【3.2記者会見1】3.9後楽園ホール大会エキシビジョンマッチにて引退 原田大輔選手引退発表記者会見リポート

プロレスリング・ノア
チーム・協会

【PRO-WRESTLING NOAH】

本日の記者会見にて、昨年8月27日より頸部のダメージにより試合を欠場していた原田大輔選手が、3月9日の後楽園ホール大会にて行われるエキシビジョンマッチ1分 原田大輔vs小峠篤司を持って引退することが、本人より発表された。プロレスラーとして大きな決断をした原田大輔選手の想いを聞く。

【選手コメント】

【PRO-WRESTLING NOAH】

原田大輔選手

「ご視聴ありがとうございます。昨年、8月に自分の首に異常が見つかりました。それから半年、治療に専念するため欠場させていただいておりました。来週、3月9日後楽園ホールで原田大輔は、引退します。この半年間、医療チームの先生方の指導のもと、首の回復に向け治療を行い、そしてNOAHの専属トレーナー・長濱先生の施術で首の改善に取り組んできました。半年経って回復の兆しというものが無く、ドクターストップという形で引退を決断しました。2006年に大阪プロレスでデビューして、2013年にプロレスリング・ノアに入団して。今まで(関わった)たくさんのレスラー、スタッフ、そして何よりたくさんのファンの皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。17年間、本当にありがとうございました」



長濱健人トレーナー

「プロレスリング・ノアのトレーナーの長濱と申します。よろしくお願いいたします。僕の業務は選手のケガの管理、また試合前後のケアになります。原田選手のケガについてですが、ケガの名前は“頸椎環軸椎亜脱臼”(けいついかんじくついあだっきゅう)というものになります。頸椎の一番上の骨のことを環椎(かんつい)と言い、2番目の骨のことを軸椎(じくつい)と言います。その部分で亜脱臼をおこしている状態を言い、その部分で脊髄を圧迫すると命の危険があります。原田選手は幸い症状が出ていませんが、このままプロレスを続けていくことは命にかかわるという事で、今回の引退という選択肢になりました。原田選手の引退はとても残念に思いますが、今回の検診により一人の命を守ることができたのだと思い、これからも選手たちを注意深くサポートしていきたいと思います」



武田有弘取締役

「原田大輔選手の引退試合について発表します。3月9日、後楽園ホールにて原田大輔引退試合 エキシビジョンマッチ1分 原田大輔vs小峠篤司。ドクター立会いの下、開催させていただきます。原田選手最後の試合となりますので、よろしくお願いいたします」

【質疑応答】

ー自覚症状というものはあったのでしょうか?



原田大輔選手

「自覚症状というのは全くなくて。痛みだったり痺れ、首を動かしても何も痛みはない状態で、むしろずっと元気な状態です。ウエイトトレーニングの方もずっとやっていて、今日もこの会見に来る前にジムに行ってウエイトトレーニングをしてきたぐらい元気は元気です。トレーナーの長濱先生からもブリッジは柔軟性を高めるためにやった方が良いという事でやっています。僕自身、自覚症状が何もなくて、今回の引退を一番信じられていないと僕は思っています」



ー長らく“現役を続行できるか”というせめぎ合いがあったかと思いますが、そこでどのような気持ちの葛藤があったのでしょうか?



原田大輔選手

「気持ちの葛藤ですか…やっぱり…葛藤、やっぱり生きてこそだと思いますし、プロレスラーとしては生きていけないですけど、一人の人間としてまだまだ生きていかないといけないので、そういう部分で受け入れた、という感じですね」



ー受け入れるまでは時間がかかりましたか?



原田大輔選手

「正直、8月に見つかった時に“引退”という言葉は病院の先生からも言われていて。やっぱりその時から少なからず受け入れていたので。今回の決断も、なんでしょう…生きるためにはこうするしかないんだな、という思いでした」



ースポーツ選手の引退は医師によって判断が分かれるかと思いますが、いわゆるセカンドオピニオンも含めて納得感のある合意形成ができたという認識でよろしいでしょうか?



長濱健人トレーナー

「はい、納得しました。今回検診を行っていただいた牧田総合病院の朝本先生を含めた、複数のドクターに協議していただいた上での決断になりますので、納得しています」



ー引退試合は1分のエキシビジョンマッチが決定しているとのことですが、引退セレモニーなどはあるのでしょうか?



原田大輔選手

「それはないです。もうエキシビジョンという形ですけど引退試合をさせてもらえるので、僕はそれで終わりたいなと思っています。10カウントゴングもする予定はないです」



ーファンの皆さんもお別れの言葉を伝えたいと思う方も大勢いらっしゃると思いますが、そういった機会などを作られる予定はありますか?



原田大輔選手

「そうですね、まぁ3月9日、サイン会という形になりますけれども立たせていただき(たいと思い)ますし、その先の3月19日の横浜武道館でもサイン会をやらせてもらいます。そこで皆さんに僕も直接 “今までありがとうございました” という言葉はお伝えしたいですし、是非来ていただきたいなと思っています」



ー最後の相手に小峠選手を選んだという点について教えてください。



原田大輔選手

「2006年に大阪プロレスでデビューした時の相手が小峠さんで、2013年にNOAHに入った時のデビュー戦も小峠さん。まぁ今までいろいろありました、本当に。原田小峠とニコイチで見られるのが嫌な時期もありましたし、二人で組んでNOAHに上がっていた時、海外に行った時、いろんな経験をしてきたので。まぁNOAHの中で戦いたい選手は正直いっぱいいます。でも最後はやっぱり小峠篤司かな、と思いました。今回、3月9日ですけど仮に5年後、10年後、引退試合が先だったとしても最後の相手は小峠篤司を選んでいたと思います」



ーNOAHジュニアのエースとしてNOAHの黄金期の再来を目指してこられましたと思いますが、何か託したい想いやメッセージなどはありますか?



原田大輔選手

「僕の想いというよりも、今戦っている選手たちそれぞれが考えて見せて欲しいなっていう想いが一番ですかね。9日のメインイベントで戦うAMAKUSAとHi69、やっぱりNOAHジュニアの凄さっていうのを彼らにも見せて欲しいし、僕はこれからは外から見るので。これからのNOAHジュニアに期待したいです」



ー引退後のビジョンなどがあればお伺いできますでしょうか?



原田大輔選手

「プロレスは凄く好きなんです。NOAHも好きです。だから周りの人を騙しこんでマスクマンでデビューしようかなんて本気で考えました。全然笑えないですよね(笑)でもそれぐらい僕はプロレスが好きで残りたいという気持ちもあったんですけど、身体が元気で動けるのに…やっぱりずっと中に携わって見ていくっていうのは僕の気持ち的に持たないなっていうのをすごく感じました。武田さんやスタッフの方からコーチなり裏方として残る道を言ってくださったんですけど、僕の気持ちが続かないなと思ってNOAHに残らないことに決めました」



※質疑応答が終了、ここで武田有弘取締役、長濱トレーナーは退席



原田大輔選手

「久々の会見でこのようなご報告しかできなかったことは本当に申し訳なく思っております。残り1週間、プロレスラーとして残された時間を全力で全うしていきます。3月9日、後楽園ホール、最後の原田大輔のプロレスをドカーンと受け取ってください!17年間、ありがとうございました!」





苦渋の決断であっただろうが “生きるため” そう語る原田大輔の言葉は、原田大輔のプロレス同様とても力強いものだった。今まで我々に力強い素晴らしいファイトを見せてくれた原田大輔の戦いを、最後の最後まで応援したい。

【PRO-WRESTLING NOAH】

【PRO-WRESTLING NOAH】

【PRO-WRESTLING NOAH】

【PRO-WRESTLING NOAH】

【大会情報】

「STAR NAVIGATION 2023」




・日時:3月9日(木) 開始:18:30 開場:17:30

・会場:後楽園ホール



【チケット情報】

・S席 8,000円 (当日8,000円)

・A席 6,000円 (当日6,000円)

・B席 5,000円 (当日5,000円)

・ソーシャルディスタンスシート 5,000円 (限定発売)

・レディースシート4,000円(限定発売)

・エキサイトシート3,000円(限定発売)



※車いすのお客様へのご案内はS席のご購入となります事をご了承ください。

ノア事務所まで事前にお問合せください。

※未就学児は保護者の膝上にて無料、大人1名につきお子様1名となります。

※本大会では国のガイドラインが変更されたことに伴い、ご来場記録の提出は不要となります。



【チケット販売所】

▼e+(イープラス)

https://eplus.jp/noah/ (パソコン&スマートフォン)

パソコン&携帯にて予約→セブンイレブン全店、ファミリーマート各店頭にて購入可能

ファミリーマート店内Famiポートにて直接購入可能



▼チケットぴあ【Pコード=594-150】

セブンイレブンでは店頭端末での直接購入も可能、ファミリーマート全店にて販売・発券可能

webサイトはこちら→https://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=11027339



▼ローソンチケット 【Lコード:31743】

ローソン、ミニストップ店頭ロッピーにて購入可能

webサイトはこちら

お問い合わせ先→https://l-tike.com/contact/



▼後楽園ホール5階事務所  03-5800-9999



【全対戦カード】

※原田大輔選手引退試合エキシビションマッチを第3試合に行います。



<第9試合 メインイベント・GHCジュニアヘビー級選手権>

(王者)AMAKUSA VS Hi69(挑戦者)

※第52代王者の2度目の防衛戦となります。



<第8試合 タッグマッチ>

清宮海斗 小峠篤司 VS ジェイク・リー アンソニー・グリーン



<第7試合・シングルマッチ>

小川良成 VS クリス・リッジウェイ



<第6試合・シングルマッチ>

Eita VS HAYATA



<第5試合・6人タッグマッチ>

マサ北宮 稲葉大樹 稲村愛輝 VS 拳王 中嶋勝彦 征矢学



<第4試合・6人タッグマッチ>

杉浦貴 藤田和之 鈴木秀樹 VS 丸藤正道 望月成晃 谷口周平



<第3試合・原田大輔引退試合エキシビジョンマッチ 1分>

原田大輔 VS 小峠篤司



<第2試合・6人タッグマッチ>

YO-HEY 吉岡世起 アレハンドロ VS スペル・クレイジー エクストリーム・タイガー ランセロット



<第1試合・6人タッグマッチ>

近藤修司 タダスケ 大原はじめ VS 岡田欣也 矢野安崇 小澤大嗣



皆様のご来場、お待ちしております!
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著者プロフィール

プロレスリング・ノアは、2000年8月5日に旗揚げしたプロレス団体。 創始者の三沢光晴は全日本プロレスから多くの選手&スタッフたちとともに独立、団体名が表すようにプロレス界の“方舟”となるべく航海を始めました。 旗揚げ以降日本プロレス、全日本プロレスと受け継がれてきた伝統を重んじながらも、旗印である「自由と信念」を投影した闘いで世代を超えて多くの人々を熱狂させてまいりました。 2020年、NOAHは新たにサイバーエージェントグループとなり、さらなる団体と業界の発展を発展を目指して、新たな試みを続けています。

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