【マッチプレビュー】2022明治安田生命J3リーグ第13節 いわきFC対ギラヴァンツ北九州
【©︎IWAKI FC】
ギラヴァンツ北九州は、福岡県北九州市をホームタウンとするプロサッカークラブ。クラブ名称の「ギラヴァンツ(Giravanz)」は、イタリア語で「ひまわり(=北九州市の花)」を意味する「Girasole」「前進する」という意味の「Avanzare」を合わせた造語だ。
前身は、1947年に創部され、九州リーグ優勝7回の実績を持つ三菱化成黒崎サッカー部。2001年4月、Jリーグ入りを目指す市民サッカークラブ運営母体「北九州フットボールクラブ」が設立。三菱化学黒崎FCの運営を引き受ける形で、チームは「ニューウェーブ北九州」として船出する。
2007年に九州リーグ優勝。全国地域サッカーリーグ決勝大会で準優勝してJFL昇格。2009年に名称を「ギラヴァンツ北九州」に変更。JFLで4位に入り、J2への参入を決めた。
2010年はリーグ戦31試合連続勝ち試合なしのJリーグワースト記録を更新するなど最下位に沈むも、翌年から復調。2014年にはクラブ最高位である5位に入る。
だが2016年に再び最下位に沈み、J3へ降格。2019年に小林伸二監督兼スポーツディレクターと天野賢一コーチが就任し、復調。前年最下位から優勝という快挙を成し遂げ、見事J2に返り咲いた。しかし2021年、主力選手の流出もあって21位に沈み、再びJ3に降格してしまった。
このようにJ2、J3で激しいアップダウンを繰り返してきたギラヴァンツ北九州。今年は天野賢一監督のもと、J2への返り咲きを目指す。
ただし、現状の戦績は芳しくない。
第12節を終えて2勝4分け6敗の勝ち点10で15位。第11節の福島ユナイテッドFC戦を1対1で引き分け、現状で8試合未勝利と苦境を脱せずにいる。
ただし「勝ち方」を知り、J2でも長く戦ってきたチーム。決してあなどることはできない。上位進出とJ2返り咲き、そして目標として掲げる2030年のACL4強入りに向け、首位・いわきFC打倒を虎視眈々と狙っていることは間違いない。
■DF日高、FW有馬のゴールで逆転勝ち。
しかし、暑さも手伝って思うように試合を運べない。讃岐攻撃陣に左サイドの突破を許し、33分に先制されてしまう。しかし後半開始早々、DF日高大がJリーグ初ゴールとなる見事な直接FKをニアサイドに決めて同点。流れを引き戻す。
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■「相手は登り調子。決して侮れない」村主博正監督
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ギラヴァンツ北九州さんはポゼッションサッカーを展開するチームですが、ここ6試合でなかなか得点が取れていなかった。でもここ2試合はロングボールなども使い、ゴールに直結するプレーが増えるとともに点が取れ始めており、チームとしては上り調子。隙を見せれば間違いなくやられてしまうでしょう。警戒しているのは高澤選手、前川選手、佐藤選手など。J2で十分に戦える力を持った前線の選手達は非常に怖い存在です。
各選手が前節の讃岐戦で出た反省点を意識して、今節の試合に臨むことでしょう。しっかりと内容の伴ったゲームを見せ、なおかつ結果を残したいと思います」
■夏場を控え、激しい戦いが続く。
例年になく厳しい戦いが続くJ3は、いよいよカギとなる夏場を迎える。J2昇格枠「2」を巡る激闘はまだまだ終わらない。J2から降格してきた難敵を相手に快勝して、勢いをつけたい。
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熱き戦いにご期待下さい。
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