマッチデーパートナーになっていただいた時のことです。その「爆速」という言葉からイメージして、スタジアムのピッチのど真ん中で50m走をするという企画を提案しました。パートナーの方々にお金をいただいてスタジアムに看板を出すということはこれまでも多いのですが、そこからもう少し効果的な露出ができないかと考えて、このような企画を実現することができました。「まさかエスパルスとこういう取り組みができるとは考えていなかった」って言われたのは嬉しかったですね」
倉田 「去年『IAI STADIUM ORANGE SUMMER NIGHT』という、試合前と勝利時にサイリウムやスマホライトを使ってスタジアムをオレンジの光で包み込もうという企画がありました。ただ、設備などの問題もあって、その演出が上手くできなかったなという反省がありました。今年はIAIスタジアム日本平がLED照明に変わって、完全暗転ができるようになったんです。それを使わない手はないなと。イベント名も公募にして、「LARANJA GALAXIA(ラランジャギャラクシア)」という名前に決まり、当日の演出もばっちりと決まりました。皆さんに楽しんでもらえましたし、一体感を生み出すことができたと思っています。アンケートを見ても満足度が高いイベントになっているので、良かったなと思います」
今後エスパルスでどのようなことをしたいですか?
百田 「僕がこのクラブで成し遂げたいのはタイトルをたくさん取るということです。今ここにトロフィーがありますが、優勝のトロフィーがもっと増えてほしい。今の自分の部署であればエスパルスをサポートしてくれる企業を増やすことだし、トップチームだけじゃなくて、ユースだったり教育事業部も含めて、エスパルスの魅力を最大限伝えていきたいです」
波多野 「私は、もっともっと子供たちに、エスパルスを知ってほしい。サッカースクールやダンススクールに通う子どもたちを増やすことはもちろんですが、スタジアムにも来てほしいんですよね。そして、お母さんとかお父さんも笑顔にしたい。スタジアムに家族みんなで来て、笑顔で帰ってほしいなと思っています」
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ism編集部
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