【BOATRACE】片岡雅裕が大外からSG初優勝! 2艇Fに散る 浜名湖SGメモリアル

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 ボートレース浜名湖(静岡県湖西市)の「SG第68回ボートレースメモリアル」は28日、12Rで優勝戦が行われた。最終日は曇り空でオープニング。1Rは北からの追い風3メートルで、9Rまでは追い風がベースだった。10・11Rは西からの右横風に風向を変え、優勝戦の12Rは南からの向かい風となり、風速も5メートルまで強まった。

コンディションが大きく変化していく中でファイナルカードのファンファーレ。レース前には山口剛がピット離れ勝負をにおわしていたこともあり注目が集まったが、山口はセンター枠番の新田雄史、白井英治より少し強め程度。進入はスタート展示通り、折り合いのついた枠なりの3対3で大時計の12秒針が動き始めた。

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 センターからアウトの4艇が早い仕掛け、3コースの新田雄史が内2艇を締めてまくり、バックストレッチは先頭へ。まくり差しに構えた4コースの白井英治は、インの菊地孝平が握り直してきて差し場がなくなった。5コースの山口剛もまくり差しが入らなかった。バックの直線で先頭を走っていた新田と6番手にいた白井に対しフライングコールがあり戦線離脱。

 最後に遅れてターンマーク際を差し込んだ6コースの片岡雅裕が2番手から繰り上がり、2マークは最内有利に先取りしてトップに立った。菊地は準優同様に差し返しを狙ったが、内から来た山口と平本が壁となり万事休す。山口が菊地をけん制しつつ握って回り2番手。菊地は2周1マークで平本に競り勝ち3番手になるのが精いっぱいだった。3連単は6-5-1で2万3460円の19番人気。なお、3と4が絡む舟券はフライング返還。

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 優勝した片岡雅裕【写真3枚】は高知県出身の香川支部、101期の36歳。2007年の丸亀デビューから15年近くが経過している。G1は2017年にびわこの周年記念を勝っているが、SGは3回目の優出で今回が初優勝。

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 「信じられないです」が片岡の第一声。「まだ、(SGを優勝した)実感はないですけれど、やったとは思ってます」と、笑みと涙の両方がこぼれた。5日目の準優勝戦は、4カドからコンマ02の踏み込みを決めて菊地とマッチレースに持ち込むも2着だった。これにより優勝戦は大外枠になったが、「6号艇で勝つチャンスは少ないと思っていたけれど、向かい風になって攻めるチャンスだと思いました。足に関しては変わらずいい状態でした」と優勝戦直前の気持ちを吐露。最後に「SGはそろそろ取りたいと思っていました。一番最初は師匠(秋山広一)に伝えたいです」と締めくくった。

 優勝賞金はフライングが出たため副賞がなくなり3400万円となったが、それでも今年の賞金ランキングでは山口剛7672万円、原田幸哉7382万円に次ぎ、片岡は7013万円で第3位に上昇。今後のSGロードでの活躍が楽しみだ。

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