カディスはこの日難しい戦いを強いられる。開始65秒、キックオフ直後からカディスゴール前でボールを持ち続けたアトレティコ・マドリードが開始早々の先制点を奪う。グリーズマンの左足から放たれたシュートはレデスマの手を掠めながらサイドネットへと吸い込まれる。その後もアトレティコがボールを握り続ける展開に。カディスは我慢強くゴール前を固めながらカウンターのチャンスを伺う。10分、ネグレドがこの日カディスにとって最初のシュートを放つがこれは枠の外へ。21分、フリーキックに頭で合わせたモモが一度はゴールネットを揺らすも、これはオフサイドの判定に。このシュートを機に攻撃に弾みをつけたかったカディスだが、次のゴールを奪ったのはアトレティコだった。ゴール正面でワンツーから抜け出したグリーズマンが左足でゴール隅へと流し込む。31分にもグリーズマンにチャンスが訪れるがここはモモが体を張った守備で追加点を許さない。後半は相手ディフェンダーに対して持ち前のハイプレッシャーをかけショートカウンターを狙う。アトレティコはシンプルに長いボールでプレッシャーをかいくぐると、最後はペナルティーエリア内ゴール正面でフリーになっていたモラタに決められ、3点差とされる。なんとか反撃に出たいカディスだったが、アトレティコの巧みなパス回しを前になかなかボールを握ることができない。56分、カディスは、アルカレスが身を投げ出しながらクロスボールを阻止しようとするが、ボールが手に当たってしまいPKを献上。アトレティコがこれを決め、カディスは立て続けに失点。カディスは72分にロサーノのスーパーロングシュートで1点を返すが、その直後にモリーナにレデスマとの1対1を冷静に決められる。その後もアトレティコがゲームの主導権を掴み続ける展開が続きゲームはそのまま終了。次の試合に向けて課題が残るゲームとなった。
カディスの次のゲームは、日本時間5月13日土曜日午前4時キックオフ。アウェーでマジョルカと対戦する。