【Xリーグ】短期集中連載 ライスボウルまであと3日 アメフト日本一への軌跡:パナソニック インパルス編(6)
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Vol. 6 RBTクオーターファイナル:アサヒ飲料と真っ向勝負の空中戦 渡邊ジャマール、アルフォンゾ・オヌワーのビッグプレーで勝利呼び込む
ともに肩の強いクオーターバック(QB)と有能なレシーバーを擁するだけあって、両チーム合計で7本のタッチダウンパスが行きかう激しい空中戦となった。アサヒ飲料はQBギャレット・サフロンからワイドレシーバー(WR)阿部拓朗に3本のタッチダウンパスが通り、パナソニックはQBジェイロン・ヘンダーソンがブレナン翼、渡邊ジャマール、アルフォンゾ・オヌワーにスコアリングパスを投げ分けた。
クオーターファイナルのアサヒ飲料クラブチャレンジャーズ戦で3人のレシーバーにTDパスを投げ分けたパナソニック インパルスQBジェイロン・ヘンダーソン 【©X LEAGUE】
アサヒ飲料がパナソニック対策で出した答えが空中戦だったということだ。アサヒ飲料はこの試合でパスプレー59に対してランプレーはわずか26。パスアタックに活路を見出したのである。
そして、パナソニックもそれをまともに受けて立った。パナソニックのパスプレーは50回でランプレーはアサヒ飲料よりさらに少ない16回に終わった。
QBジェイロン・ヘンダーソンからのロングパスをキャッチしてタッチダウンするパナソニック新人WR渡邊ジャマール 【©X LEAGUE】
前半こそパナソニックは5回のポゼッションでタッチダウンドライブは1回、アサヒ飲料は4回中1回と互角だったが、後半に入るとパナソニックは5回のオフェンスドライブで3タッチダウンをあげたのに対し、アサヒ飲料は4回中2回に終わった。
キックオフリターンでも大きな貢献をしたパナソニックWRアルフォンゾ・オヌワー(左) 【©X LEAGUE】
アサヒ飲料にも第4クオーターにディフェンスバック(DB)木村俊基のインターセプトリターンタッチダウンのビッグプレーが生まれたが、これが10-7にまで追い上げた第2クオーターで起きていたら試合はまた違った展開になっていたかもしれない。
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