スポーツ大学から2023年ドラフト会議で創部初の指名を狙う!

びわこ成蹊スポーツ大学
チーム・協会

【©びわこ成蹊スポーツ大学】

 京滋大学野球連盟に所属するびわこ成蹊スポーツ大学硬式野球部は、2023年に創部20周年を迎える。現在は、元ソフトバンクホークス投手の山田秋親が監督を務めるが、創部以降、リーグ戦優勝、さらにNPBドラフト指名選手輩出はできていない。20周年の節目を迎える2023年シーズンでの初のドラフト指名選手は誕生するのか―。監督として2シーズン目を終えた山田秋親監督に来シーズンに期待する選手について取材した。

エースとして期待する勝見海斗投手(180cm・82kg)

 投手出身の山田監督として投手への期待は大きい。スリークォーターから投じる140キロ台中盤を計測するストレートが武器の左腕。秋季リーグ戦では、先発・中継ぎとフル回転で7試合に登板し2勝(防御率:1.73)を挙げた。オープン戦で対戦した社会人チームの首脳陣からも評価を受けている楽しみな投手。京滋リーグを代表する左腕へと期待のかかる勝見投手とはどのような選手なのか―。
1.勝見投手のストロングポイントは?
 変則フォームからの力強いストレートを投げ込めることが魅力。変則フォームから指先の力が伝わる回転の良いストレートが打者にとっては打ちにくい印象。先発やピンチの場面でのリリーフなど、どのような場面でも試合をつくる投球ができるため信頼している。

2.現在の課題とその課題を克服するために期待することは?
 チームからの信頼を勝ち取ってほしい。「勝見が投げているから大丈夫」選手からそういう声が聞こえるくらいの存在になってほしい。そのためにも、日常生活の立ち振る舞いなど常に「自分がチームを引っ張る」という意識をもってほしい。「エースとしての自覚」を持つことを期待したい。

3.1年間でどのような成長を期待するか?
 進路を自分の力で勝ち取ってほしい。だからこそ、試合の勝負を決める場面には常にマウンドにいるような存在になることを期待している。投手としては、意図を持った投球ができるように、頭で考えたことを行動に移せるような力を身につけてほしい。良い結果を出すために、まずはチームの中からの絶対的な信頼を勝ち取ってほしい。
 
 秋季リーグ戦が終了し、すでに新チームでの活動がスタートしている。『「来年こそは…」毎年言うことはもうやめたい』と山田監督は話す。創部20周年の節目の年に、リーグ戦初優勝さらには、初のNPBドラフト指名選手輩出へ1年後のびわこ成蹊スポーツ大学の姿に期待したい。
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著者プロフィール

2003年に開学した我が国初で唯一の「スポーツ」を大学名に冠したパイオニアが、その役割を全うすべく、「スポーツに本気の大学」を目指し「新たな日本のスポーツ文化を創造する大学」として進化します。スポーツを「する」「みる」「ささえる」ことを、あらゆる方向から捉え、スポーツで人生を豊かに。そんなワクワクするようなスポーツの未来を創造していきます。

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