【マッチプレビュー】2022明治安田生命J3リーグ第26節 いわきFC対FC岐阜
【©︎IWAKI FC】
岐阜県内唯一のJクラブ・FC岐阜の誕生は、かつて県内のサッカーをリードした西濃運輸サッカー部の廃部がきっかけ。監督を務めていた勝野正之氏が県内のサッカーレベルの低下に危機感を訴え、岐阜県サッカー協会のバックアップを得たことで、2001年にFC岐阜が創設された(勝野氏は2005年まで監督を務めた)。
チームは同年、岐阜県リーグ1部に参戦。初年度から東海社会人リーグへの入れ替え戦に出場するなど、県内を席巻。2003年に岐阜県リーグ1部を全勝無敗で制し、入れ替え戦に勝利して東海社会人リーグ2部へと昇格する。
2005年に東海社会人リーグ1部に昇格すると、2006年に東海社会人リーグ1部を無敗で制し、全国地域リーグ決勝大会に初出場。決勝リーグでTDK(現ブラウブリッツ秋田)に次ぐ2位に入り、入替戦でも勝利。日本フットボールリーグ(JFL)参入を果たす。
そして2007年シーズン。チームはJFLで旋風を巻き起こす。開幕5連勝を果たし、シーズン後半に失速するも3位でJ2昇格。創設からわずか6年でJリーグ入りを決めた。
しかし、2008年からのJ2では苦戦が続く。2011年は6勝6分26敗で最下位の20位。その後も下位に低迷し、2019に22位でクラブ初のJ3降格となった。
1年でのJ2返り咲きを目指すも2020年は6位。2021年は元日本代表のMF本田拓也、柏木陽介を迎えて前半戦を2位で折り返すも、後半戦に失速。2シーズン連続6位でシーズンを終えることに。
■潜在能力はリーグ随一。屈指の好選手をそろえる。
フォーメーションは4バックが基本。至近3試合で起用したメンバーはGKが桐畑和繁、CBは主力が藤谷匠、服部康平、フレイレ、三國スティビアエブス。SBは左に宇賀神友弥、右に菊池大介、そして左右をこなす生地慶充。セントラルMFは本田拓也、柏木陽介、そして庄司悦大、吉濱遼平。SHは窪田稜、村田透馬。FWは田中順也、ンドカ・チャールス、石津大介、富樫佑太。そして今季はJ3リーグ2位の11得点を挙げている藤岡浩介ら。
潜在能力はリーグ随一。好選手をずらりとそろえ、選手層の厚さもトップクラス。J3屈指のデプスを形成する。
いわきFCとは7月10日のJ3第16節で初対戦。SB日高大がセットプレーから2ゴールを挙げ、いわきが2対1で競り勝っている。
【©︎IWAKI FC】
■11試合ぶりの黒星。連勝も5でストップ。
【©︎IWAKI FC】
悔しい負けを経て、チームはFC岐阜をいかに攻略するのか。村主博正監督の談話を紹介しよう。
■「先を見ても仕方なく、過去を振り返る必要もない。ひたすら今に集中する」村主博正監督
警戒すべき選手はセットプレーで入ってくるCB服部康平選手、フィニッシャーとして村田透馬選手や藤岡浩介選手、ンドカ・チャールス選手など。個と経験を持った選手の集合体なので、自由にやらせたら太刀打ちできません。彼らのよさを奪うコンパクトさと運動量が必要になってきます。
【©︎IWAKI FC】
■2位鹿児島、3位松本が連勝で肉迫。
今年のJ3リーグは例年になく、各チームの力量差が少ない。下位チームにも、アップセットを起こすポテンシャルは十分。例え上位にいようと、安易な取りこぼしが1試合も許されないことに変わりはない。終盤戦はさらに厳しいゲームが続いていくはずだ。
【©︎IWAKI FC】
また、いわきFCの最新情報は現在、"魂の息吹く"noteにて配信中。本マッチプレビューについても厚みを増した形で記載しているので、ぜひチェックしてほしい。
そしていわきFCファンクラブ「LOVE IWAKI」も、会員を随時募集。入会は無料。チケットやグッズの会員限定価格で購入や、メルマガによる情報配信など多くの特典があるのでチェックしてほしい。
熱き戦いに、ぜひご注目を!
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ