【マッチプレビュー】2022明治安田生命J3リーグ第9節 いわきFC対藤枝MYFC
【©︎IWAKI FC】
藤枝MYFCは静岡県の藤枝・志太榛原地域(藤枝市、島田市、焼津市、牧之原市、吉田町、川根本町の4市2町。人口約50万人)をホームタウンとするクラブである。
クラブ名称の「MYFC=マイエフシー」は「わたしの(MY)フットボールクラブ(FC)」という意味。母体となったのは藤枝ネルソンCFという、藤枝東や静岡学園、清水商、清水東など強豪高出身選手が多く在籍した静岡県リーグの強豪クラブ。2010年に東海社会人サッカーリーグ1部の静岡FCと統合。「shizuoka.藤枝MYFC」という名称となり、東海リーグ1部で優勝を果たす。
2011年に東海リーグ1部を連覇。第35回全国地域サッカーリーグ決勝大会で準優勝し、JFL昇格が決定。2012年に登録名を藤枝MYFCに変更してJFLに参戦。2013年にJリーグ入会と2014年のJ3参戦が承認された。
須藤体制2年目の今季は計14選手を補強。DFは小笠原佳祐、神谷凱士とビルドアップに長けたCBが加入。MFはJ3経験豊富な芝本蓮、水野泰輔、ドリブラーの榎本啓吾、特別指定強化選手としてすでにデビューしている久保藤次郎らが入団している。そしてFWは主力が残留。加えてシンガポール1部で得点王となった土井智之、法政大学の点取り屋・中井崇仁ら得点力のある選手を補強した。
今季は第1節でガイナーレ鳥取に3対0で快勝する幸先のいいスタート。第5節から鹿児島ユナイテッドFC、カターレ富山に連敗するも、第7節でギラヴァウンツ北九州に1対0で勝利。悪い流れを断ち切ることに成功し、5月4日の第8節ではFC岐阜との乱戦を制して4対3で勝利し、勢いに乗っている。第8節終了時点の成績は4勝1分け3敗。勝ち点13で8位。現在J3はいわきFC、松本山雅FC、鹿児島ユナイテッドFCが勝ち点17で並ぶ混戦となっており、ここでいわきを倒せば一気に上位が見える。
5月8日の天皇杯福島県代表決定戦で敗れているいわきFCにとって、今節は大切な出直しの一戦。いわきFCは勢いに乗る難敵・藤枝MYFCをいかに攻略するのか。村主博正監督のコメントを紹介しよう。
■「相性は決して悪くない」村主博正監督
【©︎IWAKI FC】
点を取りに行く時には3バック以外の7人全員が攻撃参加してくるなど、非常に勢いのあるチームです。そのためこちらとしては、とにかく勢いを出させないこと。ボランチの鈴木惇選手や前線のベテラン押谷祐樹選手、右サイドのMF久保藤次郎選手は非常にクオリティの高いプレーヤーですし、シンガポールから来たFW土井智之選手もモビリティに優れており、警戒しています。
こちらのメンバーは未定ですが、アタッカー陣については勢いがあり、走れる選手を使いたい。その中で上手さや強さなど、選手一人一人の個性をどう組み合わせるか。起用法と、最も力を発揮できる組み合わせを今一度模索しています。藤枝さんは後半に失点が多い傾向があり、攻撃陣の交代起用は大きなポイントになってくると思います。
積極的に前から来てくれるチームなので、相性は決して悪くありません。上位進出に向けて必死で戦ってくると思いますので、しっかりと準備をします」
■リーグ中盤戦に向け、再び勢いを出せるか。
今節の戦いにぜひ、ご注目いただきたい。
【©︎IWAKI FC】
また、いわきFCの最新情報は現在、"魂の息吹く"noteにて配信中。本マッチプレビューについても厚みを増した形で記載しているので、ぜひチェックしてほしい。
そしていわきFCファンクラブ「LOVE IWAKI」も、会員を随時募集。入会は無料。チケットやグッズの会員限定価格で購入や、メルマガによる情報配信など多くの特典があるのでチェックしてほしい。
熱き戦いに、ぜひご期待を!
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ