【選手が選手を紹介!高木和徹→山越康平】「コシくんとは普段からお互いに「ブスだな〜」っていじり合う仲。まだまだ知らない顔があるはず」「(高木和は)ご飯で同じメニューを頼んでいたり、ファッションの好みもやたら似ている。密かに真似しています」

東京ヴェルディ
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選手が明かすチームメイトの素顔『PLAYER INTRODUCTION』

東京ヴェルディ公式マッチデイプログラム内で好評の、緑の戦士たちによるリレー形式の“他己紹介”企画。プレーヤーとしての特長はもちろん、チームメイトだからこそ知っている選手の素顔に迫ります。高木和徹選手が語る山越康平選手の素顔とは・・?

高木和徹が語る山越康平

コシくんは話しやすいし、イジりやすい(笑)

僕が紹介するのは、一番お世話になっていて、仲良くさせてもらっている山越康平選手です。
コシくんとは一緒にご飯に行ったりもしますし、移動の時もよく一緒にいます。僕の2つ上ですが、話しやすいし、イジりやすい(笑)。平くんと同様、気がついたら仲良くなっていた感じですね。年上で、落ち着いてるところがいいのかな。僕も今は落ち着いちゃってるんで、大人の話ができるというか(笑)。
ポジションも近いですし、サッカーの話もプライベートな話もできる。貴重な存在です。こうやって考えると、僕はこれまでもずっと年上といましたね。何でだろう? 年上のほうが変に気を使わないから一緒にいて楽なのかもしれないですね。

コシくんの第一印象は……正直、憶えてないですね。あえて言うなら「ブスだなぁ〜」って(笑)。冗談ですよ! まぁ、ガチなんですけど、ガチじゃないってことで(笑)! 普段からお互いに「ブスだな〜」「お前のほうがブスじゃん!」なんていじり合いをしている感じです。コシくんも、たまにノリ良くしようとしているんですけど、平くんと違って、なんかノリきれてないんですよねー。

そうそう。稲城駅前に僕の好きなお店があるんですけど、練習後とかによく一緒にランチに行きます。
『梅月』というお店で、海鮮系の定食や丼ものがすごく美味しいんです! でも、クラブハウスや移動ではよく一緒にいますが、まだプライベートで遊んだことはないですね。こういう時期ですし、コシくんも結婚して子供がいるので、なかなか誘いにくいというのが現実です。だから、まだまだ知らない顔があるはず(笑)。これからもっといろんな一面を見られたらいいなと思います。

山越康平選手 【©︎TOKYO VERDY】

試合に出られない状況での心理状態

選手としてのコシくんは『ザ・センターバック』という感じ。ヘディングも対人も強い。それに経験値がすごくあるので、一緒に試合をしていて安心できる非常に頼もしい存在です。

コシくんに聞いてみたいことがあります。ケガもあって試合に出たり、出なかったりという状況が続いているけど、試合に出られていない時は何を考えていますか? どういう心理状態で練習に臨んでいますか? そのあたりをぜひ聞かせてもらえたらと思います。

自分も最初は試合に出ていましたが、結果が出ない状況で変えられてしまって、今はなかなか出場機会をもらえていない立場です。難しい状況ではあるのですが、ここで心が折れてしまったらおしまいですし、折れるタイプでもないので。僕はとにかく練習で100パーセントでやって、『人事を尽くして天命を待つ』のみ。やることをやって、それで出られないんだったらしょうがないかなと思ってやっています。

コシくん、もう何回も行ってるけど、また焼肉に行きましょう! 連れていってください。もちろん、コシくんが先輩なので、ごちそうさまです! そこだけははっきり上下関係があるので、よろしくお願いしま〜す(笑)

山越康平選手 【©︎TOKYO VERDY】

山越康平が語る高木和徹

高木和は感覚的にちょっと自分と似ている。
密かに真似したり服装をパクったりしています



高木和徹選手から紹介を受けました山越康平です。
「焼き肉行こう!」というメッセージ、確かに受け取りました。ぜひ行きましょう! 実は少し前にも行ったんですよね。たしか3週間ぐらい前だったかな? でも、また近々行きたいですね。もちろん、毎回僕が奢っています。僕もそうやって先輩たちに奢ってもらってきたので、当然だと思っています。

あいつ(高木和選手)とは、ヴェルディに来てからすぐに仲良くなりましたね。居心地がいいというか、なんか一緒にいやすい。それは最初に見た瞬間から、感覚的に思いました。おかげでというか、仲良くなった分、めっちゃイジられてますけどね(笑)。

普段一緒にいて感じるのは、感覚的にちょっと自分と似ているなということ。好きなファッションや好きな食べ物など、好むものが似ている気がします。僕は意外とシンプルなものを好むというか、洋服だったらシンプルでスタイリッシュな物が好きなんですが、あいつもそんな感じです。
食べ物も、例えば一緒にご飯に行ったときに同じメニューを頼んでいたり、パスタの中でもペペロンチーノが好きだったりと、やたら「似てるな」と。買い物にも一緒に行きます。あいつが身につけているものや、持っているものを「あ、いいな」と思うことがけっこうあって。密かにあいつの真似をしたり、服装をパクったりしています。

高木和徹選手 【©︎TOKYO VERDY】

「見ている人は見ている」
先輩の言葉でどんな立場になっても頑張れている


選手としては、ヴェルディで試合に出たタイミングが一緒でしたし、最初はお互いにサブの状況からチャンスが回ってきて、試合に出られるようになったという境遇も同じ。一緒に試合に出る機会もけっこうありましたが、後ろにいて決定的なピンチを何本も止めてくれるし、すごく頼もしいGKだなと思います。
自分がDFでポジションが近いこともありますし、仲も良いので、「あのシーンはどうだった?」という話をけっこうしますね。本当にシュートストップもすごいし、ビルドアップもできるし、個人としては今まで一緒にやってきたJリーグのGKの中で、ナンバーワンじゃないかというぐらいの頼もしさを感じています。

前の回で、『理想のセンターバック』として、「ガチャガチャしてない。むやみに飛び込んだりしない。GKとDFの範囲をしっかり手分けできる選手」という話をしていましたが、僕もDFとして「ここはGKが出なきゃいけない」とか「ここはDFが戻らなきゃいけない」という原理原則をしっかりやらなければいけないと常に思ってプレーしています。そうすれば、迷いなくスムーズに守れるのかなと思っています。
それがきちんとできているかは今でも分からないですが、ルーキーだった頃に、お手本となるようなセンターバックの先輩が2人いて、その先輩のプレーから多くのことを学びました。それでも試合で自分がやられたり、点を入れられたり、悔しい思いをたくさんしてきました。そうやって、いろいろな経験をしてきた中で、徐々につかめてきたのかなと思います。

高木和徹選手 【©︎TOKYO VERDY】

質問をもらいましたね。「試合に出られない時に何を考えているか? どういう心理状態で練習に臨んでいるか?」。基本的には、まず「すごく悔しい」という思いがあります。ただ、「絶対に見返してやる!」じゃないけど、「自分のほうがやれる」という自信はあるので、「練習から見せつけてやろう」という気持ちでやっています。そうすれば必ずチャンスは来る。その時のために常に良い準備するだけです。そう思えるようになったのは、ルーキーの頃に先輩から「見ている人は見ている。ピッチでやっていることは誰かが絶対に見ていてくれるから」と言ってもらったから。そう言われてからは、たとえどんな立場になろうと決して腐らず、常に一生懸命やることを心がけてきました。大宮アルディージャ時代も試合に出られない時期はたくさんあって、その時も今も、先輩の言葉を胸にいろいろ頑張れています。

こうやって改めて振り返ると、大学時代の教えもすごく大きかったですね。明治大学ではサボったりする選手が本当に一人もいなくて、どんな立場だろうと全員が全力でサッカーをやっているという感じでした。それが今も生きてるのかもしれないですね。

山越康平選手 【©︎TOKYO VERDY】

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著者プロフィール

東京ヴェルディは、日本初のプロサッカーチームを目指して設立された1969年の当初から、青少年の育成とスポーツ文化の振興と確立を目的に活動を行っています。1993年の開幕時からJリーグに参戦して初代チャンピオンに輝き、連覇も達成するなど数多くのタイトルを獲得しています。女子チームの日テレ・東京ヴェルディベレーザは設立当初から日本の女子サッカー界を牽引する存在で、多くのタイトルを獲得してきました。日本女子代表にも数多くの選手を送り出しています。男女ともに一貫した育成システムを誇り、世界に通じる選手の育成を続けています。

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