セルティックを知る5つのキーワード(2/5) 「Bhoys 〜ボーイズ〜」

セルティックFC
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【©CelticFC】

セルティックの“生”の言葉をお届けするセルティック辞典。第2回は “Bhoys” なぜ “Boys”とならないのでしょう?

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「ボーイズ」
 “Bhoys”はチームのニックネームでもあり、「Bh」はアイルランドの柔らかい抑揚のある「B」の文字を表しています。ヨーロッパの多くの言語では、「taverna」と「taberna 」(どちらも居酒屋の意味)のように「b」と「v」が入れ替わったり、「Vienna」と「Wien」(どちらもウィーン)のように「v」と「w」の文字が入れ替わります。

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 アイルランド語やスコットランドのゲール語の「Bh」は通常「v」と発音されますが、「Bhoys」では間違いなく「B」です。しかしながら、1800年代から1900年代の変わり目に「The Bould Bhoys」(Bouldはアイルランド語の「Bold」の転訛でもあります)と書かれたセルティックの絵葉書が作られ、以後その絵葉書の複製が出回りました。「Bould」や「Bold」は無くなりましたが、「Bhoys」という呼び名はそれ以来、チームや選手の愛称として非常によく使われています。
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著者プロフィール

セルティックFCは1887年に設立されたイギリス・スコットランドの名門サッカークラブで、グラスゴーに本拠地を構えます。世界的に有名なサッカークラブで、2005-06シーズンから2008-09シーズンまで中村俊輔選手が、2007-08シーズンから2009-10シーズンまで水野晃樹選手が所属していました。特に2006年11月、チャンピオンズ・リーグのマンチェスター・ユナイテッド戦で中村選手が決めたフリーキックは、現在でもファンの間で語り継がれています。

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