残留に向けて、ホームでなんとしてでも勝ち点が欲しいカディスは試合開始から持ち前のアグレッシブなスタイルを見せる。それに対し、セルタも固い守備からの縦に早い攻撃でカディスゴールに襲いかかる。カディスが相手陣内でボールを握る時間が続くが、なかなか決定機を作り出すことができない。33分、ドリブルで駆け上がったボンゴンダがエリア内で後ろから倒され、ペナルティーキックかと思われたがVARの判定によりこれは取り消される。40分にはイサークのクロスボールに合わせたロサーノが一度はキーパーに弾かれるも頭でゴールに押し込む。だがこれもVARのオフサイドの判定により、取り消しとなる。両チーム相手ゴールに迫るものの得点を奪えず前半をスコアレスで折り返す。

53分、遂にゲームが動く。ゴール正面でエスカランテからソブリーノがペナルティーエリア内でパスを受けると左足一閃。ファンの後押しを受けるカディスが先制に成功する。このままでは終われないセルタも前線からの激しいプレッシャーで反撃を試みる。68分にはクロスボールからフリーでヘディングシュートのピンチを招くが、ここは守護神レデスマが好セーブでチームを救う。その後もセルタの攻撃が続くが、カディスが最後まで粘り強い守備でゴールを許さずホームで貴重な勝ち点3を獲得した。

次節はリーグ最終戦。6月5日 午前2時キックオフ。アウェーでエルチェCFと対戦する。