プレッシャーを力に!NECレッドロケッツが勝負強さとチーム力を発揮し、V1女子ファイナルステージへの進出を決める!【NECレッドロケッツ】

NECレッドロケッツ
チーム・協会

【NEC RED ROCKETS】

ファイナルステージ進出へは”勝利”が絶対条件の試合が3週連続で続く中、NECレッドロケッツはレギュラーラウンドを5位につけていた。(3/24(金)時点)
上位チームとの差はわずか1勝差。
負けたらファイナルステージ進出の希望の光が消えるというプレッシャーがかかる試合が続く中、選手たちは常に挑戦する姿とバレーボールができる喜びを全身で体現し、深谷市総合体育館にて行われた2戦をストレートで勝ち切り、『宇宙一輝く星』へ向かう切符を手にした。

《3/25(土) vs デンソーエアリービーズ》
1セット目。
序盤から上野・山内・古賀のサービスエースや、古賀の鋭いスパイクで6-3と一歩先行する。小島のナイスレシーブから古賀の連続バックアタックや、山内はブロックを利用してのスパイクを連続で決め、さらに島村も決め15-9と点差を広げる。

リベロ:小島満菜美  【NEC RED ROCKETS】

その後も点数を重ね、良い流れで終盤を迎える。ここで上野に代わり井上がリリーフサーバーで入りサービスエース!会場が盛り上がり、最後は古賀のスパイクが決まり25-17で1セット目を先取した。

リリーフサーバーで出場し、ポイントをあげた井上琴絵選手 【NEC RED ROCKETS】

2セット目。
出だしはデンソーに先行を許すが、山内の好レシーブが続き、最後は澤田のブロックによりロングラリーを制し流れを引き寄せる。

ロングラリーを制した後の山内美咲選手、澤田由佳選手コンビ  【NEC RED ROCKETS】

今リーグ、サーブ賞を獲得した古賀の鋭いサーブやサービスエースで8-6となる。その後島村のブロックが決まり、上野の2連続サービスエースもあり、流れを完全に掴む。デンソーの粘りもあり点差を縮められるが、二枚替えで塚田と廣田が入ると、廣田のブロックポイント、スパイクポイントと、二枚替えが機能し、チームに勢いをつけ、最後はサラのスパイクが決まり25-20で2セット目も連取した。

ここぞというときに廣田へボールを託すセッターの塚田しおり選手と、それに応える廣田あい選手 【NEC RED ROCKETS】

3セット目。
古賀のスパイクポイントから3セット目がスタートした。島村が相手ブロックを置いていくブロード攻撃を決めるとくノ一のようなプレーから、会場が歓声でどよめく。

相手のブロッカーを翻弄させる助走でスパイクを打ち込む島村春世選手 【NEC RED ROCKETS】

上野のスパイクも決まり、12-6のダブルスコアでテクニカルタイムアウトを迎える。山内の移動攻撃が豪快に決まり、二枚替えで入った塚田・廣田が、塚田はディグ、廣田はスパイクでチームを鼓舞する。最後は少し相手に点差を縮められるものの、島村がダイレクトを決め切り25-18、セットカウント3-0でこの試合を勝利した。

《3/26(日) vs 上尾メディックス》
このレギュラーラウンドで最終戦になるかならずにファイナルステージに進むのか、その決戦が開始された。対するは開幕で2連敗となった埼玉上尾メディックス。

1セット目。
出だし先行するが、その後上尾のサービスエースや粘りに点差を離すことが出来ずに6-6、接戦となる。サラのスパイクや、山内も続けてブロックを利用したスパイクを決めて点数を重ねていく。

高さのあるスパイクで得点を重ねるサラ・ウィルハイト選手 【NEC RED ROCKETS】

古賀のブロックポイントもあり、12-10でテクニカルタイムアウトを迎え、その後島村のブロード攻撃も決まるが、13-13と追いつかれる。サラのブロックポイントで手を取り、そのまま流れに乗りたいが上尾も攻撃が続き点数の取り合いが続く。
終盤、上野がブロックで存在感を出し、小島がナイスディフェンスで仲間を鼓舞していく。上尾のミスもあったが、上野の1人時間差攻撃も綺麗に決まり25-21で1セット目を先取した。

2セット目。
出だしから小島と澤田のナイス繋ぎでロングラリーを山内が決め切り、その後も古賀を中心に得点を重ねる。

勝負どころで決めきるエース古賀紗理那選手 【NEC RED ROCKETS】

島村のブロックポイントでチームを盛り上げ、サラも続けて決めていく。小さなミスもあったが、ひきずることなく上野のスパイクで取り返す。二枚替えで入った塚田・廣田も、ディグとスパイクでチームに勢いを与える。上尾に流れを渡してしまいそうになるが、廣田がライトからキレキレなスパイクで21-15とする。山内のスパイク・ブロックポイント、澤田のサーブで崩し、上野のクイック、最後は上尾のミスもあり2セット目も連取した。

安定したプレーでチームを支える上野香織選手 【NEC RED ROCKETS】

3セット目。
序盤から点数の取り合いとなる。上尾の粘りと攻撃に流れを掴めず、点数をなかなか重ねられない中、古賀が3連続でスパイクを決め、コートの中が引き締まる。
さらにサラのブロックポイントをきっかけに流れを掴みかけたが、上尾の粘りで流れを渡してしまう。島村・古賀が点差を縮めようと奮闘するが、ブレイクすることができず20-23となってしまう。上野に代わりに入った山田が、打点の高さを生かしたスパイクを決めきる。

大事な場面でコートに立ち、得点をあげる山田二千華選手と喜ぶ選手たち 【NEC RED ROCKETS】

そしてサラと古賀が決め、ここで1セットも落とさない気持ちをこめたクルーの皆さんのハリセンでの後押しの力もあり、最後はサラのサーブが決まり26-24。大事な一戦、そして開幕二連敗のかりを返した形で激闘を制した。

2日間、激闘を制した勝利後の集合写真 【NECRED ROCKETS】

《各試合のVOM受賞選手》
・3/25(土) アウトサイドヒッター:山内美咲
・3/26(日) アウトサイドヒッター:古賀紗理那

VOMインタビュー:3/25(土)受賞 / 山内選手 ・3/26(日)受賞 / 古賀選手 【NEC RED ROCKETS】

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4/8(土)から始まる「V・ファイナル4」は、レギュラーラウンド上位4チーム(東レアローズ、埼玉上尾メディックス、久光スプリングス、NECレッドロケッツ)がそれぞれレギュラーラウンド順位に基づいたアドバンテージポイント(4位のNECは0ポイント)をもって、総当たり戦(各チーム3試合)を行う。
その結果、ファイナル4内での勝利数(同勝利数の場合はポイント数、さらに同ポイント数の場合はセット率・・)にて上位2チームが、4月22日国立代々木競技場 第一体育館でのファイナル(1戦)に進み、2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 WOMENの優勝を争うことになる。

NECレッドロケッツの初戦は、1位通過の東レアローズ。
昨年12月に行われた皇后杯では決勝戦で対戦し、3-1で勝利したものの、レギュラーラウンド2回戦目では悔しくもフルセットで敗れている相手だ。
初戦から目が離せない試合が想定されている中、NECレッドロケッツの巻き返しが始まる。

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著者プロフィール

V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(V1女子) に加盟する女子バレーボールチーム。日本リーグで優勝1回、Vリーグでは優勝7回、天皇杯・皇后杯1回、黒鷲旗でも2回の優勝実績がある。2021年、これまでの歴史を継承しながら、更なる進化を遂げるためチームのリブランディングを実施し、ホームタウンを神奈川県川崎エリア、東京エリアとした。チームのエンブレムであるロケット胴体部の三層のラインは、ロケットに搭乗しているチーム、サポーター、コミュニティを表現。チームに関わるすべての皆さまに愛され、必要とされる欠かせない存在になることを目指す。

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