世界王者相手に奮闘するも、勝ち点を奪いきれず【カディスCF】

カディスCF
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【@Cadiz_CF】

5分間で見えた力の差

前節レアル・ベティスに2―0で完勝し、勢いに乗りたい14位カディスCFは2位レアル・マドリードをホームに迎えた。

カディスは前節からスタメンを一人変更してこの日のゲームに臨んだ。

前半からゲームは目まぐるしく攻守が入れ替わる展開に。レアル・マドリードがボールを握りながら徐々にカディス陣内に押し込んでいくのに対し、カディスはピッチ中央でブロックを形成しながら、素早いカウンターからのチャンスを狙う。
この日最初にチャンスを作ったのはホームのカディスだった。右サイドのボンゴンダがドリブルで中央へと侵入し、サイドチェンジ。後方から駆け上がってきたエスピノが強烈な左足のシュートを放つが、これはポストに弾かれる。レアル・マドリードもすぐさま反撃を見せる。15分、左サイドから攻め込むと、最後はスペイン代表アセンシオがペナルティーエリア内から左足で強烈なボレーシュートを放つがカディスの守護神ヒルがスーパーセーブを見せる。その2分後にはレアル・マドリードが中央から縦に速い攻撃で最後はベンゼマがゴールキーパーと一対一になるが、またしてヒルが好セーブを見せる。34分、39分にはベンゼマとこの日マン・オブ・ザ・マッチに選ばれる活躍を見せたロドリゴが決定機を迎えるも決め切ることはできず前半をスコアレスで折り返す。

後半に入ってもレアル・マドリードの攻撃は止まらない。バラエティー豊かなパスでカディスペナルティーエリア内へと何度も侵入する。それに対しカディスは、守護神ヒルを中心とした粘り強い守備で簡単にはゴールラインを割らせない。
49分、ディフェンダーのロングフィード一本からロドリゴが裏へと抜け出し、キーパーと一対一の決定機を迎えるが、この日絶好調のヒルがここでも好セーブを見せる。
カディスはクリス・ラモスとボンゴンダを中心にカウンターから相手ゴールへと迫るが、レアル・マドリードの素早い戻りを前になかなか決定機を作り出せない。
72分、遂にゲームが動く。スローインの流れから、ナチョがペナルティーアーク付近でボールを受けると、最後は右足を振り抜き、ゴール左隅へとシュートを突き刺す。先制点を奪ったレアル・マドリードだったが攻撃の手を緩めない。76分、カウンターからゴール前で短いパスを繋ぎ、最後はフリーになっていたアセンシオが左足でゴール隅へとシュートを流し込み追加点を奪う。後がなくなったカディスは前線からハイプレッシャーをかけショートカウンターを狙うが、レアル・マドリードは長短のパスをうまく使い分けながらさらにカディスゴールへと襲いかかる。
カディスはチャンスを作り出すことができず、ゲームはそのまま終了。レアル・マドリードの完封勝利となった。

カディスの次の試合は4月22日土曜日 午前4時(日本時間)キックオフ。 アウェーでRCDエスパニョールと対戦する。

右サイドで躍動したボンゴンダ 【@Cadiz_CF】

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著者プロフィール

カディスCFっちゅうクラブは南スペインにある港湾都市を拠点にしとって、1910年に創立したほんま歴史あるクラブやねん。本拠地カディスも3000年っちゅう歴史があるゆうて、欧州で最も古い街の一つなんて言われてますわ。市内の人口は10万人強しかおらん小さな街やねんけど、黄色に染まる熱狂的なサポーターはスペイン国内でも有名やでほんま。セルベラ監督が就任してからは、あ、みんな「メガネさん」ゆーて呼んでるんやけどな、5年間で3部(セグンダB)から1部(プリメーラ)まであっちゅう間に昇格して、15年ぶりに1部を戦った2020-21シーズンはプリメーラ未経験の選手もほんま多かってんけど、見事残留っちゅう目標を達成してん。すごない? Cadiz CF Twitter【日本公式】 https://twitter.com/Cadiz_CFJP

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