【ガンバレ☆プロレス】渡瀬がジャクソンを破り、ガンバレ世界無差別級王座を涙の戴冠! 2023年7・9大田区総合体育館大会が決定!
【GanPro】
今年勝負に出たガンプロは年間4回の後楽園大会を開催。7月10日には、過去最大規模の大田区総合体育館にも進出した。その締めくくりとなった今大会のメインを託されたのが渡瀬だった。SOG王座は9月3日の成増アクトホールで、当時王者の今成夢人をジャクソンが破って団体外に再度流出。ジャクソンはまなせゆうな、勝村周一朗の挑戦を退けてV2に成功。そこに待ったをかけたのが渡瀬だった。渡瀬は昨年11月に「熱い試合がしたい」として、DDTから移籍。1年にわたって実績を積み重ね、同王座初挑戦にこぎ着けた。
ゴングが鳴ると同時に走り込んでエルボーを叩き込んだ渡瀬は、トップロープ越えのトペ・コンヒーロを見舞うなど先制攻撃。ジャクソンはチョップ連打から首4の字固めで絞め上げると、その後もセントーン、串刺しボディアタック、ショートレンジラリアットなどで攻め立てた。負けじと渡瀬はミサイルキックから顔面ウォッシュを連発。場外でカーフブランディングを決めると、場外めがけて玉砕覚悟のミサイルキックをぶっ放した。それでも立て直したジャクソンはデスバレーボムから必殺のジャンピング・パイルドライバーを繰り出すも、渡瀬はカウント2で返した。激しいエルボーのラリーから、ヘッドバットの応酬。ジャクソンは2発目のジャンピング・パイルドライバーを決めるも、すぐに起き上がった渡瀬はドロップキックから重いジャクソンを持ち上げて垂直落下式ブレーンバスターを一閃。これを返された渡瀬は後方、正面からエルボーを連発。そして魂のエルボーを叩き込んで3カウントを奪った。
試合後、ジャクソンが自らベルトを渡瀬に手渡し、健闘を称え合った両者は握手を交わし抱擁。渡瀬が「ジャクソン、あなたは今はガンプロファミリーだ」と言うと、ジャクソンは「今日はワタセがナンバーワン。ジャクソン、ガンバレファミリー。でも、ジャクソンは夢を持ってる。試合は楽しかった。ジャクソンはサヨナラ」と言って退場しようとすると、ガンプロ勢がリングに引き戻した。ジャクソンは「冗談。ジャクソン、ガンバレファミリー・フォーエバー」と笑顔。
ここで渡瀬は出場選手をリングに呼び寄せると、「ガンバレ☆プロレスは熱かったですか? 見に来てくれた方、元気、勇気、希望、夢を少しでも与えられたならば、僕たちプロレスラーは幸せです。皆さんも夢を持ち続けてください。僕たちは試合することしかできなくて、この素晴らしい景色をつくってくれたのはお客さんの皆さん」と涙ながら礼を述べると、選手全員で「ウィー・アー・ガンバレ☆プロレス!」と叫んで、大団円となり今年最後の興行を締めくくった。
バックステージで渡瀬は「試合はほとんど覚えてないけど、終わった後に僕のもとにベルトがあって、会場で涙を流してくれる人がいて。ガンプロを見て、少しでも心に伝わっていたら、俺たちはプロレスラーになった意味があります。プロレスやってて、プロレスに出会ってよかったです」と満面の笑み。ガンプロに移って1年でベルトを手にしたが、「ガンプロに来て意識が変わって、突っ走ってきて。そのゴールというか、スタートが今日だと思ってる。偶然、この後楽園で何か答えが出たんじゃなく、必然だから。俺が走ってきた答えが、このベルト」と満足げ。今後について、「団体内の人、誰でもいいし、外の人、誰でもいい。ガンプロは小さい団体だと思ってる人、どこかのデカい団体の人でもいい」と前置きし、「俺、前口太尊に(10・22王子で)負けてるんですね。ハイキック食らって。借り返してもいい」と前口の名を挙げた。
一方、王座から陥落したジャクソンは「今日のリングのなかで、ガンバレ魂があったことは誰も否定できないだろう。今日その魂をより強く見せたのはワタセだ。自分が強いチャンピオンだったと自分で思える王座だったし、間違いなく最高の男に負けたということ。その2つのことに、満足してる。今日正式にガンプロファミリーの一員に迎えてもらった。これで本当の意味で日本を自分のホームだと言える。ただ、ファミリーになったからと言って、ガンプロ一人ひとり全員をぶっ倒す。そのことに変わりはない」とコメントした。
ジャクソンの厳しい攻めに耐え抜いた渡瀬 【GanPro】
渡瀬、決死の場外ミサイルキック 【GanPro】
渾身のエルボーバットでジャクソンからフォール勝ち 【GANPRO】
涙のシングル初戴冠となった渡瀬。2023年はどのような景色を作るのか 【GanPro】
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