大逆転 岩井千怜ーステップ初出場、初V
【<Photo:Ken Ishii/Getty Images>】
2020-21シーズンJLPGAステップ・アップ・ツアー第17戦『カストロールレディース』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)大会最終日が9月3日、千葉県市原市・富士市原ゴルフクラブ(6,420ヤード/パー72)で行われた。勝負は、通算10アンダーで並んだ岩井千怜、上野菜々子とルーキー同士のプレーオフ。2ホール目で岩井がステップ初出場、初優勝を飾った。今大会は4位の岩井明愛、5位へ阿部未悠と、トップ5へルーキーが4人も顔を揃えた。
(天候:雨時々曇り 気温: 20.2℃ 風速:2.9m/s)
ルーキー同士のプレーオフ。PO2ホール目で熱戦の明暗が分かれる。上野菜々子は第2打を池へ入れ、ダブルボギー。一方、岩井千怜は2パットでパーをセーブした。わかっていても、プロ初優勝は人生で味わったことがない緊張に襲われる。「2パットでいいのに…。手が震えていた。とにかく、うれしい。その他は何も浮かんできません」。絞りだすように話した。
最終日、単独首位スタートの姉、明愛を追う展開だった。前半の9ホールを終了して、一気に首位へ立つ。ところが、上野が猛チャージで後半、首位を明け渡す。残り4ホールで3打差をつけられていた。それでも、あきらめない。
「きっかけが欲しかった。とにかく、試合では守りに入るクセがある。きょうは、攻めるーがテーマ。特にパッティングは強気でカップを狙った」という。15番=9メートル、17番=6メートル、最終18番=6メートルという、怒とうの快進撃。いずれも、難しいスライスラインをねじ込んだ。「最大の収穫は18番です。プレーオフを含めた2回ともに、目に入ったのはピンだけです。ワンランク上がったというか、試合で実践できたことが大きいと思います」。大きく頷いたことが印象に残った。
今年、最終プロテストを合格した93期生の初勝利。トップ5へ4人が入り、今大会を席巻したルーキーたちはかなり手ごわい。(新納 智明)
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ルーキー同士のプレーオフ。PO2ホール目で熱戦の明暗が分かれる。上野菜々子は第2打を池へ入れ、ダブルボギー。一方、岩井千怜は2パットでパーをセーブした。わかっていても、プロ初優勝は人生で味わったことがない緊張に襲われる。「2パットでいいのに…。手が震えていた。とにかく、うれしい。その他は何も浮かんできません」。絞りだすように話した。
最終日、単独首位スタートの姉、明愛を追う展開だった。前半の9ホールを終了して、一気に首位へ立つ。ところが、上野が猛チャージで後半、首位を明け渡す。残り4ホールで3打差をつけられていた。それでも、あきらめない。
「きっかけが欲しかった。とにかく、試合では守りに入るクセがある。きょうは、攻めるーがテーマ。特にパッティングは強気でカップを狙った」という。15番=9メートル、17番=6メートル、最終18番=6メートルという、怒とうの快進撃。いずれも、難しいスライスラインをねじ込んだ。「最大の収穫は18番です。プレーオフを含めた2回ともに、目に入ったのはピンだけです。ワンランク上がったというか、試合で実践できたことが大きいと思います」。大きく頷いたことが印象に残った。
今年、最終プロテストを合格した93期生の初勝利。トップ5へ4人が入り、今大会を席巻したルーキーたちはかなり手ごわい。(新納 智明)
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