セルティックを知る5つのキーワード(3/5) 「Paradise 〜パラダイス〜」

セルティックFC
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【©CelticFC】

セルティックの“生”の言葉をお届けするセルティック辞典。第3回は “Paradise” これであなたもセルティック博士!

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「パラダイス」
 セルティックのホームスタジアム、セルティック・パークは「Paradise」とも呼ばれています。なぜこの愛称が使われるようになっていったのか歴史をさかのぼってみましょう。

 イースタン・ネクロポリスという墓地に接しているセルティック・パーク。実は1888年にオープンした“元祖”セルティック・パークも、墓地の東側にありました。現在のスタジアムからわずかフリーキック程度の距離です。

 しかし当時の家主が家賃を値上げしたため、セルティックはこの機会に、水たまりだらけで廃墟と化していたレンガ畑に、新しいスタジアムを建てることにしました。アイルランドのコミュニティが結集し、10万カート分以上の瓦礫が敷地内から運び出され、建築作業が本格的に始まりました。

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 1892年3月、新スタジアムが盛大にオープンし、ある評論家はこう言いました。「墓場から天国に移り変わったようなものだ」。(パラダイスとは、宗教用語で「天国」や「エデンの園」を意味します)。それ以降セルティックファンの間で、新スタジアムの愛称としてパラダイスが使われるようになったのです。
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著者プロフィール

セルティックFCは1887年に設立されたイギリス・スコットランドの名門サッカークラブで、グラスゴーに本拠地を構えます。世界的に有名なサッカークラブで、2005-06シーズンから2008-09シーズンまで中村俊輔選手が、2007-08シーズンから2009-10シーズンまで水野晃樹選手が所属していました。特に2006年11月、チャンピオンズ・リーグのマンチェスター・ユナイテッド戦で中村選手が決めたフリーキックは、現在でもファンの間で語り継がれています。

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