マイナビ仙台レディース2024-25 新加入選手インタビューvol.7

マイナビ仙台レディース
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「驚きと喜びの混じったトップ昇格。チームを落ち着かせるプレーをしたい」 MF27 佐藤にいな選手

【©mynavisendai】

2024-25シーズン後期にマイナビ仙台レディースユースからトップ昇格を果たしたMF佐藤にいな選手。前期はクラシエカップグループステージ第4節アルビレックス新潟レディース戦でトップデビューを果たすと、リーグ戦5試合、カップ戦2試合に出場。広い視野を発揮し、スルーパスでスタンドを沸かせた。物おじせず、ピッチの中央で堂々とプレーする佐藤選手へ話を聞いた。


――ご出身は岩手県ですね。

「はい。盛岡市です。仙台に来たのは中学1年生のタイミングです」

――サッカーを始めたきっかけは6歳の時ですね。

「始めたのは兄の影響です。親に聞くと、兄のサッカー少年団に試合を見に行って、そこでもうボールを蹴っていたらしいです。兄は二人ともサッカーをしていたんですが、今は私だけですね」

――小学校を卒業し、地元を離れて仙台でサッカーをするということは大きい決断だったのでは?

「はい。でも不安は全くなかったです」

――マイナビ仙台レディースアカデミーでの6年間はどんな時間でしたか?

「指導者も仲間も本当に良い人たちに出会えました。助けられた部分も多かったですね」

――マイナビ仙台レディースには、ユースから昇格した先輩たちもいますね。先輩たちの姿はどんな風に見ていますか?

「高校にいた時とは違いますよね。みんな尊敬しています。(遠藤)ゆめちゃんとはずっと一緒にプレーしていました。ゆめちゃんも高校の時とはガラッと違いますよ。プロだなと思います」

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――アカデミー時代に指導してもらった有町紗央里コーチがトップにいることも心強いですね。

「めっちゃ心強いです。有町コーチは守備の部分の課題を教えてくれますし、良かったプレーも褒めてくれます。そういうことが嬉しいですね」

――ジュニアユース、ユースと、6年間、マイナビ仙台レディースのアカデミーで過ごして決ました。トップ昇格が決まった時の気持ちは?

「びっくりしました(笑)まさか昇格できるとは思っていなくて、大学のことも考えていました。嬉しかったです」

――まさか、という感じだったのですね。しかし、前期にはWEリーグの公式戦でトップデビューも果たしました。トップの試合ではどんなことを感じていましたか?

「やっぱりトップはプレースピードや守備の強度が違います。高校年代では切り替えの速さを意識して来なかったんですが、トップに入ってからはすごく意識して取り組むようになりました」

――トップの練習も行ってきた中で、周りから吸収することも多いですね。

「守備の立ち入りや戻るスピードの速さは周りを見て吸収しています」

【©mynavisendai】

――後期からは、正式にプロサッカー選手としてチームに加入しました。プロになるということはどんな気持ちですか?

「プロという立場は責任があると思います。ピッチの中でも外でも、一つ一つの行動にも責任を持って行きたいと思います」

――佐藤選手にしかない持ち味はどんな風に伸ばし、生かしていきますか?

「落ち着いたプレーというのが私の特長だと思うので、チームの状況を見て、ボールが収まらない時に、落ち着かせるようなプレーをしていきたいです」

――18歳にして、そのプレーの落ち着きはどこから来るんでしょうか?

「何も考えていないんです(笑)とりあえず周りを見て、“あぁ、大丈夫だな”って思っています。感覚や勘も大事だと思っています」

――目標としている選手はいますか?

「日本代表の田中碧選手(リーズ・ユナイテッドFC)です。顔が格好いいし、プレーでも『そこが見えているんだ』というところがありますよね。そして落ち着いているところ。ゴールも取れる選手なので目標としています」

――プロ選手としての目標を教えてください。

「試合に出て活躍すること。そしてWEリーグで優勝すること。それを目指してがんばっていきたいです」

(マイナビ仙台レディースオフィシャルライター・村林いづみ)
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著者プロフィール

東日本大震災により休部した東京電力女子サッカー部マリーゼが移管し、2012年ベガルタ仙台レディースが発足。2017年に株式会社マイナビとタイトルパートナー契約を締結しマイナビベガルタ仙台レディースとなりました。 2020年10月にWEリーグへの参入が正式決定。2021年2月より「マイナビ仙台レディース」とクラブ名を改め、活動をスタート。選手達の熱いプレーが多くの方に届くような盛り上がりをともに作っていきます。仙台、東北から日本全国、全世界に向けて、感動や勇気を与え、WEリーグ優勝を目指し活動しています。

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