松本山雅FCvsヴィッセル神戸 レビュー【2023.02.04 練習試合】

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チーム・協会

【松本山雅FCvsヴィッセル神戸 レビュー【2023.02.04 練習試合】】

【これはnoteに投稿されたすぴっちさんによる記事です。】

はじめに

どーもこんにちは、すぴっちです。
神戸さんとの練習試合のレビューになります。

*PSMの前半45分まで見直したアウトプットです
*後半 + TM も見直ししたら更新する…かも

本記事で言いたいこと

・霜田・山雅のチャレンジにワクワクした
・#44野々村に惚れた

試合映像

プレシーズンマッチ

SPOOXさんで観れました(登録後1週間は無料。助かります)
https://spoox.skyperfectv.co.jp/watch/1067542

TM

神戸さんのYoutubeチャンネルで無料公開。感謝です
https://www.youtube.com/watch?v=HZZG_-FUH7w

出場メンバー

各ポジションについて、出場した順番通りに記載した。(選手同士の組み合わせもあるかもだが)現時点での序列が浮き彫りとなった…かも。

【すぴっち】

"霜田"山雅について分かったこと

僕はあまり真剣に霜田監督のチームを見たことがなく、今回がほぼ初見のようなもの。一体どんなチームを作ろうとしているのか、試合を見て感じたことをまとめた。

試合後、霜田監督は以下のように述べていた。
「我々はまず『どう相手のボールを奪うか』ということと『奪ったボールをどう相手のゴールに運ぶか』をセットにしてキャンプから練習してきました。」
 松本山雅FC公式HP, 試合後コメント>霜田監督…より抜粋

「どう相手のボールを奪うのか」「奪ったボールをどう相手のゴールに運ぶか」。この2つのテーマについて深追いする。

***注意事項***
以下の文章では各ポジションを以下のように分類して記載しています。

【すぴっち】

・・・WGかな…とか、OMFとCHかな…とかと悩みましたが一旦これで。

「どう相手のゴールを奪うか」

ボール非保持の基本の形は以下の通り。SHが少し高め&内に絞った4-4-2。

【すぴっち】

狙っていることは、「前線2枚を高い位置にキープしたままボールを奪う」こと。ゴールを奪うことから逆算している・・・ように感じた。

【すぴっち】

そのために非常に重要なのが、SH。中央へのパスコースを切りながら、適切なタイミングでサイドに圧力をかけること。

この試合では、#23滝が守備で輝いていた。SBへのプレスのタイミングが良いと感じたし、時にはステイしてIHへのパスをインターセプト(37:04頃)など。

また、GKへのバックパスに対して"マンツー"でハイプレスをかけたり(6:56頃)と、かなりアグレッシブに相手に圧力をかけて奪いにいく模様。


このやり方のデメリットはSHの負担が大きいことか。SHの判断1つで守備が半壊しかねない。若いSH陣のさらなる成長に期待。

【すぴっち】

「奪ったボールをどう相手のゴールに運ぶか」

何かの媒体で霜田監督から”ゴールから逆算して…”と言っていたので、それに倣って書いていきます。

まず、ゴール直前。どうやって決めるのか。
狙いとしては、逆サイドで数的有利(同数)の局面を作ってそこにクロス…か。

【すぴっち】

前半だと2回ほどこのチャンスが作れていて(10:21頃, 38:20頃)、どちらともSB(下川)/SH(樹)/CF(渡邉)がペナルティエリアで待ち構えていた。このポジションの3枚には、フラフラせずここにいる事を要求している模様。

次に上記最終目標の1手前。どうやってその状況を作るのか。
狙いとしては相手CB-SB間(チャンネル)。そこを突くことでCBを引き寄せて逆サイドが数的優位になる。そこからクロスを出せれば理想。もし2列目がカバーに入るならば、戻してフリーの状態でクロスを出す。

【すぴっち】

特徴がよく出たのが,38:15頃〜。まずは #OH(菊井)がチャンネルを狙って上がり、さらにDH(安東)も上がる。そこにボールは出せなかったが、2列目をほぼほぼ下げられて、もう1枚のDH(喜山)がドフリーでクロスを上げられた。

また、10:21頃も面白かった。SB(藤谷)が少し後ろにいたOH(菊井)に戻す。次に1つ内にいたDH(安東)に出したと思ったら…安東がダイレクトで チャンネルにいた SH(滝)にパスを出し通った。チームが「チャンネルを狙う」という意識で共有できていたからこそ、このダイレクトが出せて受けられたと思った。

OHはこの菊井のように、両サイド問わず必要な場所に顔を出してチャンネルに持っていくために足りない場面を補う…そんな役割なのかなぁとも感じた。

(長くなってしまったが)最後に最終目標の2手前。
狙いとしてはSBからの前進か。SHは内側に入り、相手を引き寄せる。SBは高い位置をとり、最終ラインからのパスを待つ。そこにCB(orDH)が縦パスを刺す。もし相手がSBに寄るならばSHへの縦パスを狙う・・・といった感じか。基本的にはCBが縦パスを入れることになりそう。

【すぴっち】

20:28頃のシーンが特徴的。#25榎本が上手く相手のSH/SBを引き寄せて、下川がフリーになれていた。そこから前進できた。

「"SH"榎本」に最初は戸惑っていたが、特にボール保持時に輝いていたと感じた。上述の通り,SB(下川)とのユニットでチームを前進させたり、時には非常に可能性を感じるクロスを上げたり。2021年のキャンプで一時期SBをやっていたことが生きているのかも。

また、ここで特筆しておきたいのが#44野々村である。この場面で重要なのは、兎にも角にもCB。SBが高い位置を取る以上, 1つのパスミスが致命的な場面を引き起こす。かといって逃げのパスを繰り返していたらプレッシャーをまともに受けてジ・エンド(下図参照)。その非常にメンタルやられそうなタスクを与えられた中で、野々村が「自分のパスから攻めこむ!」と言わんばかりに縦パスを刺し込み続けていた。SBにもSHにも。もちろんミスは出たが、チャレンジしなければ成長なし。ワクワクした。

【すぴっち】

*もちろん常田もよくやっていました。けど如何せん常田はパスについてはできて当たり前という考えになっている(苦笑)。すごいぜ常田。

各選手についてのあれこれ

色々感じたことの備忘録。後半&TRMを見直せたら更新したい。
・・・少しダラダラな文章です(汗

#44野々村・・・正直,霜田山雅では出番がないかと思っていた。人数少なめで広大なスペースを守ことが増えるので、野々村の苦手ところがモロに出る気がして。しかし、見事スタメン出場。前述した通り縦パスにワクワクした。守備では大迫&武藤の日本代表相手にも負けず劣らず食らいついた。時にはスライドしてIHをぶっ潰す姿も。惚れた。今季の推しメンかもしれん。

#23滝・・・勝手に守備が苦手なイメージ持ってました、すみません。滝のSHの守備はセンスがあるような感じがした。ボール保持時も良い位置にいて上手くボールを引き出していた。仕掛けるシーンも楽しみにしています。

#25榎本・・・こんなに色々できる選手だっけ!?と驚き。うまい位置取りで相手を引き寄せたり、クロスを上げたり。下川とのユニットにはワクワクが詰まっていた。(相手のやり方との組み合わせもあるが)ボール非保持で少し後手になってしまったのが課題か。しかし、今後がめちゃくちゃ楽しみ。

#4安東・・・ハイプレス時にすごい勢いでアンカーに詰めたり、ここぞという場面でチャンネルに駆け上がったり、ダイレクトで縦パス刺したり。キラッキラしていた。怪我なく1年間稼働してほしい。

#11きーやん・・・38:20頃のきーやんのクロスを見て!このフォーム、まさにきーやん!!懐かしさに感動!!!

終わりに

やっっっっっっっっっと味わえた濃厚な山雅成分。昇格できなかったあの日から、W杯やら海外サッカーやら様々なもので飢えを凌ごうとしてきましたが、やはり山雅が一番だぜ!と実感しました。

またただの試合ではなく、霜田・山雅の初陣。目に映る全てが新鮮で、非常にワクワクしています。「今までと違うことをやっている」ことももちろんですが、各々の選手から「チャレンジする」気持ちを見て取れたことが一番でした。

まだまだ上手くいかないことが多く、J3開幕しても順風満帆に進めるかは分かりません。ただ、このチャレンジしようとしてるチームを応援していけるのは楽しそうだなぁと、そう感じました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それではまた。
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