バスケ遠征民、今季終了! 来季は未訪問の土地でバスケ愛、写真愛を通じた出会いが楽しみ!!【B MY HERO!】

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2年連続CSにて推しvs.推しのマッチアップ 【(C)kii】

 B MY HERO 特派員のkii(きぃ)です。

 レギュラーシーズン(RS)が終了して2週間が経過しましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。寂しさだったり、完全燃焼だったり、来シーズンへすでに前に向いている方、移籍情報への緊張に毎日ドキドキされている方、またはファン感謝祭やサンクスパーティーなど楽しまれている方、選手同様にブースター各々も充実したオフシーズンを過ごしていただきたいと思います。

 個人的に応援しているアルバルク東京、島根スサノオマジックともにファイナルへの切符を手に入れることはできませんでしたが、今シーズンほど盛り上がった年はありませんでした。最後の最後まで混戦を極めた西地区の順位争い。RS最終節で決まったCSのトーナメントは、運命か宿命かご縁か、昨シーズンに引き続き松江総体(松江市総合体育館)という同じ地で同カードの島根vs.アルバルクのクォーターファイナルを迎えることとなりました。

訪れるたびに進化する松江総体の演出

 アウェーで松江総体に行ったことがある人はなおさら、行ったことがない人でも「あそこはスゴイから覚悟して」という噂は耳にされている方も多いのではないでしょうか。

 全面真っ青に染まった体育館で、一糸乱れぬメガホンクラップ、声出し解禁以降のコールの統一感、あの音量の中で隣の人と難なく話すことは難しいと思っています(笑)。

 バスケットLIVEで視聴していた母が、「島根ってBGMかかってないの?」と聞いてきたことがあるのですが、いいえそうではなくて応援の音量がすごくてBGMが中継ではかき消されていたのだと思います。

アウェー席に座る醍醐味。この光景は何度見ても鳥肌が立ちます 【(C)kii】

 おそらく何種類もある試合展開に合わせた音響のセンスも、私はBリーグ1だと思っていて、炎、映像、照明の使い方も含め、スターティング5→カウントダウン→ティップオフ直後までの音楽のリズムに合わせて会場が一体となる非日常感は何度経験してもワクワクします。

 スティールやダンクなど一気に形勢逆転するようなときに流れる曲も、それに合わせたアリーナMCのHONSHOWさんの「行くぞ島根ーーー!...CLAP CLAP CLAP CLAP!」の煽りは、敵にしたとき心底「やめてー!」と思うのです(褒めています)。正念場となる4Q入りの雰囲気作りも最高ですし、特にHONSHOWさんの相手チームへのリスペクト、アウェー遠征組への気遣いが言葉の要所々々に感じられるので、未踏の方はぜひ来シーズンに訪れていただきたいです。

相手へのリスペクトも忘れず、会場の一体感を作り上げる唯一無二の天才アリーナMCさんだと思います 【(C)kii】

アウェーブースターも虜にする《アクア☆マジック》

 また、島根のホームを語るうえで、外せないのがオフィシャルチアパフォーマンスグループの《アクア☆マジック》です。地元での根強い人気だけでなくアウェーブースターさえも虜にする魅力が溢れています。

 初めて見たときはパフォーマンスの多さに驚きました。登場回数だけでなく、レパートリー曲が豊富で、そのなかには歌唱曲3本も含まれていて雷に打たれたような感覚でした。例えば、競技性の高いチアグループであれば、狂いのないハイパフォーマンスを前や上から全体を通して見ていただきのはそうですが、アクア☆マジックの場合のどこに座っても誰かと目が合うような親しみやすい感覚をぜひ皆さんにも体験していただきたいです。

いつかファイナルの舞台で彼女たちのパフォーマンスが見られる日を夢見て 【(C)kii】

 今やチアは試合を盛り上げるためだけでなく、男女問わず、選手以上にコアなファンが付くほど各チームにとって価値が高く評価されるべき存在だと思っています。QFで見た彼女たちの涙に、日頃の努力とかけた想いの強さを感じました。

QFで、アルバルカーズに「アルバルクWE」を見せてくれました! 【(C)kii】

2年連続CS進出を後押しした島根ブースター

 シーズン通して “接戦に強い島根”を作り上げた要素のひとつにも間違いなくブースターの力は大きいでしょう。

 2年連続GAME3までもつれ込んだQFでしたが、今年のアルバルクはあの雰囲気に呑まれずにしっかりと決めるところで決め、守るところで守り、終始勝利への強い意志を感じていました。両チームのブースターである身としてはどちらかがQFで姿を消してしまうという現実に多少複雑な気持ちはありましたが、2年連続でCSの素晴らしい舞台と環境を創り上げてくださった島根で開催できてよかったと思っています。

真っ青な会場の中、堂々と挑んだアルバルクの姿にファンになったスサノオブースターも多いとか… 【(C)kii】

 松江総体では、青いユニフォームを着た2人と赤いユニフォームを着た2人の女性4人グループもお見かけし、お互いが良いブースター関係を築けているのも島根とアルバルクの縁かなと思えることもうれしいですし、いつでも温かく迎えてくれるのも、東京に帰るときには名残惜しそうにメッセージをくれるのも県民性や人柄の表れだと感じています。

 私のことをきぃさんではなくきぃちゃんと最初から呼んでくれたのも島根のみなさん。良くも悪くもドライな関係に慣れていた私にとって、訪れるたびに『おかえり!』と声をかけていただけることは、何度も心温まる瞬間でした。

島根のサクセスストーリーに欠かせないP。まだまだプレーを見ていたかった! 【(C)kii】

 出会いは会場以外のところにもたくさんあります。皆さんにも現地の店員さんが自分のことをずっと覚えていてくれていると嬉しかった経験はありませんか? 島根の店員さんはすごいです。「髪、切ったんですね!」「昨夜のニュースで今日は東京と試合だと聞いたので絶対来てくれると思ってました!」「今日はスーツケース小さいんですね!」など、着いて早々話しかけてくれることが多く、自分もすっかり地元民になった気分になれます。

(余談ですが、店員さんに覚えてもらうためにおすすめな方法は、誰ともかぶらないような特徴的なお財布を持つことです(笑)。私はこれで遠征先の沖縄、広島、島根、京都、仙台に店員さんのお友だちができました)

  特に、用があろうとなかろうとまた訪れたいと思わせてくれた島根ブースター、県民の皆さんは私のバスケ人生のなかで大きな財産です!

宍道湖に降りられる場所を発見。水の透明度に驚きました!まだまだ知られざる島根… 【(C)kii】

 最後になりますが、各チームのブースターの皆さん、今シーズンも各地でたくさん声をかけてくださってありがとうございました。まだまだ行ったことのない会場はたくさんあるのですが、バスケ愛、写真愛を通じてこれからも素晴らしいご縁に恵まれることを願っています。

 またお会いできる日楽しみにしています!

前と上を見つづける安藤選手に来シーズンもついていくのみです! 【(C)kii】

kii(B MY HERO!特派員)

【(C)kii】

祖父の形見のカメラと共にBリーグ各アリーナで撮影した写真を通じて魅力を発信中。遠征先では必ず現地のカフェを探訪・ハシゴするほどの生粋のコーヒー好き。バスケだけでなくスポーツが好きすぎて、過去には学生アスリート支援の仕事に携わっていたが、現在は趣味が高じてクリエイターとして表現者の世界へ。自称仕事もバスケも強運女子。3年前から隙間時間に始めた鉛筆画にもハマっている。尊敬してやまない人はバスケの世界へ導いてくれた井上雄彦先生。

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著者プロフィール

B MY HERO!は「あなたのヒーローを見つける1時間」をコンセプトにしたBリーグ公認の応援番組(毎週火曜18時~)です。番組特派員が推しクラブの模様やゲームの演出など、Bリーグの楽しみ方をレポートしていきます。

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