【ガンバレ☆女子プロレス】まなせが膝の手術で長期欠場へ! ガンジョ再始動はいったん白紙もYuuRI、長谷川が涙の訴え! 白紙が白紙になって4・1横浜ラジアントホールで決定!

ガンバレ☆プロレス
チーム・協会

【GanPro】

6日、東京・渋谷のAbema Towersにてガンバレ☆プロレスにてガンバレ☆プロレスが記者会見をおこなった。会見には大家健代表、三島通義相談役、まなせゆうなが出席。まず三島相談役からまなせが変形性膝関節症、左前十靭帯断裂、左半月板損傷に伴う手術のため長期欠場に入ることが発表された。

まなせ いつも応援してくれている皆さんに直接この話ができなくてごめんなさい。前回の28日の試合が手術前、最後の試合でした。その時に手術前のまなせゆうなだって見てもらうのではなく、いつものみんなが思うまなせゆうなで試合がしたくて、みんなの前では言いませんでした。ごめんなさい。約2年前に両膝をケガしてしまいまして、左足のほうが断裂と骨挫傷というケガで、ガンプロの練習や試合がすごく楽しくなっていた時期だったので、悔しかったのを覚えています。その時、ガンプロの仲間に支えられて病院にすぐいって診てもらって、手術したほうがいいと言われたのですけど、ガンジョが始まったばかりで、そこで長期欠場、手術というのはないなと思い、どうやったらこの膝と一緒に闘っていけるかというのを先生と相談しながらやってきました。でも、その時に欠場しなくてよかったと本当に思っていて、もしそこで欠場していたら赤井沙希を追いかけまわすこともできなかったし、ゼロワンの風林火山タッグトーナメントにも出れなかった。そして何よりガンジョで闘うことができなかったから、私はあの時のあの選択が正しかったと思っています。闘っていくうちにガンプロのみんなの中で、2022年はガンプロ勝負の年という言葉が湧いてきたんです。その時にこの膝のことを考えないといけなかったんだけど、でも、ガンプロ勝負の年、まなせゆな勝負の年だと思って、私も一緒に勝負したいと思って、なんでもやってみようと思って、走り切ろうと決意して挑みました。その中で9月、10月…秋ぐらいから膝の痛みが2、3段階ぐらい上がってきてしまって、どうしようと。いろんなところで試合をさせていただいていたのにどうしたらいいかわからなくて、ガンプロのみんなに相談させてもらいました。なんとなくみんな私の膝のことは知っているので「覚悟してるよ」と言ってもらえてたし、それこそ大家代表からは「限界がくる前に手術しなさい」「君の老後が心配だから」と言ってくださって、私の老後まで心配してくれるこのやさしい仲間たちともっといたいし、自分で決めたガンプロ勝負の年、まなせゆうな勝負の年の途中で投げ出すわけにはいかないと思い、そこからも挑んでいきました。スピリット・オブ・ガンバレのベルトにも挑戦したし、マーベラスのAAAWシングルのトーナメントにも出たし、アイスリボンのタッグのベルトにも12月31日、最後の最後まで挑み続けました。もしあそこで勝っていたらと思うこともなくはないのですが、自分で決めた目標はしっかりと達成できたと思ってます。その試合が終わって年が明けて、今までもケアとリハビリで病院に通っていたんですけど、改めてもう一度膝の専門の先生に診てもらおうと病院にいきまして。それまでの先生からは「膝がこんな状態なんだから試合なんかしないで手術しなよ」とすごい言われていたんですけど、「違うよ。私はこの膝と一緒に闘いたいからどうしたらいいか教えてよ!」と言っていたんですけど、1月に診てもらった先生は私の膝を触りながら「頑張ったね」って言ってくれて(涙)。自分がケガしてしまったことがすごい申し訳なくて。ガンプロ勝負の年というのも、みんなで「頑張ろう」と話し合っていることなので、そこでみんなに迷惑をかけてしまうことが悔しくて。でもその先生に「頑張ったね」って言ってもらえた時に、「頑張れたんだな」「悩んだ2年間はムダじゃなかったな」と思えたので、このタイミングで手術を決断しました。2022年、ガンプロ勝負の年、まなせゆうな勝負の年を全力で走り続けました。次は自分の体のことに対して全力で向き合っていきたいと思います。ガンプロのリングでしばらく試合はできないのですが、先生からは10ヵ月でなんとなく動けるようになるとか、試合の復帰はもうちょっと先になってしまうのかもしれないですけど、私の大好きなガンバレ☆プロレスのリングにはまなせゆうなの“ガンバレの魂”もありますので、これからもガンバレ☆プロレスをよろしくお願いします。
大家 まなせが言った通りです。僕からはみなさんに言うことは何もなくて。オマエに言うことはいっぱいあるよ。よく頑張ったよ。ガンバレ☆プロレスを一人で立ち上げたし、プロレスをメジャースポーツにするって言ってきたけど、仲間も増えたし、みんな家族じゃん。俺は実生活でも家族ができたけど、プロレスでも家族ができたんだよ。オマエが休んでいる間も家族は家族、仲間は仲間だよ。その家族という形を絶対に守るから。いつになってもいいよ。戻ってこいよ。みなさんに言うことは何もないですけど、まなせゆうなは絶対に戻ってきますので、みなさん、これからもガンバレ☆プロレス並びにまなせゆうなをしっかりと見続けてください。

大家の言葉にまなせは思わず涙 【GanPro】

質疑応答になると記者から今後のガンバレ☆女子プロレスについての質問が及んだため、三島相談役が説明。実際に2月中旬に再始動となる大会を計画していたが、昨年末にまなせから膝の状態についての報告を受け、さらにHARUKAZE選手から「お笑いのライブ出演はじめ、芸人としての仕事がかなり増えており、この状況で試合数が増えるとお笑いとプロレスの両立が難しくなることに加え、女子選手とだけでなく男子選手とも試合がしたい。ガンバレ女子のサポートはしていきたいが、試合はガンプロに専念したい」という要望もあったとのこと。三島相談役は「ガンバレ☆女子プロレスにまなせ選手、HARUKAZE選手という中心人物が出場できないという事態になり、大家代表とも時間をかけて話し合った結果、こちらの再始動は一旦白紙に戻させていただくことになりました。再開時期は恐らくまなせ選手の復帰を待ってという形になるかと思います」と告げる。大家代表も補足コメントをしようとしたところで、まなせ欠場を受けて会見の立ち会いに来ていたというYuuRI、長谷川美子が涙ながらに壇上に駆け寄る。

YuuRI 今回、まなせさんの欠場の話を以前から聞いていて、今後のガンジョについて2人でたくさん話し合って、私たちが中心となってこれからのガンジョを引っ張っていく立場として、ガンジョ興行を私たちでやっていけないかなというので、今回ここに来させていただきました。
長谷川 私たちキャリアはまだまだ少ないですが、ガンプロだけじゃなくて、ガンジョも守っていきたい。この炎を絶やさずいきたい。まなせさんの帰る場所を作って待っていたいというのがあります。なのでどんな場所からでもいいので、やらせていただけないでしょうか。
YuuRI 私たち覚悟ができています!
長谷川 お願いします!
大家 ……大会をやるっていうのはそんなに甘いもんじゃねえんだよ。俺はそう思っている。でも! オマエらなんかより全然名前がない頃に、たった1万5000円で「オマエならプロレスをメジャースポーツにできる」と一人で立ち上げたのがガンバレ☆プロレスだ。オマエたちが全然できないのはわかっている。でもな、今日ここに来てくれた、そしてオマエたちが考えてやりたいと言ってくれた気持ちはメチャクチャ嬉しい! だから! やろう! まなせがいなくても2人がやりたいという気持ちがあればそれでいいよ!
まなせ 私もやって欲しいです。


三島相談役は3月大会はすべて準備に入っていることから、4月1日にガンバレ☆プロレスで押さえていた横浜ラジアントホール大会をガンバレ☆女子プロレスでおこなうとし「白紙を白紙にさせていただき、ガンバレ☆女子プロレス再スタート第1弾をおこなわせていただきます」とアナウンスした。

涙ながらにガンジョ再始動の実現を訴えるYuuRI(右)、長谷川 【GANPRO】

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著者プロフィール

ガンバレ☆プロレス(ガンプロ)は、2013年に旗揚げされたプロレス団体です。代表を務める大家健「プロレスをもう一度メジャースポーツにしたい」という信念のもと、叱咤激励しながら聖地・16年に後楽園ホールに初進出し、22年には大田区総合体育館大会を成功させました。挫折した選手、くすぶっている選手が再起をかけて、あるいは居場所を求めて集まってくるリングから生み出される熱すぎる人間ドラマはガンプロの大きな魅力となっております。

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