三笘薫インタビュー、ワールドカップを通じて「サッカー人気と日本を盛り上げる」

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【2022 Getty Images】

ワールドカップアジア予選の重要な局面で、三笘薫が放ったボールはネットを揺らし、ワールドカップへの出場を決定づけた。どんな気持ちで三苫はワールドカップへ向かうのか。オリンピックチャンネルの新シリーズ「World at their Feet」で25歳の三苫が語った。
「ワールドカップを決めた試合とゴールについては、僕のキャリアの中でも一番大きなゴールでした」

今年3月24日、ワールドカップアジア最終予選となった日本代表対オーストラリア代表の一戦で、日本は2対0で勝利。7大会連続のワールドカップ出場を決めた。

「ワールドカップが決まる試合ということで注目もありましたし、僕自身もここで活躍して貢献したいという気持ちが強かったので、今までやってきたことがひとつ報われたと思いました」

後半途中からピッチに立った三苫は、後半44分の土壇場の場面でゴールを決め、さらにはアディショナルタイムにも追加点を放ち、日本の勝利に大きく貢献した。

「緊迫してた中で、10分でしたけど自分の中でも最高のプレーができたんじゃないかなと思ってます」

東京オリンピックからの「成長」

現在、プレミアリーグのブライトンで活躍する三笘は、U-24日本代表メンバーとして2021年夏に行われた東京オリンピックに出場した。

母国開催となったこの大会で、三笘は自分の「不甲斐なさを実感した」。

日本は8月3日行われた準決勝でスペインと対戦し、0対1で敗北。銅メダルをかけた3位決定戦ではメキシコと激突した。

「(東京2020で)一番印象に残ってるエピソードは、やっぱりメキシコ戦でのゴールです。あのゴールがないと、自分も何のためにオリンピックに参加したのかが分からないまま終わってました」

2021年8月6日に行われたメキシコ戦の前半を日本は0対2で折り返すと、後半に三笘がゴールを決め、1点を返した。

「貢献はできませんでしたけど、なんとか最後、自分がチームにいるというところを見せることはできたので、そこは良かったなと思います」

最終的に日本は1対3で敗れ、メダルには届かなかった。だが、今夏プレミアリーグに復帰し、11月初旬にプレミア初ゴールを決めた三笘にとってそれは成長のための通過点だったといえるだろう。

「オリンピックに入る前の準備や、大舞台で結果を出せないもどかしさなど、たくさんのことを感じました」

オリンピックでの経験を通じて成長したことを実感する三笘は、プレミアリーグでさらなる進化を遂げ、自身が「夢の舞台」と語るワールドカップの舞台に立つ。11月20日に開幕するワールドカップについて、どんな思いを抱いているのか。

「ワールドカップは日本のサッカーをやってない人もサッカーをやってる人も見る大会だと思うので、そこで活躍することでサッカーの人気もそうですし、日本を盛り上げることができると思います」。
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