プレミアリーグの第26節でアストン・ヴィラはクリスタル・パレスをホームに迎えての一戦に臨んだ。前節のエヴァートン戦を2-0で勝利しており、その勢いをホームでも発揮できるか期待された中での試合となった。

　ゲームは開始早々にクリスタル・パレスのザハにゴールネットを揺らされるが、これは直前のプレーがオフサイドだったためゴールは取り消しとなった。

　均衡が破れたのは27分、中盤でのカマラとマッギンの見事な連携からマッギンが縦に走っていたマティ・キャッシュに絶妙なスルーパスを供給。これをキャッシュが自ら持ち運んで中央へクロスを入れると、これがパレスのディフェンダーのアンデルセンに当たってボールがゴールに吸い込まれた。ヴィラがラッキーな形で先制を奪うことに成功する。

　前節までの試合で5試合連続ゴールを決めていたオリー・ワトキンスは、記録更新が注目されていたところだったが、この日は不発に終わる。前半にブエンディアのスルーパスを受け取ったワトキンスが、近距離からポストをかすめるようなシュートを放ったが、これは惜しくも決まらなかった。

　それでもここ数試合で改善してきた守備陣が躍動し、クリスタル・パレスの攻撃をシャットアウト。後半途中に要のブバカル・カマラが負傷交代したことが心配事項だが、試合自体はクリーンシートを達成しリーグ戦2連勝。アストン・ヴィラは来週アウェイでウェストハムとの試合を控えている。