大勝負での大きな勝利。ファイナル進出へ王手をかけた選手・監督のコメント【V1女子/NECレッドロケッツ】

NECレッドロケッツ
チーム・協会
V・ファイナルステージ第2戦、久光スプリングスとの戦い。
残りの試合を全勝することがファイナル(決勝戦)進出への絶対条件。

出だしから勢いに乗ることが出来、1セット目、2セット目を先取。
このままの勢いで行くと思われたが3セット目大量リードを許し追いかける展開に。
しかし、諦める人は1人もいなく大逆転で3セット目も勝利しファイナル進出へ王手をかけた。
全員の『勝つ』という気持ちが前面に出ていたこの試合。試合終了後に選手と監督が語ったこととは。

この日4本のブロックを決めた島村選手 【NEC RED ROCKETS】

#1 島村春世(ミドルブロッカー)

ファイナル4久光スプリングス戦を振り返ってーー
 今日の試合はこちらのサーブが終始機能して相手の攻撃を絞らせるということが出来ました。ブロックもいい感じに仕掛けることが出来たのが今日の印象です。試合前にこちらの攻撃のリズムを見直そうという話をして今日の試合に入り、話していた攻撃のテンポがすごく良かったと思うので来週に向けてさらに精度を上げていけたらなと思います。


3セット目に相手がメンバーを変えてきましたがどう戦ったかーー
 途中、相手のメンバーが変わり久光#1長岡が入ってきて左利きということでマークの仕方が変わりましたが、私個人としてはとにかく久光さんに対しては高さではなくブロックの完成をネットの向こう、とにかく完成を早くして前に出すという意識を持ちプレーしていました。ブロックシャットの場面では相手を誘いこみながら、相手と駆け引きをしながら自分の「こっちにくるだろうな」というのを考えて実行しながら個人的な駆け引きを今日はできたかなと思いますが、まずはチームとして決めたブロックディフェンスのブロックの範囲というところを意識してプレーしていました。

久光戦の最後、勝負を決めた島村のブロック 【NEC RED ROCKETS】

#2 古賀紗理那(アウトサイドヒッター)

試合を振り返ってーー
 今日は3-0で勝つことが出来て、まずは次の試合に繋げれたことが良かったと思います。
今日の試合に関して言うとサーブで攻めて、相手のCパスをあまり決めさせずに自分たちのオフェンスが落ち着いて出来たことが今日の勝因だと思います。

古賀紗理那/アウトサイドヒッター 【NEC RED ROCKETS】

昨日と今日の戦いの違いーー
 先ほども言いましたが、サーブで攻めて、昨日もサーブの効果は良かったですが、Cパスからの攻撃で昨日は結構点数を取られてしまったことが多かったですが、今日に関してはしっかり抑えてシャットも増えてましたしそこからのオフェンスのテンポが良かったと感じます。

また次の週もあるので集中して、コンディションを整えていきたいと思います。

ガッツポーズが輝く古賀選手 【NEC RED ROCKETS】

金子隆行監督

選手と積極的にコミュニケーションを取る金子監督 【NEC RED ROCKETS】

試合を振り返ってーー
 昨日の敗戦からもう1回オフェンスというところをテーマにし、その中でもオフェンスも悪くありませんでしたが、サーブ&ブロックというところがいいところでしっかり機能できた部分が良かったかなと思います。3セット目も終始苦しい展開が続きましたが、もう1回我々の強みであるサーブから流れをしっかり作って最後ブロックで仕留めることが出来たことが良かったと思うので、来週も上尾さんは非常にレベルの高いバレーボールをするチームだと思うのでこちらも質で負けないように準備していきたいと思います。
セッターの起用に関してーー
 昨日は東レさんというところで、両レフトというところがオフェンス力の高い選手がいたので塚田の高さというところを1つ大事に戦ったのと、今日は澤田の豊富なアイディアのあるトスワークというところで久光さんはブロックディフェンスの非常に良いチームなのでそこに簡単に乗らせないように今回スタートで起用しました。中川に関してもディフェンスも非常に良いですし、冷静にプレーが出来る選手なので2枚替えのところで後ろのディフェンス力というところも期待して投入しました。

前向きな言葉が飛び交ったタイムアウト中の様子 【NEC RED ROCKETS】

3セット目終盤に勝ち切れた勝因はーー
 今日の試合は勝つことしか次に望みを繋げることが出来なかったので、どういう展開になっても最後まで諦めないという話は朝のミーティングでもキャプテンから出ていたので、選手たちも自分たちが最後まで諦めないでしっかり集中してサーブからブロックディフェンスで仕掛けるところがよかったかなと思います。タイムアウト中も常に前向きな言葉が非常に出ていたのでその結果が最終的に流れを引き寄せることが出来たかなと思います。

次戦は現在2位につけている埼玉上尾メディックスとのファイナル(決勝戦)をかけた直接対決。
決戦の舞台はスカイホール豊田。15日(土)の15:05試合開始となる。
これまで積み上げてきたことを信じて戦い、代々木への切符を掴めるのか。
熱い戦いから目が離せない。

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著者プロフィール

V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(V1女子) に加盟する女子バレーボールチーム。日本リーグで優勝1回、Vリーグでは優勝7回、天皇杯・皇后杯1回、黒鷲旗でも2回の優勝実績がある。2021年、これまでの歴史を継承しながら、更なる進化を遂げるためチームのリブランディングを実施し、ホームタウンを神奈川県川崎エリア、東京エリアとした。チームのエンブレムであるロケット胴体部の三層のラインは、ロケットに搭乗しているチーム、サポーター、コミュニティを表現。チームに関わるすべての皆さまに愛され、必要とされる欠かせない存在になることを目指す。

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