アストン・ヴィラ|アーセナルにホームで2-4の逆転負け (プレミアリーグ第24節)

アストン・ヴィラFC
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【©︎AstonVillaFC】

ワトキンスとコウチーニョのゴールで一時リードも終盤に失点を重ねて逆転負け

 プレミアリーグ第24節、アストン・ヴィラは2位のアーセナルをホームのヴィラパークに迎えての一戦に臨んだ。アストン・ヴィラは直近の2試合で勝ち点を取りこぼしており、対するアーセナルも前節のマンチェスター・シティ戦で敗れて首位の座を明け渡しており、両チームとも勝ち星がほしい中の試合となった。

 試合は立ち上がり5分、右サイドでマティ・キャッシュが相手からボールを奪うと前線のスペースに走り込んでいたワトキンスへ絶妙な浮き球パスを供給。これを受けたワトキンスがエリア内でシザースでワンフェイク入れてから左足を一閃。放たれたシュートはゴール右隅に突き刺さりアストン・ヴィラが先制に成功する。

 しかしアーセナルもすぐさま反撃を見せる。前半16分にタイロン・ミングスの中途半端なヘディングでのクリアボールをアーセナルのブカヨ・サカがダイレクトでシュート。弾丸のようなシュートが決まりアーセナルがすぐさま同点に追いついた。

 その後アーセナルがボールを支配する時間が続くが、2点目を奪うことに成功したのはホームのアストン・ヴィラだった。ゴールキーパーのマルティネスの位置からのカウンターで、左サイドをカマラとアレックス・モレノのコンビネーションで崩すと、最後モレノからのクロスボールを中央で待ち構えていたコウチーニョが冷静にゴールへ流し込んだ。見事な連携プレーでヴィラがリードを奪い、前半を2-1で折り返すことに成功した。

【©︎AstonVillaFC】

 だが後半に入ると徐々に主導権は再びアーセナルのペースに。そして61分に右コーナーキックのショートでの繋ぎからマルティン・ウーデゴールが持ち出してマイナスに送ると、フリーになったジンチェンコが左足で低い弾道の鋭いシュートを決められてしまい同点に追いつかれてしまう。

 その後はお互いに両チームにチャンスが訪れるが決めきることができないまま試合終盤へ。このまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイム、左サイドのスペースでパスを受けたガブリエウ・マルティネッリがマイナスへ折り返すと、フリーになっていたジョルジーニョがダイレクトで右足を振り抜く。このシュートはクロスバーに嫌われたものの、跳ね返りがエミリアーノ・マルティネスに当たってゴールに吸い込まれてしまい、アーセナルに土壇場で逆転を許してしまう。

 なんとか同点を目指すアストン・ヴィラは最後のワンプレーで得たコーナーキックでエミリアーノ・マルティネスも攻撃に参加。しかし、このボールをアーセナル守備陣が跳ね返し、クリアボールがファビオ・ヴィエイラの元へ。ヴィエイラからのスルーパスに最後はマルティネッリが無人のゴールに流し込まれて4失点目。

 試合はこのまま終了し、アストン・ヴィラはアーセナルに逆転負けでリーグ戦3連敗。次節は連敗ストップをかけて25日にアウェイ開催のエヴァートン戦に臨む。
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著者プロフィール

アストン・ヴィラFCは1874年に設立されたイングランド屈指の名門サッカークラブで、ウェスト・ミッドランズ州バーミンガムに本拠地を構えます。国内リーグとFAカップでそれぞれ7回の優勝を誇り、1981-82シーズンには欧州制覇も経験しています。また、イギリス王太子チャールズの長男ウイリアム王子がファンであることでも有名です。

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